先週末のお月さんもきれいでした。
みなさん方のところでは、観れたかな?
今日は、お月さんに因んだ昔話をしてみましょう。
おそらく皆さん知らんのと違うかな。
↑モロゾフ「うさぎさんのレアチーズケーキ」
昔々、あるところにおじいさんとおばあさんが住んだはった。とても貧乏で暮らしが大変やったそうなん。
ある日のこと、おじいさんが、いつものように薪をとりに山に行かはった。するとうさぎさんが猟師のワナにかかっているのを見つけはった。おじいさんは、かわいそうにおもて、うさぎを助けたげはった。
↑モロゾフ「もちっとおだんご」
白い団子状のものは、ココナッツの固めのババロアかな、ソースはカスタードと思ったけど、チーズ風味やった。
数日たったある日のこと。白い着物を着た娘さんがきやはった。
「すんまへん。うち、近所のもんですけど、うっとこ燃えてしもたん。行くとこのうて難儀してます。おうちにおいてほしいんですけど・・・どうですやろ」
「そりゃ、えらいこっちゃな~。まああがりよし。よろしおす、なんもないけどいときよし」
「お茶漬けでもどうえ~」(とは言っていません)
このおじいさんとおばあさんには、お子がいやはらへんかったし、えろうこの娘さんをかわいがらはった。娘さんもまたよう気のつく子やった。
そやけど・・・この不景気でしかも年金も少くのうて、医療費の負担も多くて暮らしは辛どかった。
↑月餅「黒麻」黒ごまあん
ある日、もう晩ご飯にオカズもお米もあらへん、ちょっと痴呆気味のおばあさんが「ご飯まだなん?」と矢の催促。おじいさんがどうしようと思てると。
この娘さんが、
「おじいさん、実はうち、ほんまは山で助けてもろたうさぎやねん。おじいさんが助けてくれはったし、恩返ししようとして来たん。そやけど他の人(鶴とか亀さんたち)と違ごて、不器用やし、人脈もないしカンニンエ。どうか私を食べてんか」っと言ったかと思うと――服を脱いでバニーガールのカッコにならはった。というのは京男の脚色でした。(すんまへん)――
囲炉裏の汁物の煮られている大なべに飛びこまはった。
あっという間のことやった。汁からでた湯気が高こうあがって、月まで昇っていったんだそうなん。
次の瞬間、なんと満月の中に、あのうさぎが微笑み、米をついているやんか!
以後おじいさんとおばあさんは空腹を感じることがなくなったということやね。
なんか釈然とせえへん話やね。
おやかまっさんどした。
みなさん方のところでは、観れたかな?
今日は、お月さんに因んだ昔話をしてみましょう。
おそらく皆さん知らんのと違うかな。
↑モロゾフ「うさぎさんのレアチーズケーキ」
昔々、あるところにおじいさんとおばあさんが住んだはった。とても貧乏で暮らしが大変やったそうなん。
ある日のこと、おじいさんが、いつものように薪をとりに山に行かはった。するとうさぎさんが猟師のワナにかかっているのを見つけはった。おじいさんは、かわいそうにおもて、うさぎを助けたげはった。
↑モロゾフ「もちっとおだんご」
白い団子状のものは、ココナッツの固めのババロアかな、ソースはカスタードと思ったけど、チーズ風味やった。
数日たったある日のこと。白い着物を着た娘さんがきやはった。
「すんまへん。うち、近所のもんですけど、うっとこ燃えてしもたん。行くとこのうて難儀してます。おうちにおいてほしいんですけど・・・どうですやろ」
「そりゃ、えらいこっちゃな~。まああがりよし。よろしおす、なんもないけどいときよし」
「お茶漬けでもどうえ~」(とは言っていません)
このおじいさんとおばあさんには、お子がいやはらへんかったし、えろうこの娘さんをかわいがらはった。娘さんもまたよう気のつく子やった。
そやけど・・・この不景気でしかも年金も少くのうて、医療費の負担も多くて暮らしは辛どかった。
↑月餅「黒麻」黒ごまあん
ある日、もう晩ご飯にオカズもお米もあらへん、ちょっと痴呆気味のおばあさんが「ご飯まだなん?」と矢の催促。おじいさんがどうしようと思てると。
この娘さんが、
「おじいさん、実はうち、ほんまは山で助けてもろたうさぎやねん。おじいさんが助けてくれはったし、恩返ししようとして来たん。そやけど他の人(鶴とか亀さんたち)と違ごて、不器用やし、人脈もないしカンニンエ。どうか私を食べてんか」っと言ったかと思うと――服を脱いでバニーガールのカッコにならはった。というのは京男の脚色でした。(すんまへん)――
囲炉裏の汁物の煮られている大なべに飛びこまはった。
あっという間のことやった。汁からでた湯気が高こうあがって、月まで昇っていったんだそうなん。
次の瞬間、なんと満月の中に、あのうさぎが微笑み、米をついているやんか!
以後おじいさんとおばあさんは空腹を感じることがなくなったということやね。
なんか釈然とせえへん話やね。
おやかまっさんどした。