リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

行かなかった道は選ばなかった道

2014年03月23日 | 日々の風の吹くまま
久しぶりにしっかり熟睡したという気分。今日からまた日英方向に回れ右。今はいろんな意
味で英日翻訳は疲れる。最初の10年はカレシがまだ勤め人で、日中は思考を乱されずに
仕事に集中できたから楽だったんだと思う。(日英のときはカレシと話しながらでも訳せるの
に、英日のときは話しかけられると思考がショートする。)カレシの退職とほぼ同時に期せず
して日英方向に大転換したのはもう15年近い昔だから、脳の「送電系統」が変わってしまっ
たのかな。(だから、何年ブログを書いていても日本語が向上しないんだろうなあ・・・。)

ゆうべの就寝前のくつろぎタイムは、カレシの英語教室用の教材の話が「後悔」の話に流れ
た。人間はなぜ後悔するのか。後悔って後出しの「迷い」のようなものだと思うんだけど、迷
わずに決めたから後悔しないかというとそうでもないらしい。じゃあ迷いに迷ってから決断し
たら後悔しないのかというとそうでもないようで、どっちにしても悔悟の念に悩まされる人が
いるから、やっかいな心理。どうしてだろう。やっても後悔、やらなくても後悔。どうせ後悔す
るんだったら、やらない方がいいのか、思い切ってやった方がいいのか。う~ん、決められ
ない。だって、後悔したくないもん・・・。

ワタシはあまり後悔はしない方だと思う。無鉄砲に見えるかもしれないけど、分かれ道に来
たら、フロストの詩「The Road Not Taken」(行かなかった道)のように一応は立ち止まって、
どっちに行こうか考えるし、2つの道を比べて、そのときにある情報のありったけを「分析」し
て、どっちがいいか考えてみる。ぬかるみや獣に出会った場合も少しは考える。でも、たい
ていの危機は何とか切り抜けられる知恵はあると思うから、いざとなったらその知恵を絞れ
ばいいので、決めるのはけっこう早い。

たしかに選ばなかった道はどんな風景かと想像することはあるけど、それはあくまでもワタ
シが描く「夢」。だって「行かなかった道」だもの。あっちの方が平坦だという保証はない。そ
れに、しっかり前を向いて歩かないと、躓いて転ぶかもしれない。その方が後悔しそうだけ
ど、転んだら、また転ばないようにしようと考えても、この道を来なければ良かったとは思わ
ない。反省はするけど、後悔はしないということかな。まあ、昔よく流れていたタイヤのCM
ソングのように、どこまでも行こう、道はきびしくとも、口笛を吹きながら、走って行こう・・・。