リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

カナダの連邦議会選挙と日本の自民党総裁選挙

2021年09月14日 | 日々の風の吹くまま
9月13日(月曜日)。☁🌥🌤。静かな月曜日。ゆうべはなぜか2人ともくたびれて、いつもよりちょっと早く寝てしまったので、目覚めも普通の8時。何か1年以上も巣ごもり状態でいたら、体のリズムがスローダウンしたのか、どんなに楽しくても、遊びのお出かけの後はちょっとヘタレ気味になってしまう感じ。巣ごもりの間に年を取ったということかもしれないけど、だとしたら、何となく老後の貴重な時間をコロナに盗まれたような気がして来る。

連邦議会の総選挙は投票日まであと1週間。選挙カーで候補者の名前を連呼して走り回る慣習がないので静かでいいんだけど、今回は静か過ぎ。争点となるべき問題はいくらでもあるのに、ほんっとに何とも盛り上がらない選挙で、何のための選挙なんだろうな。コロナの第3波が最中に総選挙も何もないもんだけど、少数政権のトルドー君にとっては今が過半数の議席を取って、首相の座を固めるチャンスに見えたのかもしれないけど、さっぱり盛り上がってない。何よりも、与党の自由党、野党の保守党と新民主党の政策が似たり寄ったりでどんぐりの背比べだし、ラジオから流れる政見コマーシャルは、「敵」がわかるまではどの政党がどの政党を攻撃しているのかわからない。最後まで聞かないとどの政党の広告なのかさえわからなかったりする。だいたい注意して聞く人がいるんだろうか。

与野党3党の他に、ケベック州の独立を唱えるケベック党があるし、最近まで内紛で揺れていた緑の党があるし、もうひとつヘンな新しい党があるけど、乱戦という雰囲気はゼロ。何とか影響力がありそうなのは緑の党だけど、環境問題以外には興味がなさそうなone-trick pony(ばかのひとつ覚え)に国政を運営できるのかな。先週ファーマーズマーケットに行ったときに、入口で緑の党の候補者がパンフレットを持って声をかけて来て、こっちは興味がないから黙って通り過ぎたら、ワタシの後ろで「チェッ」とはっきり聞こえる大きな舌打ち。その態度はないと思うけどな。そうやって上から目線で偉そうにしてるから、環境保護には賛成でも、悪いけど緑の党は大嫌いなの。まあ、今どきの若い活動家は視野狭窄症じゃないかと思ってしまうくらい、うん、視野が狭過ぎ。選挙は投票箱を開けてみるまでわからないことが多いけど、自由党は、マイホームの高騰を鎮める策として「個人の自宅の売却益に課税することを検討していた」ことをぽろっと言っちゃった候補がいて、それは絶対にないと火消しに躍起だったけど、これは政府の命取りになるような重大問題。へたをしたら、過半数を取るどころか政権交代になりかねないな。はてさて、またまた自由党の少数政権か、保守党の少数政権か、新民主党はどっちに付くのか、ちょっとおもしろくなって来た。

日本では菅総理がとうとう政権を投げ出して、衆議院総選挙に先立って、勝てば総理大臣になる自民党の総裁選挙。ワタシには関係ないから無責任に言えるけど、高市サンという人はなかなかやりそうな感じだから、日本史上で初の女性首相が誕生したらおもしろいだろうな。安倍サンが後ろについているんだそうだけど、いいじゃないの。東京の小池サンはここのところちょっとかすんでしまってるけど、ここで思いっきり今までとは違う結果になれば、カビと苔とアオクサでよどんだ日本の「オジサン政治」をかき回して、風穴を開けて、少しは新鮮な風を吹かせられるかもしれないじゃないの。何だかこっちの方がずっとおもしろそうな感じ。