リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

届いたホワイトノイズマシンが気に入って、追加で注文

2021年09月15日 | 日々の風の吹くまま
9月14日(火曜日)。🌧☂🌧☁。雨。起きたら寝室とリビングでヒーターが入っていた。これから12月にかけては平年より気温が高めで、比較的雨の多い天候になるらしい。去年も似たような感じじゃなかったかなあ。早い時期に一度くらい雪が降ったような気がするけど、それほど寒かったという記憶がない。巣ごもり真っ盛りで、外に出るのはウォーキングと買い物くらいだったせいかもしれないな。

9時過ぎて、さて今日は何をしようかなと思案していたら、リビングエリアの外のデッキにロープがどさどさ。リビングの窓が窓拭きのスケジュールの最後らしい。今年は外壁の圧力洗浄をやったので、窓ガラスの汚れが特にひどくて、2週間の予定が3週間半。特に東側は我が家の外にルーフデッキ、最上階のバルコニーの上には大きく張り出した屋根があるので、一気に地上まで掃除をすることができなくて効率が悪い。きのうはスパイダーマンが伸長式の柄のついた大きなブラシを持って降りて来て、デッキから23~25階の3フロアの窓を端から端まで洗剤でごしごし。デッキに面した23階は自分でやることになっているんだけど、今年は洗剤のシミが残らないようにと一緒にごしごしやって、スプレーでリンス。おかげで、これから掃除するガラス面が26枚減ってくれた。それにしてもブラシや道具を入れたバケツやスプレーノズルその他をカラビナで腰のベルトから下げていて、腰が痛くならないのかな。



アメリカのHammacher Schlemmerに注文した商品をカナダポストのサイトで追跡していたら、午後になって「今日中」が「配達済」に変わったので、ウォーキングの帰りに取って来ようと、お気に入りのHunterのウェリントンブーツとフリース裏のフード付きパーカという重装備で雨の中を歩いて来て、ロビーの郵便箱を覗いたら、あ、小包ロッカーの大きな鍵。ミニチュア工作用にLED照明付きの拡大鏡スタンドも注文してあったので、箱は大きいけどいたって軽い。待っていたのは新しいホワイトノイズマシン。1962年にSleepmateという名前で最初に売り出されて以来Yogasleepという名前になってもずっとアメリカで作っていて、レビュー欄に「20年使って、まだ健在」というコメントがあったくらいのロングセラー。中に入っているファンが自然なホワイトノイズを出すようになっている、いたってシンプルな装置。スイッチを入れた瞬間に、うわっ、大きな音だぁっとびっくりしたけど、すぐにまったく気にならなくなったからすごい。今まで寝室で使っていたのは「雨」とか「夏の夜(虫の声)」とか「波打ち際」とかいった電子音が中心で、「ホワイトノイズ」もあるけど、ずっと「雨」の音。そろそろ寿命なので買い替えたわけだけど、試しにオフィスでかけていたら、カレシもワタシもすっかり気に入って、オフィス用も欲しいねということに。ほんとに意外と大きな音なんだけど、なぜかリラックスして思考を集中できるから不思議。


もうひとつ買おうということになったけど、アメリカに注文して1ヵ月先に迫ったクルーズに出かける前に届かないと困る。そこでググったら、アマゾンなら送料無料で来週中に届くことがわかって、同じメーカーの同じ機種を1個と、ちょうど英国航空から飛行機の予約を確認するメールが来ていたので、トラベルサイズのを1個注文。トラベルサイズのはファンではなくて電子音だけど、USB経由で充電できるようになっているので便利そう。ずいぶん長いこと寝室でサウンドマシンを使っていたせいか、旅先でもそれがないと寝付けないんだけど、しぃ~んと静まり返っているときの方が寝つきが悪いことが多いから不思議。まあ、睡眠は健康の元で、ぐっすり眠る算段は2人にとって何よりも大切だからね。


カナダの連邦議会選挙と日本の自民党総裁選挙

2021年09月14日 | 日々の風の吹くまま
9月13日(月曜日)。☁🌥🌤。静かな月曜日。ゆうべはなぜか2人ともくたびれて、いつもよりちょっと早く寝てしまったので、目覚めも普通の8時。何か1年以上も巣ごもり状態でいたら、体のリズムがスローダウンしたのか、どんなに楽しくても、遊びのお出かけの後はちょっとヘタレ気味になってしまう感じ。巣ごもりの間に年を取ったということかもしれないけど、だとしたら、何となく老後の貴重な時間をコロナに盗まれたような気がして来る。

連邦議会の総選挙は投票日まであと1週間。選挙カーで候補者の名前を連呼して走り回る慣習がないので静かでいいんだけど、今回は静か過ぎ。争点となるべき問題はいくらでもあるのに、ほんっとに何とも盛り上がらない選挙で、何のための選挙なんだろうな。コロナの第3波が最中に総選挙も何もないもんだけど、少数政権のトルドー君にとっては今が過半数の議席を取って、首相の座を固めるチャンスに見えたのかもしれないけど、さっぱり盛り上がってない。何よりも、与党の自由党、野党の保守党と新民主党の政策が似たり寄ったりでどんぐりの背比べだし、ラジオから流れる政見コマーシャルは、「敵」がわかるまではどの政党がどの政党を攻撃しているのかわからない。最後まで聞かないとどの政党の広告なのかさえわからなかったりする。だいたい注意して聞く人がいるんだろうか。

与野党3党の他に、ケベック州の独立を唱えるケベック党があるし、最近まで内紛で揺れていた緑の党があるし、もうひとつヘンな新しい党があるけど、乱戦という雰囲気はゼロ。何とか影響力がありそうなのは緑の党だけど、環境問題以外には興味がなさそうなone-trick pony(ばかのひとつ覚え)に国政を運営できるのかな。先週ファーマーズマーケットに行ったときに、入口で緑の党の候補者がパンフレットを持って声をかけて来て、こっちは興味がないから黙って通り過ぎたら、ワタシの後ろで「チェッ」とはっきり聞こえる大きな舌打ち。その態度はないと思うけどな。そうやって上から目線で偉そうにしてるから、環境保護には賛成でも、悪いけど緑の党は大嫌いなの。まあ、今どきの若い活動家は視野狭窄症じゃないかと思ってしまうくらい、うん、視野が狭過ぎ。選挙は投票箱を開けてみるまでわからないことが多いけど、自由党は、マイホームの高騰を鎮める策として「個人の自宅の売却益に課税することを検討していた」ことをぽろっと言っちゃった候補がいて、それは絶対にないと火消しに躍起だったけど、これは政府の命取りになるような重大問題。へたをしたら、過半数を取るどころか政権交代になりかねないな。はてさて、またまた自由党の少数政権か、保守党の少数政権か、新民主党はどっちに付くのか、ちょっとおもしろくなって来た。

