徒然なるままに 

BGMはモダンジャズ、暇つぶしの自分史

狂気の世界

2013年02月05日 | 日記・エッセイ・コラム

公表前の福井・敦賀原発の断層調査原案を日本原子力発電に渡したとして原子力規制庁の審議官が処分された。あれだけの事故をおこしたというのに、規制機関と電力会社の官民癒着構造は何も変わっていない。

福井県は、原子力発電所14基が立地する原発銀座。間違っても、福島のような事態は避けなければならないはずだ。それなのに、敦賀原発直下の破砕帯について「活断層の可能性」が指摘されると、県や議会は一斉に猛反発した。国民の生命・健康よりも原発が優先するというのは、狂気の世界だ。

2年前、文部省が福島の学校再開可否の基準を大幅に緩和しようとして非難を浴びた。厳重に人の立ち入りが規制されている放射線管理区域でも3ヶ月で1.3ミリシーベルト、年間換算で5.2ミリシーベルトとなのに、この約4倍の20ミリシーベルトを被曝の「安全基準」にしようとしたのである。もはや犯罪である。

原子力規制委員会に原発推進者を起用し、都合の悪い情報はひたすら隠し、事実を捻じ曲げ、違法だろうが何だろうが、なりふり構わず反原発を封じ込めようとしている。どうして、原子力に関わっている連中はこうも恥知らずな奴が多いのだろうか。

100_1536_r
夜の国道134号を茅ケ崎に向かってドライブしていたら、相模湾の先に白く浮き上がるような物体を見た。近づくにつれ、江の島シーキャンドルのライトアップであることが分かった。それも、頭がおかしいのではないかと言いたくなるような大規模なライトアップだ。
さらに、海沿いを走っていると、江ノ電の鎌倉高校前駅までライトアップしていた。昨年は自重したらしいが、毎年12月から2月中旬までの2カ月半、こうしてライトアップするらしい。

大震災直後と電力事情は変わっていないのに、どういうことだろう。
電力不足もでっち上げだったということか。

  お気に入り名盤! トビアス・プライシク:In Transit

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする