京男雑記帳

洛中で生まれ育った京男が地元視点で見た日常風景や話を雑記的に掲載

六道詣り

2006年08月10日 06時15分01秒 | 行事


一昨日は、六道詣りにいきました。



六道珍皇寺(ろくどうちんのうじ)?は大椿山臨済宗建仁寺派のお寺。
平安遷都以前、東山阿弥陀ヶ峰山麓一帯に居住していた鳥部氏の氏寺(宝皇寺)が前身とも、空海の師 慶俊僧都(けいしゅんそうず)が創建したものとも伝えられています。



鎌倉(南北朝)時代の貞治3年(1364年)に、建仁寺の僧、良聡(りょうそう)によって再興改宗され、現在にいたっている。



俗に「六道の辻」(ろくどうのつじ)と呼ばれる境内一帯は、毎年8月7日から10日まで「六道詣り」(ろうどうまいり)といわれる精霊迎えのため、多くの参詣者で賑わうんです。



この期間、霊を現世に呼び戻すといわれる「迎え鐘」の音が響き渡る。



境内には、小野篁(おののたかむら)が冥土への入口にしたといわれる井戸があります。
いつも見に行こうとするんですがようわからんのです。
そのうち、暑いのと線香の臭いにまけてしまうな。昨日もそうや。



閻魔堂には、篁(たかむら)作の木像「閻魔大王像」とともに篁像も祀られている。
「小野篁」(おののたかむら)さんというのは不思議な人。
昼間は、都の官吏(公務員)として働きながら、夜は、閻魔さんの元へ通い、冥府の官吏として勤めていたという。かなり、変わった伝承の持ち主です。
公務員はアルバイトしたらあかんのとと違うかな・・・。
きっとローンかなんかをかかえたはったんと違うかな。
そうか天下り先を確定したはったのか。



これで、先祖さんの霊を迎えて、お盆を過ごし、16日に送り火でお送りするのが京都の習わしなんです。

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六道詣りの鐘の音

2006年08月10日 06時06分59秒 | 行事
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