日本では菅総理がとうとう政権を投げ出して、衆議院総選挙に先立って、勝てば総理大臣になる自民党の総裁選挙。ワタシには関係ないから無責任に言えるけど、高市サンという人はなかなかやりそうな感じだから、日本史上で初の女性首相が誕生したらおもしろいだろうな。安倍サンが後ろについているんだそうだけど、いいじゃないの。東京の小池サンはここのところちょっとかすんでしまってるけど、ここで思いっきり今までとは違う結果になれば、カビと苔とアオクサでよどんだ日本の「オジサン政治」をかき回して、風穴を開けて、少しは新鮮な風を吹かせられるかもしれないじゃないの。何だかこっちの方がずっとおもしろそうな感じ。


広々とした芝生でクロッケーでお遊び

2021年09月13日 | 日々の風の吹くまま
9月12日(日曜日)。⛈☁🌤。夜の間にかなりの雨が降ったようで、起きた時には止んでいたいけど、ルーフデッキはびしょびしょ。今日は午後1時からArts Clubの(短縮)シーズン打ち上げのクロッケーパーティがあるんだけど、予報通りに晴れて来るのかな。会場はバンクーバーのお屋敷町ショーネシーの由緒ある邸宅の広い前庭。芝生はたぶんびしょびしょだろうな。もっとも、クロッケーと言っても、ワイングラス片手のプレー中にいい加減なマイルールが横行する、ADC(後援者の中核グループ)の常連たちのお遊びだから、水しぶきを飛ばしあっての珍プレーが楽しめるかも。

というわけで、起きるのが遅かったから、午前中はともかくのんびりシャワーを浴びて、正午ちょっと前に出発。日曜日だから、道路は空いていて、すいすいと目的地のロバータの邸宅の前に35分で到着。早すぎたので、ショーネシー地区に並ぶすてきな邸宅を眺めながら、今日のウォーキング。日本の総領事公邸があって、菊の紋章が付いているし、他にも領事公邸がいくつもあるらしい。ロバータは最古参のADCメンバーのひとりで、100年以上前に建てられた邸宅で生まれて、ノブレスオブリージュを地で行ってずっと慈善事業を「本業」にしている人。門から家までの距離がけっこうあって、広々とした前庭のそこここにテーブルやいすを置いて、クロッケーの試合はその真ん中。車で乗り付けられるポーティコの前にはモダンな池に噴水。そのすぐそばの花壇には目が覚めるような、カラフルなベゴニアの花。





ポーティコに設えたテーブルでワインを注いでもらって、庭の反対側にあるテーブルでサンドイッチとチーズをお皿に取って、椅子が2つ空いているテーブルに仲間入りして、腹ごしらえ。しばしおしゃべりをしていたら、(産休中の)芸術監督のアシュリーが乳母車を押して入って来たので、さっそく飛んで行って、そろそろ生後8週間になるリース君と初対面。集まってのぞき込んでは「かぁ~わいぃ~」と大興奮している自称「おばば」たちに囲まれて、リース君は真ん丸な目を開けて「何なん、このおばばたち?」と言いたそうな顔。う~ん、かわいいんだもん。



クロッケーは4人ずつのグループに分かれて、2組ずつプレー開始。4人のうち2人が上がったら、そのグループはプレー終了。ワタシは財務部長から引退したヴァレリーと同じ(来シーズンの目玉ミュージカルの名前を取った)「Kinky Boots」組で、ワタシのボールは赤。青空が広がって、芝生は濡れてはいなかったけど、雨の後だからか、重い感じがしてボールがうまく転がらないから厄介。出だしは右打ち、左打ちをとっかえひっかえして順調だったんだけど、折り返しで(私たちの遺言書を作ってくれた弁護士の)リチャートがぐいぐい進めて行って、あっという間に上がり。続いて、ヴァレリーが上がって、)「Kinky Boots」組のプレーは終了。各組の勝者にスポンサーのワインの賞品が贈呈されて、2020年/2021年のシーズンは打ち上げ。来シーズンはほんとに「平常」に戻れるといいね。


周囲の他人への配慮ができない人たちなんだから

2021年09月12日 | 日々の風の吹くまま
9月11日(土曜日)。☁🌧☁🌧。ぱっとしない天気。8時半過ぎに起床して、朝ご飯は9時。いつもの掃除を始めて、ふと外を見たら、えぇぇぇ~っ。何と、何と、リビングの窓の下の6番ストリートと5番アベニューの交差点に仮設ステージが出来ているじゃないの。今日は朝8時から午後6時まで6番ストリートが交通止めになることは、おとといから出ていた標識で知っていたけど、理由を書いていなかったし、何かのイベントかと思ってコミュニティ新聞を見たけど、どこにも何も書いていなかったのに、不意打ちでロックバンド付きの「Recovery Day」(ドラッグやアルコール依存症克服を祝う日)のイベント。コロナ感染拡大が収まっていないのに、許可を出した市役所も市役所だけど、公道でのイベントってどういうつもりなんだろう。そのうちにキッチンに立っていたら足元に振動が伝わって来るくらいの大音響でずんどこずんどこ。

確かに、小都市であっても、その中心街に住んでいれば、いろんなイベントに出くわすのは想定内と言えるから、それなりに受け止めているんだけど、今回は頭に来た。7月の恒例のUptown Liveという音楽フェスティバル(コロナでライブは2年連続で中止)は、同じ道路に作った3つの仮設ステージで一斉に大音響でどんちゃかやって、何万人も集めるアップタウン商工会の目玉行事で、早い時期から宣伝を始めるので、こっちも早めに避難計画を立てられるから文句はない。でも、このRecovery Dayフェスは社会福祉団体が政府の補助金で成り立っていて、カナダ最大の規模だそうだけど、並んだテントのほとんどが支援サービスの宣伝ブースで、はっきり言って(弱者を支える)「自分たちエライ」感が丸出し。(ドラッグや酒にに溺れる弱者がいなければ食いっぱぐれるくせにといじわるなことを言ってみたくなる。)おまけに後片付けも無責任で、時間通りに道路の交通止めを解除できたことがないと来ている。依存症に対する偏見をなくそうというのは高尚な目標だけど、そもそもドラッグに手を出して依存するような素地を持った人間なんだろうという印象を植え付ける結果になっているのに気付いていないから厄介。だから、周囲に住んでいる人たちにせめて「何月何日にイベントをやります」と知らせるくらいの配慮もできないんだと思う。

午前中はヘッドフォンをかけて入って来る音量を下げながら掃除をして、ランチの後はヘッドフォンのノイズキャンセル機能をオンにして、CDプレーヤーにつないで、CCRを聞きながらクロスワードをやったり、ニュースサイト巡りをしたりで何とか対処。でも、3時近くにカレシのヘッドフォンのバッテリがなくなってしまって、「おい、この状態じゃあいられないから、ヘッドフォンを充電している間どこかへ行こうや」。自宅から追い出されるようなもんだけど、自衛策としてはもうそれしかないよね。カレシは徒歩30分のモールにある州営の酒屋に行ってジンを買って来るつもりだったけど、いっそのことバンクーバーのかっての行きつけの酒屋まで遠出しようと提案して、片道1時間近いドライブでイベントの残り時間をつぶすことに。でも、何にでもいいところはあるもので、車の中であれこれおしゃべりしているうちに気持ちがほぐれて、私たちの一番の苦情は、迷惑する周辺の住民への広報という配慮がなかったことだという意見で一致。

