今回の大震災、マグニチュード9.0.日本で最大。1世紀に5回ほどしか起こらない規模。
東日本の太平洋岸の被害は、未曽有の規模であることがはっきりしてきました。
正直言って、このような規模の地震がこの地域で起きることは誰も予想していなかったのではないでしょうか。北海道から東北沖は今までも地震は起こっているし、一方、関東・東海・南海地域はしばらく大地震が起こっていません。
阪神・淡路大震災は都市直下型で、だからこそ高速道路が倒壊したりしました。それも大変でしたが、今回は県庁所在地からも遠い地域で、救援にもなかなか行けない恐れがあります。
阪神の時は関わっている団体のボランティアを手伝いに行きました。もう何週間か経っていましたが、新幹線は大阪どまり。でも阪神を乗り継いである程度近くまでいけました。
今回は、被害者数、倒壊家屋数では測れない、恐るべき惨状が予想されます。もともと大都市で人口が多かった、家も多かった神戸と違い、今回の三陸沿岸の町ではほとんど都市地域自体がなくなってしまったかのような映像が放映されています。戦争の写真でしか見たことがないような光景です。
地域社会の復興には、阪神大震災以上の時間と資金がかかることを予想しておかなければならないでしょう。
現時点では、直接できることは少ないと思います。節電の協力と資金援助。あとは専門家に任せる段階です。
内田樹さんがブログで述べているように、「寛容」、「臨機応変」、「専門家への委託」が現状でわれわれが心がけるべきことだと思います。
あと二つ、あえて付け加えると、「自信をもって」と「情けは人のためならず」。
東京でも結構揺れたのに、被災地を含め、学校が倒れて生徒が多数死んだとか、役場が倒れて行政機能が止まったとかの例は聞きません。手抜き工事はなかったわけです。
あたりまえだけど、略奪とかもどこでも起こらない。あたりまえです。でも、それが新鮮に見える社会もあるわけです。
人間は生まれ育ったところが、やはり一番懐かしい。時間がかかっても、必ずや町の復興は成し遂げられるはずです。そう言い切れるのが、それが災害とともに生きてきた日本人の誇りだと思っています。
今、中国からもニュージーランドからも救援隊が来ています。四川やクライストチャーチを日本人が助けに行きました。別にお返しを期待して救援したわけではないですが。
でも、こういうのが「情けは人のためならず」だと思います。
「同情するのは相手のためにならない」という意味だと間違っている人が多いというこのことわざ。もちろん、「他人を手助けすれば、いざ自分が困ったときにも助けてくれる」という意味です。
東京の人間は、ものごころついた時から、いつか東京で大地震が起きると言い聞かされてきました。まだ起きない。でも、やはりいつかは必ず起きるはずです。そう思っています。
その時は、全日本、全世界から救援に来てくれると、心から信じています。
だから、今回も「情けは人のためならず」。
東日本の太平洋岸の被害は、未曽有の規模であることがはっきりしてきました。
正直言って、このような規模の地震がこの地域で起きることは誰も予想していなかったのではないでしょうか。北海道から東北沖は今までも地震は起こっているし、一方、関東・東海・南海地域はしばらく大地震が起こっていません。
阪神・淡路大震災は都市直下型で、だからこそ高速道路が倒壊したりしました。それも大変でしたが、今回は県庁所在地からも遠い地域で、救援にもなかなか行けない恐れがあります。
阪神の時は関わっている団体のボランティアを手伝いに行きました。もう何週間か経っていましたが、新幹線は大阪どまり。でも阪神を乗り継いである程度近くまでいけました。
今回は、被害者数、倒壊家屋数では測れない、恐るべき惨状が予想されます。もともと大都市で人口が多かった、家も多かった神戸と違い、今回の三陸沿岸の町ではほとんど都市地域自体がなくなってしまったかのような映像が放映されています。戦争の写真でしか見たことがないような光景です。
地域社会の復興には、阪神大震災以上の時間と資金がかかることを予想しておかなければならないでしょう。
現時点では、直接できることは少ないと思います。節電の協力と資金援助。あとは専門家に任せる段階です。
内田樹さんがブログで述べているように、「寛容」、「臨機応変」、「専門家への委託」が現状でわれわれが心がけるべきことだと思います。
あと二つ、あえて付け加えると、「自信をもって」と「情けは人のためならず」。
東京でも結構揺れたのに、被災地を含め、学校が倒れて生徒が多数死んだとか、役場が倒れて行政機能が止まったとかの例は聞きません。手抜き工事はなかったわけです。
あたりまえだけど、略奪とかもどこでも起こらない。あたりまえです。でも、それが新鮮に見える社会もあるわけです。
人間は生まれ育ったところが、やはり一番懐かしい。時間がかかっても、必ずや町の復興は成し遂げられるはずです。そう言い切れるのが、それが災害とともに生きてきた日本人の誇りだと思っています。
今、中国からもニュージーランドからも救援隊が来ています。四川やクライストチャーチを日本人が助けに行きました。別にお返しを期待して救援したわけではないですが。
でも、こういうのが「情けは人のためならず」だと思います。
「同情するのは相手のためにならない」という意味だと間違っている人が多いというこのことわざ。もちろん、「他人を手助けすれば、いざ自分が困ったときにも助けてくれる」という意味です。
東京の人間は、ものごころついた時から、いつか東京で大地震が起きると言い聞かされてきました。まだ起きない。でも、やはりいつかは必ず起きるはずです。そう思っています。
その時は、全日本、全世界から救援に来てくれると、心から信じています。
だから、今回も「情けは人のためならず」。