リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

システムだけじゃなくて頭の中も老朽化?

2015年11月25日 | 日々の風の吹くまま
起床午前8時。今日もまぶしい晴天。気温はマイナス2度。朝方の最低気温はマイナス5度
だったという話で、朝もやも出ない寒さ。朝食のしたくをするのに、キッチンは低い角度から
もろに差し込んで来る太陽と川面からの反射光でまぶしさがダブルになって、目が眩んで
手元が良く見えない。まあ、それでもあと4週間で冬至になって、その後はひたすら春に向
かって「折り返し」。季節ってのは、要するに堂々巡り・・・。

今日はスカイトレインが朝から平常運転しているらしい。きのうの午後にニューウェストのコ
ロンビア駅から先のバンクーバー方面への区間が「電気系統の不具合」とかで不通になっ
て、この寒いのに長蛇の列で代替バスを待たされた利用者は大むくれ。無理もないなあ。
ほんとに最近は何だかんだと故障しては止まるもの。原因究明に手間取って、さらに復旧
作業に数時間かかって、動き出したのは午後9時半過ぎ、完全復旧は11時。線路脇に保
管していた交換用レールがガイドウェイに飛び出して、通りがかった電車の「集電舟体」とい
う部分のひとつが破損してショートしたのが原因で、百万分の1の確率という超珍しい事故
だったという話。

スカイトレインはコンピュータ制御で運転士なしで走るいわゆる「新交通システム」。ニュー
ウェストを通って川向こうのサレーに行くエクスポ線(Eライン)は1986年バンクーバー万博
(交通博)に合わせて開通したからもう30年。システムの老朽化が進んでいてもおかしくな
いな。原因になった交換レールを木の台の上に置く形で線路脇に保管していたのは路線の
レール取替えプロジェクトの最中だからで、あたりまえにやっている処置そうだけど、それな
ら振動で動かないようにしておくべきだろうに、システムを運営するTransLinkも「老朽化」
しているってことかな。

元から公共交通を改札なしで運営しようとすること自体がアホなんだけど、無賃乗車が横
行しているからと交通警察を作り、やっと改札口を設ける気になって、Suicaのようなカード
(Compass)を導入しようとしたら融通の利かない料金体系に阻まれて遅れに次ぐ遅れ。も
のすごい予算超過の末にやっと稼動し始めたところだけど、その間に消費税に特別税を上
乗せするという資金繰りを提案して住民投票で蹴られるし、ほんっとにアホっぽさに呆れる
しかない。あのさ、満月の光に当たるとどうなるのか、知ってるでしょ?ほら、噂をすれば満
月が顔を出して・・・。