まあ、騒音について苦情を言ってもイベントがなくなるわけじゃないし、イベントをやればいやでもロックバンドの大音響が付いて来るんだから、市役所に苦情を入れるなら「事前の広報がなかったために、騒音の不意打ちで苦痛を受けた」ことに焦点を絞るのが一番だと思う。せめて1週間前にわかっていれば、7月の音楽フェスのときのように泊りがけで遠出しなくても、1日だけでもどこかに避難できるんだもの。その機会を与えてほしいというのは決して無理難題じゃないと思うけど、それが通じないんだったら、やっぱりそういう人間が相手なんだということで、時間とエネルギーを無駄に消費しないための自衛策を考えればいい。究極的には、自分の精神的、身体的な安全は、まず自分で守るところから始めないとってことだから。


お金の話は楽しくもあり、めんどうくさくもあり

2021年09月11日 | 日々の風の吹くまま
9月10日(金曜日)。☁☁⛅。あぁ~あ、また1週間が終わり。けさは何だか2人とも寝起きが良くなくて、目が覚めてもしばらくベッドの中でぐずぐずしていたので、やっと朝ご飯を食べようと起き出した頃にはもう9時。まあ、のんびりしていてもいいのがリタイアの真髄のはずで、今日は2人とも決まった予定がないから、気合を入れて(ってのは何かちょっとヘンな気もするけど)のんびり行こう。

なんて、2人でてんでにスマホをいじっていたら、あら、銀行のトニーから電話。先週のミーティングで、トニーが運用する資金にカレシの非課税貯蓄口座(TFSA)と共同名義の投資口座を追加して、投資対象の比率やリスクの配分を変えたので、新しい契約書類にサインが必要だから、アシスタントのクリスに書類のパッケージを送らせると。書類はまずワタシ宛に送るから、ログインしてサイン。いったん送り返したのを次にカレシに送って、同じようにログインしてサインして送り返すという手順。サインはマウスかペンで電子ファイルに入れるんだそうで、何だかやり難そう。オッケーして20分くらいでクリスから送って来たメールの「書類を開く」をクリックしたら、携帯に自動的に暗証番号が送られて来たので、それを入力してログイン。サインするところにはフラグがついていて、最初の署名欄にごちゃごちゃしたサインを入れたら、あとは「クリックしてサイン」と表示してあるところをクリックすると自動的に最初のサインが入力されるしくみ。全部サインし終わったら、「自動的に返送されます」だって。書類をダウンロードして安全なところに保管しておくようにと書いてあるので、ZIPファイルをダウンロード。

クリスから受け取ったというメールが来て、10分くらいで今度はカレシの番。年末だったか、TELUSがEメールのサービスをGoogle Workplaceに移行したときに、カレシは「勝手なとこをしやがって、めんどうくせぇ」とつむじを曲げて無視(実はパスワードを忘れてしまっていた)。そのまま全面的な移行の日が過ぎて、TELUSのアドレスに来るメールにアクセスできないまま(意地になって)放置。それで、カレシがサインするときも、書類はワタシのアドレスに送ってもらって、暗証番号の送り先もワタシの携帯。カレシをワタシのPCの前に座らせて、暗証番号を読み上げてログインさせて、最初の署名欄にサインさせたら、後はワタシがクリック、クリックとサインを入力して、自動返送を確認して、ZIPファイルをダウンロードして、全部終わったよぉとカレシに報告。ワタシ名義の虎の子は現時点で年の初めから6%増で、銀行の元本保証定期なら5年物でも年利は1%がやっとだから、特に大きい共同名義の資金を年利1%の定期に閉じ込めておくのはもったいなさ過ぎじゃん。

世界が戦争中だった幼い頃の貧乏がトラウマになっているのか、お金に関しては石橋を叩いても渡りたがらないのがカレシなんだけど、ワタシだって戦後間もなかった子供の頃は貧乏だった。世界大戦で疲弊したあの頃は、程度の差はあっても、周りがみんな押しなべて貧乏だったような気がする。ワタシとカレシの新婚時代も、月に一度のマクドナルドのランチが唯一の外食だったくらいの貧乏暮らしだったな。でも、お金という動物は、がつがつすればするほど逃げて行くし、節約だ、貯金だとあくせくしていると寄って来ないし、100円でも余っていれば良しとする「どんぶり勘定」だといつの間にか丼がいっぱいになっていたりするからおもしろい。まあ、大雑把ながら収支の見通しを立てて、後はそのときそのときの身の丈以上の贅沢はしないで来た結果として今の2人の暮らしがあるんだと思う。一緒になって46年の間に離婚の瀬戸際ぎりぎりの危機もあったけど、お金のことでは特にルールを作らなくても、一度もけんかをしたことがない私たちって、はて・・・。

バルコニーから見下ろしたら、秋の色づき・・・


窓ガラスも視界もクリアに見通せるのが一番

2021年09月10日 | 日々の風の吹くまま
9月9日(木曜日)。🌤🌥☀。何かヘンに暑い日。きのうが1週間の「瘤の日」だったから、今日はもう下り坂。飽きずに何度も言ってしまうけど、時間が経つのって早いねえ。のんびりと起きたので、きのうエアフライヤーで焼いておいた超厚切りベーコンと卵の朝ご飯はおあずけ。

水やりのカレシについてルーフデッキに出たら、隣のデッキの端まで屋上からロープが張ってあって、あ、窓ふき。先週の金曜日までの予定で、なぜか北東側(ニューウェスト感覚では「東側」)に回って来なかったので、忘れたのかなと思っていたら、作業日程が遅れただけらしい。我が家はリビングの大きな窓と手すりのパネルの外側以外は「手が届くんだから自分てやってね」ということで対象外。来週あたりはずっとさぼっていた窓拭きをしなくちゃと、改めてその「自分でやる」ガラスパネルの枚数を数えたら、内側だけ拭くのはリビングの窓のガラス15枚、内と外を拭くのはルーフデッキとバルコニーに面した42枚(両側で84枚)、そして内側だけの手すりパネルはルーフデッキとパルコニーを合わせて20枚。合計すると、欄間窓から天井から床までの窓壁やパティオドアまで、何と119枚。3年前にやったときは窓クリーナーを3本使い切ったっけなあ。はぁぁ・・・。

