リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

お金の話は楽しくもあり、めんどうくさくもあり

2021年09月11日 | 日々の風の吹くまま
9月10日(金曜日)。☁☁⛅。あぁ~あ、また1週間が終わり。けさは何だか2人とも寝起きが良くなくて、目が覚めてもしばらくベッドの中でぐずぐずしていたので、やっと朝ご飯を食べようと起き出した頃にはもう9時。まあ、のんびりしていてもいいのがリタイアの真髄のはずで、今日は2人とも決まった予定がないから、気合を入れて(ってのは何かちょっとヘンな気もするけど)のんびり行こう。

なんて、2人でてんでにスマホをいじっていたら、あら、銀行のトニーから電話。先週のミーティングで、トニーが運用する資金にカレシの非課税貯蓄口座(TFSA)と共同名義の投資口座を追加して、投資対象の比率やリスクの配分を変えたので、新しい契約書類にサインが必要だから、アシスタントのクリスに書類のパッケージを送らせると。書類はまずワタシ宛に送るから、ログインしてサイン。いったん送り返したのを次にカレシに送って、同じようにログインしてサインして送り返すという手順。サインはマウスかペンで電子ファイルに入れるんだそうで、何だかやり難そう。オッケーして20分くらいでクリスから送って来たメールの「書類を開く」をクリックしたら、携帯に自動的に暗証番号が送られて来たので、それを入力してログイン。サインするところにはフラグがついていて、最初の署名欄にごちゃごちゃしたサインを入れたら、あとは「クリックしてサイン」と表示してあるところをクリックすると自動的に最初のサインが入力されるしくみ。全部サインし終わったら、「自動的に返送されます」だって。書類をダウンロードして安全なところに保管しておくようにと書いてあるので、ZIPファイルをダウンロード。

クリスから受け取ったというメールが来て、10分くらいで今度はカレシの番。年末だったか、TELUSがEメールのサービスをGoogle Workplaceに移行したときに、カレシは「勝手なとこをしやがって、めんどうくせぇ」とつむじを曲げて無視(実はパスワードを忘れてしまっていた)。そのまま全面的な移行の日が過ぎて、TELUSのアドレスに来るメールにアクセスできないまま(意地になって)放置。それで、カレシがサインするときも、書類はワタシのアドレスに送ってもらって、暗証番号の送り先もワタシの携帯。カレシをワタシのPCの前に座らせて、暗証番号を読み上げてログインさせて、最初の署名欄にサインさせたら、後はワタシがクリック、クリックとサインを入力して、自動返送を確認して、ZIPファイルをダウンロードして、全部終わったよぉとカレシに報告。ワタシ名義の虎の子は現時点で年の初めから6%増で、銀行の元本保証定期なら5年物でも年利は1%がやっとだから、特に大きい共同名義の資金を年利1%の定期に閉じ込めておくのはもったいなさ過ぎじゃん。

世界が戦争中だった幼い頃の貧乏がトラウマになっているのか、お金に関しては石橋を叩いても渡りたがらないのがカレシなんだけど、ワタシだって戦後間もなかった子供の頃は貧乏だった。世界大戦で疲弊したあの頃は、程度の差はあっても、周りがみんな押しなべて貧乏だったような気がする。ワタシとカレシの新婚時代も、月に一度のマクドナルドのランチが唯一の外食だったくらいの貧乏暮らしだったな。でも、お金という動物は、がつがつすればするほど逃げて行くし、節約だ、貯金だとあくせくしていると寄って来ないし、100円でも余っていれば良しとする「どんぶり勘定」だといつの間にか丼がいっぱいになっていたりするからおもしろい。まあ、大雑把ながら収支の見通しを立てて、後はそのときそのときの身の丈以上の贅沢はしないで来た結果として今の2人の暮らしがあるんだと思う。一緒になって46年の間に離婚の瀬戸際ぎりぎりの危機もあったけど、お金のことでは特にルールを作らなくても、一度もけんかをしたことがない私たちって、はて・・・。

バルコニーから見下ろしたら、秋の色づき・・・