リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

ほんとにリタイアのお知らせをしてしまった

2018年12月17日 | 日々の風の吹くまま
12月16日(日曜日)。雨、降ったり止んだり。夜中にずいぶん降っていて、予報も雨、雨、雨。なのにワタシが待っている長靴は、きのう24日だった配達予定が今日は27日。今日の早朝にニューウェストに到着して「最終仕分け」の段階になっている。はぁ?あのさぁ、ニューウェストって15平方キロの小さなところなんだけど、そこで仕分けして配達するのに10日もかかるって何なの?土日があって、さらにクリスマスとその翌日も休みだから、正味は6日ってことはわかるけど、それでもねぇ。場所がわかってたら、歩いて取りに行った方が早いような・・・。

郵便事情がこんなんだから、客先にフリーランスの翻訳業からリタイアすると知らせるのに、年内に着きそうにない手紙はやめてメール。かしこまったビジネス文書は翻訳したことはあっても自分で書いたことがないから、とっつきの時候の挨拶から立ち往生。でも、そこは良くしたもので、今どきはネットで調べれば例文がたくさん出て来るから、あれこれを参考にして何とかまともな挨拶文で書き出しを通過して、リタイアのお知らせと長年の愛顧と指導への感謝の辞(これはすらすらと出て来た)を書いて、締めくくりに来年の繁盛を祈って出来上がり。一番長く付き合いのあったコーディネータさんにCCを入れて、彼女に聞いてあった役職者宛に「送信」をクリック。ああ、これでほんとにリタイアするんだ・・・。

日本は月曜の朝なので、すぐにメールが返って来て、労いの言葉にいよいよリタイアするという実感がわいて来て、やっぱり感慨深しの気分。通訳講座の恩師の後押しで右も左も見ずに飛び込んでから28年11ヵ月。大学に行ったことがないのに、競争の激しいフリーランスの世界でこんなに長く落ちこぼれもせずにやって来れたのは奇跡としか言いようがないかもしれない。専門領域を持った大学卒やバイリンガル育ちの帰国子女が溢れる業界で、ワタシの看板は「何でも屋」、そしてその「資本」は持って生まれた好奇心の塊だけ。生まれついての知りたがり癖が大きな花を咲かせたというところかな。

寝ても覚めても入って来る仕事と毎日10時間、週7日でほとんど休むこともなく格闘した日々は今はもう遠い昔。若かったな、ワタシ。燃え尽きて、立ち直って、長いことご苦労さま。これからは「仕事が入って来るかも」という宙ぶらりんのメンタリティを払い除けて、遊びの人生に邁進しまぁ~す。