久々のクルーズまであと1ヵ月ちょっと。来月の感謝祭の日にローマに飛んで、3日ほど観光してから船に乗るという日程で、Silverseaから安全な航海のためにどんなコロナ対策を取っているかというお知らせが来た。読んでみたら、何とも微に入り細に入りで、最初の要件がワクチン接種済みの証明の提出(完)。次に乗船手続きの時に抗体検査と検温。船内では共用部分でのマスク着用が必須で、密回避のルールが満載。換気設備もアップグレードして、医務室に医師/看護師を常駐させて、万が一感染者が出たときに備えて隔離病室も完備。親会社のロイヤルカリビアンが感染病対策の権威を集めた委員会を作って対策を練ったそうで、万が一航海中にコロナに感染した場合には治療費と帰国費用を払ってくれるというからびっくり。隔離病室があっても治療はできないだろうから、最寄りの寄港地で下ろして病院に搬送しなければならないんだと思うな。まあ、ロイヤルカリビアンの資金力はとてつもなく深いという話だから、乗客の「安心安全」にそれだけお金をかけられるということだな。

午後に眼科から注文してあったコンタクトレンズが出来て来たとの電話。もう1週間ボケ眼で、首や肩は痛くなるし、何とか見えているようでもけっこうストレスになっていたから、今すぐ取りに行きまぁ~す。取るものもとりあえず、財布とマスクをつかんで、2丁先、徒歩5分のオフィスへまっしぐら。受付で代金(2組で4万円ちょっと)を払って、ケースに入ったレンズを受け取って、とんぼ返りで帰って来て、さっそく装着。1週間も裸眼だったので、ちょっとばかり異物感があったけど、それもほんの数分。ぼやけていた世界がはっきり見えて、気分まで高揚して、ああ、よかったぁ。目が見えるってすごい。せっかく見通しが良くなったんだから、本気で気持ちを入れ替えないとね。


イベント感覚でワクチンパスポート反対デモ?

2021年09月09日 | 日々の風の吹くまま
9月8日(水曜日)。🌧☁🌤。夜のうちに雨が降って、カレシは朝のルーフデッキのプランターに水やりをしないでもいいのでご機嫌。今水やりが必要なのはトマト、ピーマン、いちご、そして何度も好き勝手に生えて来るイタリアンパセリと採取した種を蒔いたらあっという間に芽を出して育ったラディッシュが主なところ。空になったオレンジジュースの空きボトルに水を入れて次の水やりラウンドに備えるのは、なぜかいつもワタシ。たくさん成ったミニトマトはやっと色づく気配を見せて来たので、秋が深まらないうちに赤くなってくれるといいけどねえ。

朝ご飯が済んだら、カレシはベトナムの生徒とスカイプレッスン。ワタシはゆうべDropboxからダウンロードしておいた英語訳ファイルの校正。新しいラップトップの設定をちんたらちんたらとやって、まだ壊れたものと入れ替えていないもので、「まだ音声がおかしい。だからスカイプは嫌いなんだ」とぶつぶつ。レッスンが始まったら、今度は、ヘッドフォンをしていても相手の声がスピーカーからも漏れて来て、そばで聞いていると気が散るので、ワタシもヘッドフォン。Boseのヘッドフォンはノイズキャンセリングをオンにしていなくてもかなりの防音効果があるからすごい。オンにしたら周りの音がプッツンと切れて、耳が聞こえないってこんな感じかなと思うくらいしぃ~んとしてしまうんだけど、ワタシはしぃ~んとして物音ひとつしない状態がなぜか(たぶん心理的に)苦手。それで、何にもつながっていないヘッドフォンを頭に乗っけているだけのことが多いけど、それだと周りの音がホワイトノイズの感じになって神経を集中できるから、英語と日本語で同時に考えているようなときにはこういうテクノロジーはありがたいね。おかげで仕事は2時間ほどで終了。

ファイルをDropboxにアップロードして、校正、編集ってけっこうおもしろい仕事だなあ、翻訳よりもおもしろいかも・・・なんて思ってしまって、あ、アカンなあ。リタイアした以上は、お金をもらってやる仕事はほんの時たまにやっているうちが花なんだから。つまり、遊び優先ってことだけど、来週の月曜日からワクチン接種済みを証明する「ワクチンカード」がないと不急の施設やイベントに入れなくなるということで、きのうから申込み受付開始。オンラインではちょっとした障害なんかもあったようだけど、けさまでには何とかほぼ円滑に機能するようになって、たった1日で何と60万人がアクセスしてワクチンカードをゲットしたんだそうな。巷ではワクチン反対、ワクチンカード反対のデモ(というかイベント)がヘンに過激化しているけど、世論調査で回答者の60%が「ワクチンパスポート」に賛成で、半数近くがワクチンを拒否している人は、感染しても接種済みの人と同じように治療を受ける資格はないと回答。アメリカのテキサス州ではコロナで医療が逼迫したときのトリアージの基準に「ワクチン接種の有無」を加えたという話だし、ワクチンを拒否しておきながらいざ感染したら「助けて」と泣きつくのは、きちんと社会的役目を果たした人たちに対してフェアじゃないという感情が起きて来ているんだと思うな。

同じ調査では、5人にひとりがワクチンパスポートの提示を求められて拒否した人は逮捕すべきと考えているという結果が出たそうで、まあ、逮捕云々はちょっと行き過ぎだと思うけど、たぶんワクチン反対デモに集まった人たちの過激化傾向や選挙運動中の首相に投石するといった暴力化を見ての反応だろうな。BC州では新規感染者の80%近く、入院患者のほとんどがワクチン未接種だったそうだし、みんないい加減にしろと怒りたくもなるよね。まあ、しばらくは外食や芝居の予定はないし、26日までは接種したときにもらった手書きのカードを使えるそうなので、急いでいる人たちが終わった頃合いを見て、カードをもらうことにしようっと。


連休明けは日本なら何でも「新」が付く4月1日のような日

2021年09月08日 | 日々の風の吹くまま
9月7日(火曜日)。☀☀🌤。連休明け。夏がちょっとだけ戻って来たような快晴の空で、オフィスでは久々にシーリングファンをオン。朝から、ラジオが「通学ゾーンでは制限速度を守って、徐行しましょう」と連呼。通学ゾーンの速度制限(30キロ)は学校が夏休みの間は効力停止になって、学校が始まるとまた有効になるしくみなので、2ヵ月も普通のスピードで走っていたドライバーの注意を喚起するために、1週間くらいは学校の周辺でスピード違反の取り締まり風景が見られる。だいたいは注意される程度らしいから、レイバーデイの連休明けの風物詩みたいなもんかな。

日本で言えばいろんなことに「新」が付く4月1日みたいなものなので、ワタシも何となくギアを入れ替えようかなという気になって来るから不思議。まあ、コンタクトレンズなしで視界がボケたままでは、何か今ひとつシャキッとしないけど、滞りがちな「平次郎」の脚本の英訳を進めて行って、同時に自分の芝居脚本のいくつかを解体して、スケッチを集めたような小説に編み直すところから始めようかな。自分の分野を模索していた20年近く前に書き始めて放り出した映画脚本があって、ストーリーそのものは家族ドラマなんだけど、ナレーター役が家族のペットのバセットハウンド。芝居に興味が移ってからは改めてPuddlesという名のこの老犬を主役にした舞台劇に書き直そうと思いながらもなかなか手が回らないでいたもの。芝居に関しては、自分で書くのは棚上げして、英語訳/日本語訳に集中すると決めたものの、人間観察が趣味のPuddlesのつぶやきを棚上げするのが忍びないので、いっそのことコメディタッチの短編集にまとめてみようというわけ。けっこうぐうたらなワタシなので、またあちこち寄り道して頓挫しそうだけど、ま、ひとつがんばってみようっと。

