尾形修一の紫陽花(あじさい)通信

教員免許更新制に反対して2011年3月、都立高教員を退職。教育や政治、映画や本を中心に思うことを発信していきます。

「TSUNAMI襲来の悪夢」

2011年03月14日 20時43分26秒 |  〃 (震災)
 ニュースで見た今回の大津波。どこかで見たような記憶がありました。スマトラ沖大地震ではなく。
 思い出しました。NHKスペシャルです。4回連続の特集「巨大地震」。その4回目が「TSUNAMI襲来の悪夢」でした。奇しくも放映日は、2010年3月14日。まさに1年前の今日でした。

 そのシリーズの紹介は、以下のHPで見られます。http://www.nhk.or.jp/megaquake/p_schedule.html

 コンピュータ・グラフィックで作られたその映像は、恐るべきものでした。
 が、10メートルにも及ぶそのような津波を実際に目にすることは、自分の人生の中ではないだろうと信じ込んでいました。

 東京は直接の被害は少なかったです。(それでも東京都で7名の方が亡くなっています。普段なら大ニュースです。)しかし、交通がストップし、今日もかなり停電、節電対応で混乱しました。学校は休校です。首都圏の生産、消費、また「首都」としての機能がかなりダウンすることが避けられません。

 東日本の経済活動の大幅な低下。まさに「国難」という事態がはっきりしてきました。

 そこに、福島原発の異常事態。チェルノブイリ原発事故のあと、日本中で反原発運動が盛り上がりました。日比谷野外音楽堂で行われた集会や、その後のデモに参加した思い出があります。1986年。今の高校生はまだ生まれてません。民主党政権になっても続いた原発輸出政策に違和感も持っていました。しかし、「だから言ったじゃないか」という言葉は飲み込み、冷静に事態の推移を見守りたいと思います。

 今日は暖かったですが、また冷えてくるようです。東北は雪も予想されています。暖房もないまま避難所で家族との再会を待ちわびている多くの人がいます。
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