リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

デジタルとアナログのホワイトノイズの違いを分析してみた

2021年09月20日 | 日々の風の吹くまま
9月19日(日曜日)。☁🌧☁。起床8時半。何だかこのところほんっとによく眠っているという感じ。夜中にふっと目が覚めたりするのはあまり変わってないけど、何かすぐにすとんと眠りに戻っているようで、ああよく寝たなという気分で目が覚める。カレシもよく眠っているそうなので、新しいホワイトノイズマシンのおかげかな。たしかに、今まで使っていたデジタルのサウンドスケープマシンのホワイトノイズとはちょっと違っている感じで、何が違うのかというと、音質というのか、音の流れ方というのか、少なくともワタシの耳は微妙な違いを感じ取っているような気がする。

新しいマシンは、回っているファンがケースに配置した空隙から空気を押し出すことでごぉ~という音を出す仕組みで、底に貼ってあるUL認証ラベルに印刷された製品カテゴリーはずばり「ポータブルファン」。持ち運べる小さいケースの中に小さいファンが入っているだけのシンプルな装置で、マイクロチップもスピーカーもその他もろもろの制御装置は一切ついていないから、それしか表現のしようがないんだろうな。まさに100%アナログなんだもん。音量はというと、デジタルのマシンはかなり幅広く調節できたけど、アナログのマシンはケースを回してその上と周囲に配置された風穴の大きさを変えることである程度調節できても、意識しているとけっこう大きな音に聞こえる。それでもぐっすり眠れてしまうのは不思議だけど、ベッドの足の方のわりと離れた反対側の壁際に置いてあるからかもしれないな。カタログなどの写真を見ると、ベッド脇のテーブルに置いてあったりするけど、あれだとちょっと逆効果なんじゃないかという気がする。

とにかく徹底してアナログなマシンだから、あたりまえに「音」の選択もない。お役御免になったデジタルマシンには、「砕け波」、「渓流」、「雨」、「ホワイトノイズ」、「夏の夜」、「風」の6種類の音があって、ホワイトノイズは音質に何となく角あって、定期的につまずくような感覚があったので最初の1週間でボツにして、後はもっぱら「雨」。音量を下げればしとしと雨になり、上げれば集中豪雨になるけど、土砂降りまでは行かないレベルでひと晩中びちゃびちゃ「降って」いた。「渓流」と「風」はあまり効果がなくて、「夏の夜」は断続的に聞こえる虫の声がじゃまで眠れない。「砕け波」は大波が砕ける瞬間はいいけど、押し寄せて来るときの音が映画『ジョーズ』のズン、ズン、ズンというテーマ音楽にそっくりだったので、これじゃあ眠れなくなっちゃうよと爆笑してボツ。(ワタシはホラー映画や暴力満載の映画はPTSDになりそうでダメ・・・。)そんなんだから、ホワイトノイズ一択のアナログマシンの音には興味津々だったんだけど、音質には温もりがあるし、デジタルのつまずくようなループ感もなくて、どこまでも継ぎ目なくひたすら「ごぉ~」なのに惚れてしまった感じ。

環境界の自然の音を取り入れたサウンドスケープそのものはすばらしいけど、ぐっすり眠るためにはそういう音と結びついている雑念や感情がじゃまになって、少なくともワタシには逆効果だったんじゃないかなという気がする。というのも、けさ目を覚ましてふと思ったのが、もしかしたらこの(アナログの)ホワイトノイズは、胎児として母のおなかの中で聞いていた生命の音を、ワタシの記憶の奥の奥から呼び起こしてくれているんじゃないかということ。何だかほんとにそんな気がするんだけど・・・。