でも、創作意欲をかき立てたところで、去年「ちょっとリタイア暮らしから出て来い」と出版本の翻訳チームに引っ張り込まれて、校正とリサーチをやって来たところから、またまた「急な仕事」。プロジェクトの仕事だけのはずが、ちょこちょこと別の仕事を送って来るところを見ると、どうやら社長の企みにはまったらしい。まあ、好奇心の塊みたいなワタシが、ビジネス分野と違って、いろいろとおもしろい学術分野の仕事に飛びついてしまうのを社長は百も承知だし、校正の仕事は翻訳よりも楽だし、社長とはいつのまにか家族ぐるみの付き合いになっているもので、はいはいと二つ返事で引き受けてしまうのがワタシ。

翻訳ファイルが上がって来たところで、今日はもう遅いし、1日画面に顔をくっつけてキーを叩いていたら、首と肩が痛くなったから、仕事は明日の朝ってことにしようっと。早く新しいコンタクトレンズができて来るといいな。そうそう、日曜日はArts Clubのシーズン打ち上げのクロッケーパーティがあるんだけど、それまでに間に合うかなあ。心配になって来た・・・。


政治家の質が落ちているのは世界的な現象じゃないのかな

2021年09月07日 | 日々の風の吹くまま
9月6日(月曜日)。🌤☀。三連休最終日。外はとっても静か。子供たちは明日から学校だし、もしかしたら、みんな遊び疲れなのかも。コロナの心配をして身辺に気を付けながらの遊びじゃ、そりゃ疲れるわな。学校が始まれば始まったで、4年生から12年生(高校3年)は校内ではマスク着用ということになっていても、子供のことだから、親としては心配の種が増えるだろうし、かと言って(親が教える)ホームスクーリングが可能な環境がなければ、学校に行かせなければならないし。でも、親よりも教員組合の方が危険だ、危険だとひときわ声高に騒いでいる感じがするけど、子供のためと称して賃上げを要求する組合だからねえ・・・。

今日はいの一番に連邦議会総選挙の投票。実際の投票日は20日だけど、郵便投票の申し込みをしたらすぐに投票用紙一式が届いたので、忘れないうちにさっさとやってしまおうというわけ。当選が確実な現職は支持する政党じゃないから、コミュニティ新聞で支持政党の候補者を調べて、経歴を調べたら前回選挙の候補者よりも中身のありそうな人なのでオッケー。投票用紙に名前を書き込んで封筒Aに入れて封をして、それを封筒Bに入れて封をしてから署名して日付を書いて、それを選挙管理事務所の住所スタンプがある封筒Cに入れて封をして、差出人の住所スタンプを押して、終わり。カレシにも同じ手順でやってもらって、選挙権の行使を完了。切手は不要で、投票日の午後6時必着。政府は投票所や開票の事務を扱う人が集まらなくて困っているようなので、投票所ではコロナのせいでいつもより長くなりそうな行列がさらに長くなることは必至だから、郵便投票には御の字。政府のコロナ関連の給付や失業手当が潤沢すぎて、低賃金の業界は人手不足で困っているところなので、選挙みたいな超短期の臨時雇い仕事に人が集まらないのは当然だと思うけどなあ・・・。

自由党のトルドー(ジュニア)政権は野党第2党の新民主党(NDP)の協力で成り立って来た少数政権。任期は来年まであるから、コロナで経済も社会も国中がタイヘンなことになっているときに、議会を解散するなんてのは大博打でしかないと思うんだけど、財政は超が付きそうな大赤字で、下手をすると来年は増税せざるをえないかもしれないし、インフレが現実になって金利引き上げを余儀なくされたら、超低金利を利用してぎりぎりのローンを組んでマイホームを手に入れた人たちの家計が破綻しかねない。そうなったら来年の総選挙で負けるのは確実だから、今のうちにコロナ対策の実績を武器に過半数を取って、政権の足元を固めておこうと目論んだんじゃないかな。実際に選挙戦のふたを開けてみたら、国民の反応は何でこんな時にと冷たいし、頼りのNDP(左派)は保守党政権に協力してもいいと言い出すしまつで、最近の調査では、自由党と保守党はほぼ互角のところへNDPが大躍進して、まさに三つ巴の状態。ジャスティンは二代目にしてすでに唐様って感じで、パパのピエールのような政治力を持ち合わせてないからねえ・・・。

日本では今年中(11月?)に総選挙をしなければならないのに、党総裁の任期切れ目前のスガ氏が、その前に国会を解散して、総選挙に(たぶん)勝って政権を固めてから総裁選をやるとかやらないとか言っていたけど、党内でごたごたして、二転三転したあげくに、とうとう総理の座を投げ出しちゃったような感じ。非常事態宣言を出したり引っ込めたりして、でもオリンピックは何としてでもやって、それでコロナは収まるどころか拡大するばかりで、一番迷惑しているのは国民だよねえ。政治家の質そのものが落ちているように見えるのはカナダや日本だけじゃなくて、フランスでもドイツでもアメリカでもそうだけど、いったいどうしちゃったんだろうなあ・・・。


衣替えをして、CCRを聞いて、ドラムのビートでリラックス

2021年09月06日 | 日々の風の吹くまま
月5日(日曜日)。☁⛅。三連休の中日。降りそうで降らなくて、晴れそうで晴れない半ボケの天気。きのうは、午後から先は右目だけコンタクトを入れて半ボケで過ごしたけど、それでは左右の視力があまりにも違い過ぎて、しかも裸眼の左は角膜の不具合がそのままだから、夜には脳みそがぐったりとくたびれてしまったので、今日は思い切って両目ともコンタクトなしの両ボケ。

視界はぼやけてはいるけど見えないわけじゃないし、顔から20センチ以内なら文字を読むにも困らないし、世界が二重、三重に見えていてもごく普通に機能できるだけの勘が発達しているから、家の中にいる限りはまったく不便しないのがラッキーなところ。外に出ると話は別で、信号やヘッドライトなどありとあらゆる光源が視界の中で大輪の花火のように炸裂するから、暗くなったら危なくて歩けないけど、家の中で高いところから見ている限りは、都会の夜景はそれこそ花火大会のフィナーレのワイドスターマインのような豪華さ。ときどきはレンズを外して寝る前に明かりを消したリビングで、目をみはったり細めたりして、ワタシだけの花火大会。災い転じて福は大げさだけど、正常眼の人たちには見せてあげたくても見せてあげられない世界があるってことで。

