京男雑記帳

洛中で生まれ育った京男が地元視点で見た日常風景や話を雑記的に掲載

清水寺に薫る風が吹く

2011年04月20日 03時49分14秒 | 社寺・和菓子


昨日は、ちょっとだけ清水寺に行く。
往復と撮影で40分の超ショートカット。





ベランダ桜と同じで桜はもう散っていた。
でも結構昼間は観光の人がいた。
外国のお客さんより修学旅行のスイカのタネが多い。



昼前の一瞬晴れた時だったので、いい雰囲気でしょ。



風が薫るように感じられた。
昨日の夜は雨だったので空気も綺麗。
この後、家に帰った瞬間雨が降りました。



なぜ清水寺に行ったかというと地主神社の黄桜を見に行ったのです。
地主神社のいわゆる「地主桜」の咲いているのは見たことがないのですよ。
地主桜は、小さいながらも、弘仁2年(811年)に嵯峨天皇が行幸した際、地主桜の美しさに3度車を返したことから「御車返しの桜」とも呼ばれるほどの銘木。

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現物を見てもそう銘木とも思えないのですが、ギリギリ咲いていました。
その隣の黄桜も咲いていました。でも小さいな。
この地主桜は、日本の桜にとって記念すべき桜なんです。
嵯峨天皇が桜を認めるまで、日本では、梅が一番だった。
でも嵯峨天皇が認めたということで桜にスポットライトが浴びた。
以来、日本人は桜を好きになった。
すごいでしょ。

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でもこの地主桜さんは、ちょっと元気がなかったな。
お参りの人の毒気に当てられたのかな・・・。

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新緑がきれいだった。
首が痛くなるほど、上を見ていました。
周囲の観光客には怪訝な顔をされたかも。


↑長久堂「薫る風」




↑こなし、赤こしあん

Twitter→@kyo_otoko
コメント (6)
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