リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

歴史くらい騒々しいものはない

2014年03月10日 | 日々の風の吹くまま
今日はまた「無職」。もう緊急出動はなさそうだから、肩の力を抜いてもいいかなと思ったら、
ニューヨークからのボイスメール。ここは法律専門の会社で、よく切羽詰った引き合いが来
るんだけど、メガ仕事と同じところからもう別の仕事が来ているし、急に今日、明日の予定
はどうかと聞かれてもねえ。ワタシって、「半引退」したはずなんだけど、はて、何かみんな
「半現役」の方ばかり見ているような・・・。

こつ然と消えたマレーシア航空機は謎が深まるばかり。エンジンが全部止まっても2、30分
は滑空できるはずで(ハドソン川での例がある)、着水した後で丸ごと沈没したという可能性
もありそうだけど、たとえ通信機能がマヒしても、今の時代は誰かがスマホで救助を求めよ
うとするんじゃないのかな。ふと、昔、バミューダトライアングルでアメリカの戦闘機が5機も
消息を絶って発見されなかった話を思い出した。それにしても、偽造旅券で乗った人がいた
り(ひとりはドイツ亡命を目論むイラン人という話)、チェックインしたのに搭乗しなかった人
が5人もいて、出発前に預けた荷物を下ろしたり、緩いという感じがしないでもないな。

クリミア情勢は硬直状態だけど、元々は数十年前にソ連のフルシチョフがロシアからウクラ
イナに移したのが、当時はソビエト連邦の中でのことだったから文句は出なかったらしい。
もっとも、クリミアはタタール人やトルコ系の人たちが何世紀も住んでいたところで、オスマン
トルコとの戦争に勝った帝政ロシアが分捕って、ロシア人を大量移住させたんだから、プー
チンが「ロシアのものだ」と主張すればするほど、ソ連時代にひどい目に遭ったタタール人
の遺恨が募りそう。ウクライナに留まったとしてもウクライナ人とロシア人の反目が起きそう
だし、歴史が複雑だから解決策はないかもしれないな。

日本では、どこかのスタジアムに、日の丸と「旭日旗」と一緒に「JAPANESE ONLY」という
横断幕を張った人(あるいは団体)がいて、人種差別だと問題になっているらしい。まあ、
SNSで広めて悦に入りたかっただけかもしれないけど、アベクンの国粋主義に付和雷同し
たのかもしれないし、英語で書いてあるところを見ると「排外主義」の台頭を示すものかもし
れない。少なくとも、日本社会の潮流は確実にそういう方に進んでいるということかな。はて、
人間の歴史にはみんな仲良く穏やかだったときがあったんだろうか・・・。