朝起きた時にはちょっとだけ暖房が入っているようになったので、ここらで思い切って衣替え。と言っても、ウォークインクローゼットから2つ重ねてある衣装ケース(46年前に日本から持って来たもの)を出して来てベッドの上に置いて、たんすの引き出しの夏用のTシャツを衣装ケースの七分袖のTシャツと入れ替えて、クローゼットにぶら下がっている夏のサンドレスやムームーともうひとつの衣装ケースのジャンパースカートやセーターと入れ替えるだけで、20分もあれば済んでしまう。ジャンパースカートは去年裾上げして、切り取った生地でパッチポケットを付けたもので、仕事着としてカタログ通販で買い集めたのはたぶん30年くらい昔の話。頭からストンと被って着られるシンプルさが気に入って、特に好きな5枚は未だに着続けているのが、気に入ったものは何年でもボロボロになるまで使うワタシのファッション。

思いつき仕事が済んでしまったら、後はきのうのストレス疲れを取るためにのんびり。ヘッドフォンでお気に入りのCDを聞きながら、画面から20センチくらいまで目を近づけてのクロスワードパズル三昧。CDは昔から好きなクリーデンス・クリアウォーター・リバイバル(CCR)のベストアルバム『Chronicles Vol. 1』。飽きもせずに繰り返し聞いて、その合間にイーグルスやカナダのバンドTrooperを聞くんだけど、この3つのバンドがワタシの青春時代(1970年代)を代表するベストスリーかな。CCRはジョン・フォガティの泥くさい声、イーグルスはドン・ヘンリーの煙ったい声、(バンクーバー出身の)Trooperはレイ・マクガイアのぶっちゃけ楽しそうな声が大好き。ラジオも70年代、80年代の懐メロロックの専門局をいつも聞いているけど、ふとしたときにドラムのピートに耳を澄ましていると気づくのは、ロックのドラムのビートがワタシの生理的なリズムとぴったり息が合っているからで、ティーンの頃に秘かにドラマーに憧れたせいかもしれない。まあ、女の子のくせにと言われるとわかっていたから、親にも誰にも黙っていたんだけど、「女(の子)のくせに」って、それだけで人生が六方くらい塞がれちゃうんだから、やぁ~な言葉。


都会なんだけど、コヨーテが出没するは蛾の大群が襲来するは

2021年09月05日 | 日々の風の吹くまま
9月4日(土曜日)。☁☁🌧。レイバーデイ三連休の初日。朝からどんよりとした空もようだけど、雨はこれからという感じ。掃除をするのに、よく見えないのはやっぱり不便なので、左目には古いレンズを入れて、ダスターかけと掃き掃除。レンズ探しで床を掃いたので、(今日もレンズは見つからなかったけど)ごみがあまりなくて楽々。でも、モップをかけているうちに左目がひりひり、ごろごろして来て、あ、こりゃあかん。モップかけが終わったところでレンズを外して、点眼薬を入れて、はあぁ~。左目のレンズがなくても何とかなってるんだから、新しいレンズがでて来るまで、もう半ボケで行くしかないかな。

寝室の外のルーフデッキに置いてあるモスキートキラーは完全防水なので、雨に濡れても構わないんだけど、この天気じゃ飛び回る蚊もいないだろうと、中に取り込むつもりで出て行ったら、トラップの中で蛾が2匹も羽をばたばたさせていたのでびっくり。傘の下に虫を引き寄せるライトがあるから、蛾もふらぁ~っと近寄って来るんだろうな。これはうれしい発見。というのも、ノースショア山地の水源地一帯の森林で大発生したヘムロックルーパー(Lambdina fiscellaria)というシャクガの幼虫がツガやトウヒを食い荒らしているところで、成虫になったら蛾の大群がメトロバンクーバーに押し寄せて来ることがわかっているから。蛾の大発生は3年くらい続くんだそうで、去年の今ごろも窓ガラスの外側に何匹もへばりついていて、思わずゲゲッ。今年はその3年目で、先週あたりから、こっちに1匹、あっちに1匹と窓ガラスにくっついているのを見かけていたところ。今年のように猛暑で乾燥した夏はツガの針に炭水化物がたっぷり貯まって、尺取虫にはとっときのごちそうなんだって。

蛾の大群が襲来するというのは、何となくヒッチコック風で不気味な感じだけど、人間には害がないからまだいい方。バンクーバー市のシンボル的存在であるスタンレー公園では、このところコヨーテに襲われる人が続出していて、うかうか散歩もジョギングもできない騒動になっている。コヨーテはオオカミの親戚で、都会の街中にも棲み付いているから厄介。つい6年前まで住んでいた私たちの旧居の道路向かいは市営のゴルフ場で、そこにもコヨーテが何頭か棲んでいて、周囲の遊歩道を歩いていると、立木の日陰で寝そべっているのを何度か見たし、コヨーテが棲み付いてからは、そこら中を駆け回っていたリスの姿が減ったり、近所の飼い犬が行方不明になったりしたし、夜、街灯に照らされた歩道を悠々と歩いているのが二階の窓から見えたっけ。野生動物を見ると餌をやるバカが多いのには困ったもんだけど、都会のコヨーテが人間に慣れるとその人間を襲うようになるという話で、スタンレー公園ではすでに50人近い大人や子供が襲われて怪我をしたから、蛾の大群どころじゃない怖い話。

面積400ヘクタールのスタンレー公園にはコヨーテが250頭くらい棲んでいるそうで、何千人かの市民が署名した嘆願書を受け取ったバンクーバー市もやっと重い腰を上げて、35頭ほどを捕獲して安楽死させると発表。それで公園が安全になるかどうかは怪しいもんだと思うけど、今度はコヨーテの殺処分に反対する市民が嘆願運動を始めて、すでに1万人以上の署名が集まったというから、事態は混沌として来た感じ。コヨーテの他にも、メトロバンクーバーではときどきクーガーが出没するし、これからは冬眠を控えた熊が食べ物を求めて山に近い住宅地をうろつく時期だし、やれやれ、自然と人間の共生って、言うは易しで、ほんとはすごく難しいもんだと思う。


夏の最後の三連休の前の日は半ボケ眼で

2021年09月04日 | 日々の風の吹くまま
9月3日(金曜日)。☀🌤☁。朝からいい天気。レイバーデイの三連休の前の日で、初日の土曜日は雨の予報だけど、日曜日と月曜日にはまあまあの天気らしい。最後の最後の遊びどきで、バンクーバー島へ行くフェリーは今朝早くに今日と明日の便が予約で満杯というニュース。そうだろうなあ。インテリア保健局管内に次いで、北部のノース保健局管内も新規感染の拡大で、何かと制約されるステップ2に戻ってしまって、できたらバケーションの予定を変更しなさいとのお達しだから、人流とやらが反対方向のバンクーバー島の方へ流れるのは、まあ、自然な成り行きだろうな。

