尾形修一の紫陽花(あじさい)通信

教員免許更新制に反対して2011年3月、都立高教員を退職。教育や政治、映画や本を中心に思うことを発信していきます。

フレンズ国際ワークキャンプ

2011年03月26日 20時23分33秒 | 自分の話&日記
 足立区で相馬市向けの救援物資を集めているということで、少し生活用品を持っていきました。車に乗りながらラジオを聞いてると、「久米宏のラジオなんですけど」に、サンパウロ新聞社の大久保純子さんが出てるじゃないですか!いや、懐かしかったです。さっそくサンパウロ新聞のサイトを見てみたら、ブラジルの日系社会での震災救援の動きを知ることができました。

 サンパウロ新聞というのは、ブラジルのサンパウロにある邦字新聞ですね。大久保さんは、昔、フレンズ国際ワークキャンプの韓国キャンプに参加して、その後の集まりで知り合ったと思います。その当時は「消費生活新報」というところに勤めていて、僕の731部隊展の文章を載せてくれました。 そのあと、ブラジルに行ってサンパウロ新聞に勤めて、時々は帰国したときにみんなであったりしていましたが、いつのまにか連絡が途絶えてしまいました。

 この間の「最後の授業」で教員生活の振り返りをやったけど、FIWC(フレンズ国際ワークキャンプ)のことは全部抜いてしまいました。話が長くなってしまうので。でも、僕の人生でFIWCのキャンプは大きな意味がありました。ハンセン病への関心もそのキャンプからの話。

 僕の基本的なスタイルは、かなりこのキャンプでできていると思っています。
 それは特に、韓国キャンプの主催だった関西委員会の流儀ですね。
 「やりたい者がやる
 「やりたくない者はやらない
 「やりたくない者はやりたい者の足を引っ張らない」の三原則です。

 これは、谷川雁や森崎和江の「サークル村」の影響にあるものと思いますが、戦後日本の民衆運動の貴重な知恵として伝承していきたいと思っています。

 関西委員会が建てた、ハンセン病回復者の宿泊施設「交流(むすび)の家」がある奈良の大倭紫陽花邑(おおやまと・あじさいむら)。僕がクラス通信をつくるときは、すべて「紫陽花通信」という名前をつけました。各学校で何回か出してるけど、同じ名前。
 あじさいは、一つ一つの小さい花が集まって大きな花を作っています。このように、一人ひとりが花咲くことにより、全体が輝くというのがクラスの理想だと思うから。

 松江二中のころは、時々「真田風雲録」テーマソングを歌っていたね。
 「真田風雲録」というのは、福田善之の60年安保闘争総括の演劇ですが、同時に歌入りの楽しい芝居になってます。そこで歌われる真田隊のテーマソング。1番だけ。ホントは2番の「生きてる気分になりてえな」のフレーズが好き。

  織田信長の謡いけり
  人間わずか五十年
  夢まぼろしのごとくなり
  かどうか 知っちゃいないけど
  やりてえことを やりてえな 
  てンで カッコよく 死にてえな
  人間わずか五十年
  てンで カッコよく 死にてえな
コメント (2)
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