徒然なるままに 

BGMはモダンジャズ、暇つぶしの自分史

国宝 高岡山瑞龍寺

2013年02月15日 | 旅行記

高岡市観光協会のHPには、次のように紹介されている。

瑞龍寺は、三代藩主前田利常公が高岡の開祖前田利長公の菩提寺として約20年の歳月を費やして造営したものです。周囲に回廊をめぐらして諸堂を結ぶ禅宗様式の典型的な伽藍配置は壮大で、特に山門、仏殿、法堂は近世寺院建築の傑作として富山県内で唯一の国宝の指定を受けています。

それほど興味があったわけではないが、高岡駅の近くなので寄ってみることにした。
正直、驚いた。これほどの名刹は滅多はお目にかかれない。風格といい、大きさといい、とにかく圧倒されてしまった。
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寺の僧侶が、団体客のお相手をしていたので、後ろについて回った。
寺の由来や見所など、とても分かりやすい説明だ。法堂のところでは、前田家の処世術について語り出した。
「前田家は、敢えて源氏でも平家でもない菅原道真の後裔を自称することを選びました。菅原道真が太宰府に流されて不遇のうちに死んだことはよく知られています。今でこそ、学問の神様になっていますが、天満宮ができるまでは、怨霊として恐れられていました。あそこの御仏壇をよく見れば、神社の社が隠されており、それは怨霊を封じ込めるために・・・」
変な話になってきたので、そこで列を離れた。
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僧侶の説明の中で、寺が立山連邦に向けて建てられているという説明に興味を持った。
立山は、富士山、白山と並ぶ日本三大霊峰の一つである。
臨済宗の禅寺と山岳信仰がどのようにむすびつくのか、不思議に思ったのである。もっとも、菅原道真の怨霊を封じこめているぐらいだから、あまり深く考える必要はないのかもしれない。

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