リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

周囲の他人への配慮ができない人たちなんだから

2021年09月12日 | 日々の風の吹くまま
9月11日(土曜日)。☁🌧☁🌧。ぱっとしない天気。8時半過ぎに起床して、朝ご飯は9時。いつもの掃除を始めて、ふと外を見たら、えぇぇぇ~っ。何と、何と、リビングの窓の下の6番ストリートと5番アベニューの交差点に仮設ステージが出来ているじゃないの。今日は朝8時から午後6時まで6番ストリートが交通止めになることは、おとといから出ていた標識で知っていたけど、理由を書いていなかったし、何かのイベントかと思ってコミュニティ新聞を見たけど、どこにも何も書いていなかったのに、不意打ちでロックバンド付きの「Recovery Day」(ドラッグやアルコール依存症克服を祝う日)のイベント。コロナ感染拡大が収まっていないのに、許可を出した市役所も市役所だけど、公道でのイベントってどういうつもりなんだろう。そのうちにキッチンに立っていたら足元に振動が伝わって来るくらいの大音響でずんどこずんどこ。

確かに、小都市であっても、その中心街に住んでいれば、いろんなイベントに出くわすのは想定内と言えるから、それなりに受け止めているんだけど、今回は頭に来た。7月の恒例のUptown Liveという音楽フェスティバル(コロナでライブは2年連続で中止)は、同じ道路に作った3つの仮設ステージで一斉に大音響でどんちゃかやって、何万人も集めるアップタウン商工会の目玉行事で、早い時期から宣伝を始めるので、こっちも早めに避難計画を立てられるから文句はない。でも、このRecovery Dayフェスは社会福祉団体が政府の補助金で成り立っていて、カナダ最大の規模だそうだけど、並んだテントのほとんどが支援サービスの宣伝ブースで、はっきり言って(弱者を支える)「自分たちエライ」感が丸出し。(ドラッグや酒にに溺れる弱者がいなければ食いっぱぐれるくせにといじわるなことを言ってみたくなる。)おまけに後片付けも無責任で、時間通りに道路の交通止めを解除できたことがないと来ている。依存症に対する偏見をなくそうというのは高尚な目標だけど、そもそもドラッグに手を出して依存するような素地を持った人間なんだろうという印象を植え付ける結果になっているのに気付いていないから厄介。だから、周囲に住んでいる人たちにせめて「何月何日にイベントをやります」と知らせるくらいの配慮もできないんだと思う。

午前中はヘッドフォンをかけて入って来る音量を下げながら掃除をして、ランチの後はヘッドフォンのノイズキャンセル機能をオンにして、CDプレーヤーにつないで、CCRを聞きながらクロスワードをやったり、ニュースサイト巡りをしたりで何とか対処。でも、3時近くにカレシのヘッドフォンのバッテリがなくなってしまって、「おい、この状態じゃあいられないから、ヘッドフォンを充電している間どこかへ行こうや」。自宅から追い出されるようなもんだけど、自衛策としてはもうそれしかないよね。カレシは徒歩30分のモールにある州営の酒屋に行ってジンを買って来るつもりだったけど、いっそのことバンクーバーのかっての行きつけの酒屋まで遠出しようと提案して、片道1時間近いドライブでイベントの残り時間をつぶすことに。でも、何にでもいいところはあるもので、車の中であれこれおしゃべりしているうちに気持ちがほぐれて、私たちの一番の苦情は、迷惑する周辺の住民への広報という配慮がなかったことだという意見で一致。

まあ、騒音について苦情を言ってもイベントがなくなるわけじゃないし、イベントをやればいやでもロックバンドの大音響が付いて来るんだから、市役所に苦情を入れるなら「事前の広報がなかったために、騒音の不意打ちで苦痛を受けた」ことに焦点を絞るのが一番だと思う。せめて1週間前にわかっていれば、7月の音楽フェスのときのように泊りがけで遠出しなくても、1日だけでもどこかに避難できるんだもの。その機会を与えてほしいというのは決して無理難題じゃないと思うけど、それが通じないんだったら、やっぱりそういう人間が相手なんだということで、時間とエネルギーを無駄に消費しないための自衛策を考えればいい。究極的には、自分の精神的、身体的な安全は、まず自分で守るところから始めないとってことだから。