ちっとも自然じゃないのは、おとといカナダ各地であったワクチン接種義務化の動きとワクチンパスポートに反対する抗議デモ。バンクーバーでは5000人も集まったそうだけど、デモ隊が押し掛けたのはバンクーバー総合病院で、急患を乗せた救急車が救急センターに近づくのを邪魔したり、ガンの治療に来た患者が道路をびっしりと埋めたデモ隊をかき分けて歩かなければならなかったりで、コロナ感染の脅威にさらされながらも人命を救うために身を粉にして働いて来た医療関係者や一般市民から非難ごうごう。そりゃそうだ。ワクチンの義務化やパスポート発行を計画しているのは医者でも看護師でもないんだから、病院に抗議デモをかけるのはまったくの的外れ。マスクもせずに自由を守れとか大声で喚いていたのは、どう見てもentitled(権利意識が過剰な自己中)と評されるSNS世代。そのどれだけがどや顔の写真をインスタなんかに投稿したんだろうな。メディアには先頭に立って叫んでいるいかにもおバカ丸出しの女性の写真がでかでかと載っていたし、自分たちがたくさんの人たちにしたように、将来自分の人生やキャリアを挫くネタにならないといいけどね。はて、そこまで考えが及ぶ連中じゃないかな。

でも、一大事が起きたワタシには、そんな連中のことに怒ったり、呆れたりしている暇なんかない。朝ご飯が済んだらいの一番に眼科のバクラ先生との予約の取り付け。というのも、ゆうべ寝るときにコンタクトを外そうとしたら、なぜか左の目にレンズが入っていなかったのでびっくり。そういえば、歩きながら何気なく目尻をこすって、それから何となく違和感があったから、ドライアイ気味なのでこすったときにレンズが飛び出したのかもしれない。そう思って、家じゅうを箒で丁寧に掃いてみたんだけど、いつものごみは集まってもレンズは影も形もなし。しょうがないから、今日は予備にとってある古い(前回の)レンズを入れて、予約サイトのコメント欄に、これこれしかじかなので、検眼せずに注文できるならそうしちゃってぇ~と書き込んで、後は返事待ち。昼前に電話が来て、「検眼は不要なので、すぐに新しいのを作りますね」。じゃあ、万が一また無くしたときに備えて2組お願い。そのうち仮に入れたレンズは、2年近く使って微細な傷ができているのか、目にゴミが入ったようになって来たので、午後にはギブアップ。遠くを見るように設定してある右のレンズだけでも、ウォーキングも晩ご飯の調理も無事にこなせてひと安心。半ボケ状態でも何とかなっているのは、コンタクト使用歴40年の実績と、裸眼0.008の視力に慣れているせいかな。でも、早く新しいレンズができて来るといいな。

ウォーキングの帰りに覗いた郵便箱には封筒が2通。うは、さきおとといに申し込んだばかりの郵便投票の用紙一式。オンラインの申し込みサイトには、コロナのせいで時間がかかるかもなんて書いてあったけど、早いなあ。よく見たら、差出人の部分にニューウェストの住所の選挙管理事務所のスタンプ。中に入っていた返信用封筒の宛先も同じ住所のスタンプ。投票所では候補者の名前を印刷した用紙をくれるけど、送って来た投票用紙は自分で候補者の名前を書くようになっている。はて、ニューウェストミンスター/バーナビー選挙区の現職は新民主党のジュリアン議員で、ニューウェストは新民主党の牙城だから再選は確実だろうけど、自由党、保守党、緑の党、その他誰が立候補しているのか、ちょっと調べてみなくちゃ。



季節が変わったせいか元気がもりもり

2021年09月03日 | 日々の風の吹くまま
9月2日(木曜日)。☀☀☀。いかにも秋晴れという感じの青空で、ルーフデッキに出るととぉ~ってもいい気持。深呼吸すると季節が変わって何かが吹っ切れたような気がして、ちょっと鋭気みたいなものが感じられるから不思議。この週末は夏休み最後の三連休で、子供たちは連休が明けると新学年だから、やっぱり秋は新たな出発点という感覚がしみ込んでいるのかもしれないな。

今日のカレシはレッスンがないので、新しいラップトップにまずスカイプをセットアップすることに専念。半分壊れた状態のSurfaceがまだデスクに陣取っっているので、外付けのキーボートとマウスは置き場所がないからと、まだ箱に入ったまま。いの一番に「画面に何にも出て来ないぞ」。電源は入れたのと聞いたら「入れた。ライトがついている」。ふぅ~ん、どれどれと、タッチパッドの隅っこを押したら、起動画面の壁紙がぽこっ。「タッチパッドのどこを押せばいいんだ」と聞くから、左側の隅っこがいいよ。ワタシのSurfaceもそうだよ。「このPINを入れるのがめんどくさい」。あら、朝起動したときにちゃちゃっと数字を4つ入れたら後はいらないじゃん。しばらくして、「ペンはどこにつけんのかなあ」。みんな右利きだから、右側じゃないのかな。「あっ、くっついた」。しばらくして、「アイコンをタッチしても反応しない」。指のおなかでしっかりタッチしてみて。「指先でちょこっと触っただけじゃダメなんだ」。そう、うっかり触ってやっていることが中断されないようにってこと。やれやれ。でも、使い心地はいいそうで、気に入ったらしいから、こっちもほっ。

今日は元気が余っているのか、ふだんやらないことをやって、けっこうちょこまか。前代未聞の炎暑でいきなりトウが立ってしまった野菜類は、その後どれも葉も茎も枯れたけど、種が豊作。水やりに出て来たカレシの後をついて回って、どれが何の種なのか聞いて、工房からプラスチックのカップを持ち出して来て、ラディッシュ、シラントロ(コリアンダー)、イタリアンパセリ、アルギュラ(ルッコラ)、ディル、チャイブ(エゾネギ)、青ネギの種を収穫。カレシは種を採っては次世代を育てるのが趣味みたいになっているけど、集めた種を識別する名札を付け忘れることが多いので、種を保存しているミニ冷蔵庫には「謎の種」がいっぱい。でも、人におすそ分けしようと思ったらそれでは困るので、名前を書いたポストイットをとりあえずカップにペタッ。青ネギはプランターに種を落としては新しく育って、また種を落としてというのを3年くらい繰り返したので、ネギはぶっといし、ネギ坊主も巨大。ラディッシュの種は即プランターに蒔いたら、あっという間に芽を出して、今が収穫期。



ほんとに秋らしい青空の下を、今日はクィーンズパーク地区でウォーキング。何か1日中機嫌が良かった気分で、晩ご飯は思いっきりの思いつきメニュー。きのうスーパーでアヒまぐろがセールになっていたので、白い筋がほとんど入っていない極上の塊から飛び切り分厚いのを2枚(750グラム!)切り出してもらって、何を作ろうかと思っていたところ。量が多いから、1枚は冷凍して、もう1枚でポケ丼と刺身。カレシが育てた小さな東洋ナスを焼きナスにして、冷凍のあさりで吸い物。まとめて大きなトレイに並べれば、飛ばない極楽とんぼ航空のファーストクラスの気分。思いつきメニューだとどうしていつもご馳走風になるんだろうな。



