徒然なるままに 

BGMはモダンジャズ、暇つぶしの自分史

王道・白河ラーメン

2013年02月10日 | グルメ

ファミールの全国ラーメン紀行、2月は白河醤油ラーメンだ。
その特長は、「しなやかでコシの強い、乱切り平打ち縮れ麺、豚・鶏の旨味と切れのある、さっぱりした醤油スープ」。昔ながらの醤油ラーメンは、やはり安心感がある。
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白河ラーメンを初めて食べたのは6年前。
有名なのは「とら食堂」だが、地元のタクシーの運転手さんに紹介してもらった店は、白河駅の近くにある「白十字食堂」。
食べログのランキングはランク外、口コミも写真も投稿されていない普通のラーメン屋だ。
しかし、ここのラーメンは本当に美味かった。

翌日、白河IC近くの店に行った。名前は忘れたが、ファミレスのような立派な店構えで、白河ラーメンを売り物にしている店だった。こちらは、がっかりするような味だった。
地元の人が利用している小さな店が美味い。

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純米にごり酒 白川郷

2013年02月07日 | 通販・買い物

白川郷では毎年、9月の終わりから10月にかけて、五穀豊穰・家内安全・里の平和を山の神様に祈願する「どぶろく祭」が行われる。その名のとおり、祭礼に神酒として「どぶろく」が用いられ、人々にも振る舞われるのが最大の特徴だということである。
この「どぶろく」は、雪深い1月に神社酒造で仕込まれ、神社内だけでいただくことが許された祭礼用の酒で、境内の外には持ち出すことはできない。この日のためだけに少量作られ、造り方も秘密のお酒だそうだ。

ダイクマの酒コーナーで、『純米にごり酒 白川郷』という酒を見つけた。
「どぶろく祭」の知識がいい加減だったため、この酒が「どぶろく祭」で使われている酒と勘違いして、購入してしまった。

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これは、岐阜県大垣市にある三輪酒造という会社の製品である。
白川郷と全く関係がないかというとそうでもなく、30年以上前、岐阜県白川村元村長より、白川郷「どぶろく祭」の振る舞い酒をイメージしたに濁り酒の製造を依頼されたのが始まりだと言う。

普通の濁り酒と比べると、かなりドロドロした感じだが、特に濃厚というわけではない。味わいはまあまあといったところだ。味までコピーできているのか定かではないが、「どぶろく祭」の雰囲気は伝わってくる。

 お気に入り名盤! キャンボール・アダレイ:The Cannonball Adderley Quintet in Chicago

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狂気の世界

2013年02月05日 | 日記・エッセイ・コラム

公表前の福井・敦賀原発の断層調査原案を日本原子力発電に渡したとして原子力規制庁の審議官が処分された。あれだけの事故をおこしたというのに、規制機関と電力会社の官民癒着構造は何も変わっていない。

福井県は、原子力発電所14基が立地する原発銀座。間違っても、福島のような事態は避けなければならないはずだ。それなのに、敦賀原発直下の破砕帯について「活断層の可能性」が指摘されると、県や議会は一斉に猛反発した。国民の生命・健康よりも原発が優先するというのは、狂気の世界だ。

2年前、文部省が福島の学校再開可否の基準を大幅に緩和しようとして非難を浴びた。厳重に人の立ち入りが規制されている放射線管理区域でも3ヶ月で1.3ミリシーベルト、年間換算で5.2ミリシーベルトとなのに、この約4倍の20ミリシーベルトを被曝の「安全基準」にしようとしたのである。もはや犯罪である。

原子力規制委員会に原発推進者を起用し、都合の悪い情報はひたすら隠し、事実を捻じ曲げ、違法だろうが何だろうが、なりふり構わず反原発を封じ込めようとしている。どうして、原子力に関わっている連中はこうも恥知らずな奴が多いのだろうか。

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夜の国道134号を茅ケ崎に向かってドライブしていたら、相模湾の先に白く浮き上がるような物体を見た。近づくにつれ、江の島シーキャンドルのライトアップであることが分かった。それも、頭がおかしいのではないかと言いたくなるような大規模なライトアップだ。
さらに、海沿いを走っていると、江ノ電の鎌倉高校前駅までライトアップしていた。昨年は自重したらしいが、毎年12月から2月中旬までの2カ月半、こうしてライトアップするらしい。

大震災直後と電力事情は変わっていないのに、どういうことだろう。
電力不足もでっち上げだったということか。

  お気に入り名盤! トビアス・プライシク:In Transit

 

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浄見寺の賽銭箱

2013年02月03日 | まち歩き

浄見寺は、神奈川県茅ヶ崎市堤にある浄土宗の寺院。江戸時代の奉行・大岡忠相をはじめとする大岡氏の菩提寺である。

大岡忠相は、1751年(宝暦元年)に死去したが、その160年後の1911年(明治44年)に従四位が贈られ、翌年、浄見寺の忠相の墓前で、贈位祭が行なわれた。これが大岡祭の始まりといわれ、大岡祭の初日には境内で盛大な墓前法要が行われる。
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浄見寺の見所は、樹齢400年のオハツキイチョウや室町時代作とみられる弁財天坐像などがある。それよりも気になるのは、巾着袋の形をした賽銭箱である。最初にこれをみたとき、賽銭箱だとは分からなかった。
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どうにも気になって調べていくうちに、賽銭箱のデザインを研究している「賽銭箱デザイン学会」のサイトにたどりついた。
これによると、この形は宝袋型といい、立石寺(天台宗)、宝山寺(真言律宗)、薬王院有喜寺(真言宗)などの名刹にも置かれていることが分かった。さらに、江の島神社にも同様なものがあり、宗派も寺社も関係ないようだ。単に、賽銭が浄財であることをストレートに表現したら、この形になったということかもしれない。

