リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

再びマスク着用を義務化、そしてワクチンパスポート導入

2021年08月25日 | 日々の風の吹くまま
8月24日(火曜日)。☀☀。ブランケットを変えたおかげで、2人ともよく眠れた気分。今日はちょっとだけ夏がカムバックの感じで、オフィスに付けたばかりのシーリングファンの出番。横から吹き付けて来る扇風機の風と違って、上から何となく涼しい空気がふわぁ~っと降りて来る感じなのがすごくいい。扇風機よりゆっくり回るので静かだし、たぶん電気代も安いだろうし、何よりも、屋内の空気そのものを冷やすために屋外に熱い排気を出すエアコンと比べたらエネルギー消費が少ないし、ヒートアイランド現象にもまったく貢献しないから、体にやさしいだけじゃなくて環境にもやさしいよね。

けさはのっけからBC州のコロナ対策を指揮するボニー先生から、明日25日から州全域で公共施設の屋内での「マスク着用」を再び義務化するという電撃発表。内陸のインテリア保健局管内での感染拡大が止まらないし、メトロバンクーバーの2つの保健局管内でも感染者数が増えていて、ホーガン州首相が計画当初の期待通りに再来週からステップ4(規制の全面解除)に移行できそうにないと言っていたので、当面は今のステップ3の規制を続けるのかなと思っていたところ。マスク着用の義務化は実質的にステップ2への逆行とも取れるけど、インテリア保健局管内は完全にステップ2に戻っているし、新規感染の90%がデルタ株で、重症患者の95%はワクチン未接種ということと、ボニー先生が「接触する人が接種済みかどうかはわからない」と言っているのを考え合わせると、まあ、妥当な措置と言えそう。マスクが推奨になってからでも、スーパーなどでは大半がマスクをしていたし、私たちもマスクを持って出ていたから、さほどの不便はないと思うけど。

マスク義務化に先立って、きのうはBC州がワクチンパスポートを導入するという発表があったばかり。屋内での商業スポーツやコンサートなどの大規模イベントや、レストランやクラブ、カジノ、フィットネスジム、劇場や映画館、結婚披露宴やパーティ、会議や講習会などが対象で、来月13日から1回目の接種を済ませた人を含めて「ワクチンカード」を発行し、10月24日からは2回目を接種して7日間を経過した人たちのみが利用できるようになるそうで、11月に新シーズンを立ち上げるArts Clubもワクチンカードを持っていない人は入れなくなる。でもまあ、BC州ではすでに12歳以上の85%がワクチン1回、75%が2回接種しているし、ホーガン首相もディックス保健大臣もボニー先生も、マスク着用を含めて、あくまでもデルタ株による第4波を鎮めるための「臨時的な措置」だと言っているので、理由が何であれまだワクチンをしていない人たちを、未接種のままだと何かと不便なことになるんだから早く受けなさいよと説得する意図があるんじゃないかと疑ってみたくなるな。

もっとも、内陸地方や北部でワクチンの接種が遅れているのは、広大な地域に少ない人口が散らばっている上に、大規模な山林火災が多発して、ボランティアで消火活動に当たっていたり、避難させられたり、避難勧告がいつ命令に変わるかわからなくて自宅を離れられなかったりして、ワクチン接種どころじゃない人が多いからで、何だかんだとあり得ないような屁理屈をこねて接種を拒否する頑迷な反ワクチン派が多いアメリカとは事情が違うのは明らか。でも、これからインフルエンザや普通の風邪などの呼吸器疾患が増える季節を迎えるわけで、それまで第4波を抑え込んでおくためには少々の不便はしょうがないよね。まあ、長いことやって(やらされて)いれば、知らず知らず習慣として身に付くものだってあるんだし・・・。

   




夏らしさが戻って来ても、こっちの遅れはどうも・・・