京男雑記帳

洛中で生まれ育った京男が地元視点で見た日常風景や話を雑記的に掲載

おばんざい1

2005年10月17日 06時14分17秒 | 



「おばんざい」とは、京都の家庭でふだんのお菜のことを言う。
なら当家のハンバーグもおばんざいということになるな。
いま、京都の家庭で他の地方の人がいう「おばんざい」を作り、実際に食べている家があるんやろか。
また、他の地方から京都の家に遊びに来て、その家のおばんざいを食べた人というのは、どのくらいいやはるやろか。

だいたい京都人は、お客さんが来るとその家の手料理などを出さないものやと思う。
出すのはプロの料理でなくては恥ずかしいと考えている。
いまは、だいぶ少くのうなってきたけど、京都の町は、仕出屋さんやうどん屋さん、寿司屋さんが多い。
私の里でもお客さんが来ると必ず、仕出屋さんからお料理をとっていた。
ならその家の人も食べられるかというとそうではない。
裏で、お揚げさんと大根の炊いたんとか、アラメの炊いたん、おから、お豆とおコブやニンジンの炊いたんとかをひたすら食べていたのです。
「おかあちゃん、なんであんなん食べられへんの?」と聞いて怒られたな。
コメント (2)
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