リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

コロナのせいで何もかも二択の社会になるのかな

2021年08月12日 | 日々の風の吹くまま
8月11日(水曜日)。☀☀☀。朝からあっつぅ~いっ。週のど真ん中のhump day(こぶの日)で、マラソンで言うなら折り返し地点。こぶを越えて、木曜日を何とか切り抜けたら、そこはもうTGIF(金曜日だ、ばんざぁ~い)。月月火水木金金の在宅おひとり様稼業だったワタシにはぜぇ~んぜん関係なかったし、2人そろってリタイア組になってからは何曜日でも同じだから、さしずめ毎日がTGIR(リタイアしてて良かったぁ)というところかな。でも、ワタシがいた頃の日本はまだ週休2日じゃなかったような気がする。ワタシは外資系の会社にいたから、カナダに来るために退職した頃には完全週休2日制になっていたけど、正真正銘の日本企業はどうだったんだろう。やれやれ、もう覚えていないくらいの昔になっちゃった。

今日は楽しみにしていたArts Clubのサマーシリーズ2作目『Beneath Springhill』を観に行くので、朝からばたばたせずにのんびり。ここのところの「のんびり」はニューヨークタイムズの(過去の)クロスワードパズルをやったり、ネットで世界のニュースを読んだり。ニュースは運動を兼ねてぶらぶら歩きながらスマホでチェック。今日の(ワタシ流の)スクープは「コロナのデルタ株に対する予防効果はモデルナの方が高い(らしい)」。何でも、メイヨ・クリニックでの研究報告によると、デルタ変異株が感染源の主流になった7月の時点で、今年初めと比較したワクチンの効果は、ファイザーが76%から42%に低下したのに対して、モデルナは86%から76%と高いレベルにあったと言う。メガ企業のファイザーに対峙して何となく見下されていた観のある新進企業のモデルナにとっては願ってもない朗報というところかな。そのモデルナ、カナダ国内(たぶんケベック州)にワクチンの製造工場を作る計画だそうで、カナダ政府がどぉ~んと支援するらしい。そのカナダ、3700万人しかいない国の対象人口(12歳以上)の70%が2回のワクチン接種を終えた現在、国の備蓄と合わせてまだ2000万回分のワクチンが冷凍庫に眠っていて、貧困国に譲るかブースターが必要な場合に備えるか、考えあぐねているところだって。

そのモデルナのワクチンだけど、読売新聞に2回目接種の翌日にほぼ80%が37.5度以上、62%は38以上の熱を出したと書いてあってびっくり。アメリカのCDCによれば発熱は15%ということだから、何なんだろうな、この違い。そもそも、何度からが発熱かという定義がないし、日本の経口体温計は36.5度のところに「平熱」のマークがあるけど北米のは37度のところにあって、さらには最近は日本人の体温が低下しているということだし、ほんと、80%と15%の違いはどこから来るんだろう。ワタシは「平熱」が37度なので、37.5度では熱があるという感じはまったくなくて、38度で何か熱っぽいなと感じて、38度を超えてやっと熱があると実感する。ワクチンは1回目がモデルナだったけど、1週間後に発現率が1%以下というレアな副反応(モデルナアーム)が出た以外は副反応なしで、2回目にファイザーを接種したら3日後に同じ反応が起きたけど1回目よりもずっとマイルドだった。ふむ、もしかして、実は37.5度ちょっとの「熱」が出ていたのに、平熱が高いせいで気づかなかったのかな。まさかとは思うけど。まあ、人間の体温は総じて低くなって来ているというデータもあるらしいから、どこからが発熱かという線引きは難しいよね。

午後になってオフィスが少し涼しくなったので、デスクの前に座ってクロスワード。合間にメディアのサイトを覗いたら、へえ、カナダでも海外旅行用にいわゆる「ワクチンパスポート」を導入することになったんだって。内容を見たら、なんだ、クルーズ会社に送るのに政府のサイトからダウンロードしたワクチン接種記録とほぼ同じ。秋の早い時期には発行し始めるつもりのようで、私たちの10月中旬からのクルーズに間に合えばそれでよしで、間に合わなければクルーズ会社の規定に従って印刷した接種記録を持ち歩けばいいと思う。ワクチン反対派(anti-vaxxer)には何かとめんどうな社会になりそうな流れだけど、コロナによっていろんな面で人間の社会が真っ二つになっているから、ワクチンをするかしないかの二択もそのひとつってことで・・・。