資産を増やすよりも遊びの資金を稼ぐのが狙いなので

2021年09月02日 | 日々の風の吹くまま
9月1日(水曜日)。☀☀☀。今日から9月。でも、外は何となく8月の名残り、というかちょっぴり夏の気分。何て考えていたら、一つのフェーズが終わったのか、まったく新しいフェーズが始まるのか、はて、よくわからない。ま、よくわかっているのは、この年になっても人生はよくわからかないことばかりということくらい。ふと顔を上げたら、山の上に何となくかわいい雲がぽっかり。いいなあ、雲は気楽で、しかも無限に変わることができて。



今日はワタシの「お姉ちゃん」のケイトの82歳の誕生日なので、いの一番におめでとうメール。Arts Clubの後援者の集まりで親しくなったケイトはスウェーデン系で、幼児教育が専門の教育学博士で、長年大学で教えていた人。長女に生まれて、小さい頃から心の奥の奥でずぅ~っと欲しくてたまらなかった「お姉ちゃん」のイメージそのもので、ワタシももっと年を取ったらこんな人になりたいなあと見上げると同時に、ためらわずに甘えてしまえる、まさに神さまの贈り物としか思えない人。ケイトお姉ちゃん、ハッピーバースデイ!

今日は午後2時にトニーと道路向かいの支店で会う約束が入っていて、まずワタシの投資口座をチェックして、次にカレシの口座にカレシのユーザーIDと(ワタシがセットしてあげた)パスワードを使ってアクセスしてチェック。ワタシの個人年金口座(RRIF)と非課税貯蓄口座(TFSA)はトニーに運用してもらっているけど、安全第一のカレシはどちらも定期を回しているだけなので、特におととし開設したTFSAは同じ規定上限の金額を入れて来たのに残高にかなりの差がついてしまって、さすがに何とかしたいという気になったのが、今回の相談の発端。トニーが待っていたオフィスではデスクにアクリル板が取り付けてあって、換気のためドアは開けたまま、3人ともマスクをしたままでのミーティング。トニーから投資市場の今と見通しの説明を聞いて、ワタシのRRIFとTFSAのポートフォリオを50%債券投資と50%株式投資に変え、カレシのTFSAと共同名義の投資口座も同じ構成で新たにトニーに運用してもらうことして、カレシのRRIFは当面そのままということに決定。今回はカレシも納得しての変更で、トニーは「これでもまだ手堅いから、安全度はほぼ同じ」と言い、カレシも「生活に必要な金じゃないから、少しは冒険してもいいかなと思ってね」。まあ、子供がいない私たちとしては、資産を増やすというよりも遊びの資金を稼いでくれればいい方なので、欲張ってもリスクが高くなるだけの話。

それではそういうことでと、トニーと「肘鉄交換」で挨拶をして帰って来たら、郵便箱に小包ロッカーの大きな鍵。開けてみたら、平たい箱。おお、行方不明だったキーボードが届いている。(発送ラベルにはちゃんと「2の2」と書いてある。)未配達の苦情を受けたカナダポストの「調査部」が真っ先に調べたのは、おそらく仕分け場かきのう「2の1」を配達したトラックだったと思う。で、案の定取り残されていた小包「2の2」を見つけて、きのうの確認メールの通りに即配達となったんだろうな。カナダポストもなかなかやるじゃないの。やれやれ、9月の初日は何かと忙しい気分だった。


郵便投票の登録はクリックで、迷子郵便の苦情はチャットで

2021年09月01日 | 日々の風の吹くまま
8月31日(火曜日)。☁🌥🌤。8月最後の日。朝起きてみたら、家中でヒーターが入っていた。まあ、4ヵ所にあるサーモスタットは、どれも暖房のレベルを示す炎マーク(最大5本)が1本だけだったから、ちょっと寒くなったかなという程度だろうと思うけど、まだ夏が終わってないってのに、何なの、もう。もしかして雪がどかどかと降る厳冬になる予兆とかじゃないといいけど。

連邦議会の総選挙、投票日がいつなのか忘れてしまったくらいぜんぜん盛り上がってない。今回は郵便で投票できるというので、投票所に行かなくてもいいなら投票日がいつでもいいんだけど、それにしても国政選挙としてはどうなんだろう。オンラインで申し込むには身分証明になるものがあればいいみたいで、リストにあれこれある中から一番手っ取り早い運転免許証を選んで、カレシのとワタシのをPDFファイルにスキャンして、まずはカレシから。主にイエスかノーかの質問に順次答えて行って、名前、住所、メールアドレス、電話番号を入れて、運転免許証のファイルをアップロードして、申し込み。次にワタシの分を同じ手順で申し込み。それぞれ宛の9ケタの登録参照番号が送られて来て、あとは投票用紙一式が送られて来るのを待つだけ。これで、投票所に出向いて、受付で投票券を出して、有権者名簿と突き合わせて本人を確認して、番号付きの投票用紙をもらって、(次の人が受付で待っている間に)投票する候補者の名前の横に「✕」を付けて、折りたたんだ用紙を受付のテーブルに持って行って、番号の部分を切り取ってもらってから自分の手で投票箱に入れるという何とも手間ひまのかかることをしなくても済むってこと。いつも郵便投票にすればいいのになあ。

午後になって、きのう届いたラップトップを取りに向かいの郵便局へ。こういうときは街中住まいは便利至極。カウンターで通知を出して、身分証明の運転免許証を見せて、はいと渡されたのは箱1個。注文はラップトップの他にワイヤレスのキーボードとマウスのコンビがあったんだけど、もう1個ないか聞いても「ありません」。もしかしてキーボードも一緒に入ってるのかもしれないと、とりあえず受取の署名をして持ち帰ったけど、中身はラップトップだけ。発送ラベルには「2の1」という表示があるから、もう一度郵便局に電話して1個残っていないかチェックしてもらったけど「ありませんねえ」。じゃ、どこに問い合わせようか。HPは「2の1」と表示してるから、ちゃんと2個とも発送したとみていいけど、送料無料のせいか別々の梱包なのに追跡番号と参照番号がまったく同じなのが問題をややこしくしているんだと思う。となると、カナダポストか。カスタマーサービスの番号を探し出してかけてみたら、「チャットの方が迅速に対応できますのでご利用ください」だって。へえ。ま、電話だと延々と待たされるし、英語の訛りが強くて聞き取り難いことも多いので、よし、チャットしてみようっと。

カナダポストのサイトにアクセスして「チャット」をクリックしたら、「ヴァーチャルアシスタント」が対応。でも、けっこうよく設計されている感じで、「チケットを作る」(正式に苦情を申し入れる)かと聞かれたので、はい、そうしてちょうだい。追跡番号や配達先住所やメールアドレスや電話番号を入力して、ちゃかちゃかやっていたら「カナダポストで調査しますので、3日ほどかかります」と言って、チケット番号をくれて、すぐに確認のメールが来たから驚き。要するに迷子になった郵便物の行方を探すのが仕事の部門があるってことで、見つかったら即配達するとのこと。金曜日になっても配達されなかった場合は発送元に連絡しなさいと書いてあった。ぜひ見つけてほしいもんだけど、はて、見つかるかなあ。