それにしても、どうにも品が悪い。

 お気に入り名盤! ジェームズ・レヴァイン&スコット・ジョプリン:ラグタイム・ピアノ

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河童徳利

2013年02月02日 | まち歩き

テレビ東京の「モヤモヤさまぁ~ず」で放送された店があると聞いて、行ってみた。
「ぐるめっこ ほうざん」という奇妙な中華料理店で、店内は張り紙だらけで落ち着かない。冒険はしないことにして、チャーハンと餃子を注文した。意外にも、味のほうは普通だった。
帰り際に、「かっぱどっくりグループ」と書かれた小冊子をもらった。

「河童徳利」という茅ヶ崎発祥の民話について書かれている。

昔 西久保村に 五郎兵衛という 働き者が住んでいた。
ある日 五郎兵衛は, 間門川で馬のアオを洗っていると カッパが現れ, 馬の尻尾にしがみつき 水の中に引きずり込もうとしていた。
驚いた五郎兵衛は カッパをとらえ, 家の前の木に縛りつけた。
すると 河童は悲しげな声で泣き 助けを求めたので, かわいそうになった五郎兵衛は 縄をといて助けてやった。
その夜 五郎兵衛の家にカッパが現れ 命を助けてもらったお礼にと 徳利をさしだした。
「この徳利はいくらでもお酒がでます。でも徳利の底を 3回たたくと 出なくなります。」
くめどもくめども酒が出る 不思議な徳利の魅力に負けた五郎兵衛は, 朝から晩まで酒びたりになり, すっかり怠け者になってしまった。
ある日 愛するアオが 餌を与えるのを忘れられ やせ細ってしまったのを見て 大いに反省し, これでは駄目だと 徳利の底を3回たたいた。
一滴の酒も出なくなり, 五郎兵衛は また働き者になったとか。

おそらく、「まんが日本昔ばなし」でも取り上げられたのではないかと調べてみたら、案の定、放映されていた。見たかもしれないが、記憶にない。
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この民話にあやかって、地元商店会(高田商店会、茅ヶ崎中央商店会、鶴が台中央商店会、(協)ちがさき山の手四つ葉会)では、河童を商店街のシンボルにしている。驚いたことに、「かっぱどっくり音頭」という歌まで作っていた。

田村大山街道(県道藤沢・伊勢原線)の大曲橋(旧間門橋)には、「間門川伝説・河童徳利誕生の地」と書いた、大きな看板が立っているらしい。また、円蔵の輪光寺には、漆芸作家で副住職の関光典氏がデザインし、山形県羽黒町の陶芸家、江川満氏が製作した河童像がある。
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さらに、河童徳利保存会というのもあって、小出川河川敷に「河童徳利ひろば」という名の公園整備を30年も前から市に要請しているが、いまだに実現していない。

 お気に入り名盤! サド・ジョーンズ:Magnificent Thad Jones

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絵はがきから見る茅ヶ崎いまむかし

2013年02月01日 | まち歩き

大正時代から昭和初期に起こった観光ブームの中で、絵はがきやガイド本が多数刊行された。
茅ヶ崎も例外ではなかったようで、昔の絵はがきが残っている。
茅ヶ崎市市民ギャラリーでは、1/17から「絵はがきから見る茅ヶ崎いまむかし」という興味深いイベントが開催されている。昔の絵はがきをもとに今昔を対比して、茅ヶ崎の歴史に関心を持ってもらおうという企画である。

下の写真は、鶴嶺神社の石鳥居の写真 - 「鶴嶺八幡宮鳥井戸ノ富士」
石鳥居は大正12年の関東大震災で倒壊したので、写真はそれ以前に撮影されたものである。道路は未舗装で、周囲は見渡す限りの田畑である。鳥居のところでは、着物姿の子供達が遊んでいる。
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景観が大きく変わってしまったので、今の位置を正確に特定できないものもあるようだ。
そのひとつが下の写真 - 「松尾橋ヨリ富士ヲ望ム」
松尾橋は、鳥井戸橋の先にある、千の川にかかる小さな橋だと思われる。周辺は工場地帯に変貌し、新湘南バイパスが富士の姿を遮る。今では跡形もない絶景である。
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その他にも、茅ヶ崎駅周辺、鶴嶺神社、南湖の左富士、茅ヶ崎海岸、馬入川の渡し船や帆船などの貴重な写真が数多く展示されている。
こうしてみると、いまもむかしも名所は同じだ。もう少し景観維持に配慮した発展ができれば魅力的な文化都市になれたのに、とても残念である。
もっとも、日本橋の上に高速道路を通したり、鶴岡八幡宮の参道を分断して横須賀線を通すようなことを平然とやるような国では、無理な注文かもしれない。

 お気に入り名盤! サラ・ヴォーン:Sarah Vaughan With Clifford Brown

 

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