リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

朝、マイナス2度・・・

2015年11月26日 | 日々の風の吹くまま
今日も寒い朝。この寒波は日曜日あたりから緩み出して、月曜日には「雪か小雨」の予報。
ほんとに雪が降るの?どんな雪景色になるのかな。何か楽しみだな。かっては雪の予報が
ストレスになっていたっけなあ。バンクーバー市では夜間に積雪があったら午前10時まで
に家に隣接する歩道を除雪しなければならない条例があって、角地の旧居に隣接する歩
道は45メートルもあったからタイヘン。もっともバンクーバーっ子のカレシは寒波が緩んだ
ときの雪はすぐに雨に変わるのを知っているから無視することが多かったし、幸いお役人の
お出ましもなかったけど。

お気楽なお役所は「除雪しなければ罰金!」なんて偉そうに言うけど、市の保健所の医者
あたりは雪かきの危険性を知らないはずはない。特に高齢者は雪かき中に心臓発作を起
こすリスクが高いんだけど、そこは「市民の義務は平等」の発想なんだろうな。高齢市民の
抗議に対して「コミュニティセンターで融雪塩を無料配布しよう」と提案した市会議員がいた
けど、小さいものでも重さが20キロはあるのに、80歳のおばあちゃんにその袋を運べると
思ってたのかな。そもそも雪かき条例は「足元の不自由な高齢者や障碍者が困らないよう
に」作った「思いやり条例」なのに、ほんとに政治家や役人の灯台下暗し思考ってのは・・・。

ランチの後は日曜日に車で8番アベニューを走っていて見つけた州営の酒屋を「見学」しに
散歩。午後の気温は6度。明るい日差しを浴びながら歩くのはいい気持。日常の用を徒歩
圏で足せる「ウォーカブル」なところがニューウェストの自慢のひとつで、酒屋のあるグレン
ブルック・ノース地区の小さなモールまではのんびり歩いても20分。州の独占商売の酒屋
は昔はどこでも同じ殿様商売だったのが、一度「民営化案」が出てからは目を疑うような変
わり様。おもしろいのは品揃えを店の周辺の需要に合わせるようになったことで、商品棚を
見ているとその地区の社会構成を垣間見ることができる。ビールよりワインが多いのは屋
敷町のクィーンズパーク地区に隣接しているからか・・・。

ニューウェストミンスターはどこも混み合っていないから、歩いていてものんびりで楽しい。
総人口250万のメトロバンクーバーのど真ん中にあるのにどうしようもなく田舎っぽいところ
がひと味違っていると言う感じで、すっかり気に入ってしまった。バンクーバーが恋しくなら
ないもん、全然・・・。