リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

夫婦も婦夫も夫夫も婦婦も、みんな「ふうふ」

2021年09月22日 | 日々の風の吹くまま

9月21日(火曜日)。☀☀🌤。夏の最後の日。夏の猛暑で雪解けが進んで黒々としていたベーカー山の山腹も白い部分が広がっている感じ。空にはポップコーンをまき散らしたような秋の雲がいっぱい。これ、さば雲なのか、いわし雲なのか、うろこ雲なのか、区別がつかないけど、びっしり集まっているのに、すごく爽やかな感じ。あんまり気持ちがいいので、朝ご飯の後で思いついて窓拭き。雑巾を何枚かワイパーモップのバッドの大きさに切って取り付けて、窓クリーナーを持って、いざ。まずはリビングの窓、次いでダイニングのパティオドアと窓壁。脚立を上り下りしなくても上まで手が届くので安全だし、何よりも仕事が捗っていい。視界が明るくなったのに気を良くして、ついでにオフィスと寝室もやっつけて、はぁ、何ともいい気分。

きのうの連邦議会選挙は、郵便投票の集計はこれからだけど、トルドー君率いる自由党の勝利が確定。でも、またもや少数政権で、議会の構成も解散前とあまり変わらないから、まさに、same old-same old(いつもとおんなじにおんなじ)で、焦点の定まらない選挙でお金のかかる公約をばらまいているうちに、選挙が終わってみたら中国発の株価不安で経済の回復が怪しくなるしまつ。何のために600億円もかけて総選挙をやったんだか。そうでなくたってコロナ対策が手厚すぎて(それはそれでいいとしても)、国の財政は目が潰れそうな大赤字になってしまってるのに、どうするつもりなんだろうね。まあ、社会が大きく変わることはなさそうで、やっぱりsame old-same oldだろうなあ。

ずっと前からArts Clubのピーターとパートナーのダグをディナーに呼んでいたけど、なかなかその日が決まらないでいたので、おおい、ピーターやぁ~いっと日付の候補を並べたメールを飛ばしたら、やっとのことで「ごめん。忙しかったもんで」と返事があって、「10月1日がいいんだけど」。オッケー、じゃあ10月1日ってことで、我がおうちレストランはマスク不要、ワクチンカード不要だからねと返事。ディナーの主賓はダグの方で、おととしの南半球のクルーズで、Silverseaが手配したニュージーランド航空の座席が離ればなれだったのを、空港業務のマネージャーであるダグが隣同士に変えてくれたので、コロナのおかげで1年半も経ってしまったけど、そのお礼。

ピーターとダグは同性婚のカップルで、オーストラリアの演劇学校の出身でArts Clubのイベントにいつも過激なファッションで現れるピーターに対して、ずっと年上のダグは落ち着いた紳士という感じ。コロナのせいで旅客便が無期運休になってしまったので、今は「一時帰休」中。と言っても、一般のレイオフと違って、雀の涙ながらも毎月手当をもらっていて、運航が再開したらすぐに元の仕事に戻れることになっているとか。持て余し気味の暇をつぶすのに、友だちの運送会社でアルバイトをしているそうで、「早く制服を着て空港に行きたいよ」。カナダでは16年前に同性の法律婚が正式に認められて以来、あちこちにもうあたりまえにいるので、同性カップルを好奇の目で見る人は少なくなったと思う。ワタシの交流範囲にも何組かいて、少なくともワタシにはみぃ~んなごくごく普通のカップルという感じ。結婚したカップルを表すのに、日本語だと「夫婦」という単語しかないけど、人生の苦楽を分かち合うことを誓ったカップルであれば、「夫夫」でも「婦婦」でも、もちろん「夫婦」(または婦夫)でも、みんな「ふうふ」。よしっ、腕まくりして豪華メニューを考えなくちゃ。何がいいかなあ。