草花好きのひとりごと

植物の栽培記録や鉄道・路線バスなどの趣味について記しています。

私の夢ふたつ

2008-04-23 | ひとりごと
今回はブログのタイトル通りの「ひとりごと」、桜草に関する私の夢です。
さくらそう(日本桜草)の品種数は数多く、展示会を見に行ってもインターネット上の画像を見ても初めて見る品種も多く、一生のうちに全ての品種を見ることは不可能なのではないかと、ふと思うことがあります。
でも、見てみたいという気持ちもあります。

本当は栽培してみたいと言いたいところなのですが、仮に我が家の庭で他の植物は全て止め、さくらそうだけを栽培して一品種二鉢に限ったとしても、おそらく鉢を置く場所が足りないでしょう。
今後も新品種が増え続けるでしょうし、現時点でも一体いくつの品種があるのか把握できていないので、見るだけでも無理かなとも思いますが、さくらそう全品種を見ると言うのが一つ目の夢です。

そしてもう一つの夢が、一つでも良いので新しい品種を作ってみたい、という事です。
新品種は、栽培している品種が変異を起こして生まれたものもあるようですが、実生(種を蒔いて育てること)で生まれたものが圧倒的に多いようです。
そこで、まず実生栽培の練習をしてみようと思い立ち、3年前(2005年)の花後に数鉢の花がらを摘まずに残しておき、自然に結実した種子を採って蒔いてみました。
その結果翌春に発芽したのですが、水やりが多すぎたのか本葉が出た頃に腐ってしまいました。

一昨年(2006年)も同じように種を採ってまき、昨年春に発芽した苗を植え替えて育て、かなり枯らしてしまったものの、何とか6株が残り、今年の3月に植え替えました。
芽が小さかったので開花は来年になるものと思っていましたが、4ポットに蕾が付き、今日一つめの花が咲きました。

採種した親株(正確には親株は紅色の花だったのですが、その品種名不明の桜草は栽培を続けていたところ、同じ花形で紅色とこの花色と2種類の株が現れるようになりました)とよく似た花が咲きました。
今年は交配をしてみようと思っています。

実生苗のポットを置く場所は20~30ポット分しかないので、新品種が作り出せるか分かりませんが毎年続けてみたいと考えています。
現代の平均寿命程度まで生き、栽培を続けられるとすれば、20~30ポット/年でも累計で1000~1500ポット育てることができるので、何とか一つぐらいはという希望を持っています。
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さくらそう‘大明錦’

2008-04-23 | さくらそうの花
‘大明錦’(だいみんにしき)
淡い桃色地に紅色の絞りが入る花です。
この品種に限らず絞りの花の模様は固定しておらず、色が逆転したような花が咲いたり、絞りがほとんど目立たない花が咲くこともあります。

花弁の形と咲き方は、広桜弁、平咲きとされているようですが、完全に平らに開く咲き方ではなく、浅抱え咲きや浅盃咲きなどにも近い咲き方に見えます。

‘七賢人’という品種と良く似ていますが、花の中央付近の「目」と呼ばれる部分の白い色の入り方が異なります。
‘大明錦’は白い部分がほぼ五角形に見えるのに対して‘七賢人’は花弁先端方向に向かって白い部分が少し伸びている「目流れ」と呼ばれるタイプです。

育てやすく芽もわりと良く増えますが、苗の購入後数年ははっきりした絞りの花が咲きませんでした。
ここ数年は画像のような絞りの花が見られるようになりました。
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さくらそう‘緋の袴’

2008-04-23 | さくらそうの花
‘緋の袴’(ひのはかま)
裏表とも濃い紅色の、細いかがり弁、浅抱え咲きの花です。
写真は明るく写ってしまっていますが、実際にはとても濃い色です。

この品種は1株から2本の花茎が出ることがありますが、早く咲いた花では花茎が伸びず、葉に隠れるような低い位置で咲くときもあります。

苗を購入してから丸2年経ちましたが、芽の数がとてもよく増えるというほどでは無いものの、どちらかと言えば増えやすい方だと思います。
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