リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

頭の中はどんな世界なんだろう

2015年11月02日 | 日々の風の吹くまま
時計の針を1時間戻したら日の出が早くなったもので、7時に目が覚めた。雨が続いていた
せいか、もやがびっしりでなかなかすっきりと晴れてくれない。頭も時差ボケ的にちょっとも
やもやしていて、そろそろお昼の時間だな、と時計を見たらまだ11時。8ヵ月も正午だった
時刻だから、体内時計が混乱するのも無理はないな。1年中同じ時間なら夏時間でも標準
時でもどっちでもいいから、時計の針を進めたり戻したりするめんどうなことは廃止してもら
いたいもんだ。ライフスタイルが多様化した今の時代、何の意味があるのかわからなくなっ
てるんだし・・・。

悠長な納期のおかげでさぼっていた仕事があって、その納期を見たら何とこの週末。1日で
できる量だからまだ余裕はあるけど、急に足元に火が付いた気分になって、ねじり鉢巻で
突貫作業。この会社はときどき英日翻訳の仕事も送って来るんだけど、それがいつも「何、
これ?」という英文原稿。というのも英語が母語でない人が書いた英語だから、教科書英語
に堪能な日本人は「何じゃ、こりゃ?」となるらしい。ワタシだって英語は元々母語ではない
けど、同じように英語が母語でない人たちがごまんといるところに40年も住んでいるから、
非教科書的英語でも感覚的に読解できるところが重宝されているといったところかな。

逆に肝心の日本語の方は浦島さん化しつつあるようで、日本語で作文するたびに語彙が
少なくなっているのに気づかされる。人間の頭の中にあるものは何であれ、使わないと忘れ
るものなんだろうな。使わないから忘れるんだったら、意図して使えば取り戻せるだろうけど、
何しろ(読み書き以外は)使うことがない。日本語が耳から入って来ないからか、頭の中で
はまだ流暢に話せるつもりなんだけど、その日本語を実際に音声化する(つまり話す)過程
がさび付いていると言うか、あるいはめんどうくさくなっていると言うか・・・。

まあ、日常生活で(いかにも新来らしいアジア人以外には)「どこから来たの?」と聞かれる
ことがなくなって久しいし、日本に行けば店員さんにヘンな顔をされるか、「日本語がお上手
ですね」とほめられる始末だし、逆に英語でならお寒いジョークのひとつや2つかっ飛ばす
のはお手のものだし、いったん事があれば命がけの大げんかもするし、何と言っても腹ふく
るる思いをすることがない。う~ん、ワタシの頭の中、どうなっちゃってるんだろう・・・?