リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

おかゆは世界のどこでもソウルフード

2018年12月08日 | 日々の風の吹くまま
12月7日(金曜日)。晴れ。公式発表の最低気温はマイナス5度。朝には高台で雪が降るかもしれないと言う話だけど、寒波の後に入って来た暖い低気圧が降らせる雨が途中で凍って雪になるのはこの地域では普通のパターンで、放っておけば1日くらいで解けて雨が流してくれるから、地元っ子は大雪でもない限り雪かきなんかやらない。

カレシがきのう昼寝をし過ぎたせいで、起床は7時。こういう寒い朝のご飯はほかほかのオートミールが一番で、ワタシは毎朝食べても飽きないくらい好き。スコットランド発祥の「燕麦のお粥」だから、日本の米の粥や麦粥、いも粥、中国のコンジーなどと同類で、イタリアのリゾットも仲間に数えたら、「粥」は世界中にあるcomfort food(ソウルフード)ってことになるかな。子供の頃のワタシは蒲柳の質だったので、熱を出して寝込むたびに母が卵のお粥を作ってくれたけど、あのほんわりとした味は今でも覚えている。おかげで白いご飯は恋しくないのにお粥だけはときどき食べたくなるから、舌の記憶って不思議。

クルーズ中も朝食のバフェでコンジーがあったので毎朝食べていた。(アジア人客はちらほら程度だったけど、アジアを航行中だったからかもしれない。)ぴりっと生姜の味が利いたシンプルなお粥で、薬味は刻みねぎだけ。でも、冷菜のテーブルから好物のにしんの酢漬けやナッツなどこれはと思うものを入れておいしい「日替わりお粥」。帰りの香港からのフライトでも朝食メニューからコンジーを選んだら、柔らかく煮込んだ豚肉の味が何とも言えずおいしかった。(ずっと前に東京発のエアカナダ便で食べたokayuもおいしかったなあ。)ちなみにシンガポール発の便で選んだラクサもおいしかったから、キャセイ航空は箸にも棒にもかからない西洋料理はやめて、よく知っている中華料理に徹した方が得策じゃないかと思うんだけどなあ。)

ワタシはおいしいものが大好きの食いしん坊だけど、こだわりや嫌いなものは特になくて、食べて幸せな気持になるものなら何であれワタシには「おいしいもの」なんで、東京なら駅裏通りで食べるような昔ながらのラーメンだったり、具が見当たらない立ち食いビーフカレーだったり、お高いコース料理だったり、心づくしの手料理だったり、時には得体の知れないイカモノ(でも人が食べているものなら「食べ物」)だったりする。明日の朝もまだ寒そうだから、玄米のコンジーのレシピを探してみようかなあ。