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草花好きのひとりごと

植物の栽培記録や鉄道・路線バスなどの趣味について記しています。

今年のさくらそう栽培

2010-12-31 | さくらそう栽培記録〜2011年
今年の私のさくらそう栽培を振り返ると、花はいつになく良く咲いてくれたのですが、先月から植え替えを始めてみると芽が良く育たず根腐れしているものも多くあり、例年と比べて芽の大きさは小さく数もさほど増えていませんでした。

昨年までの数年間と今年の違いを考えてみると、我が家のあたりでは夏の気温が高く、7月末から8月半ばにかけて半月あまり雨が降らなかったことが挙げられます。
他にも私が気づくことなく見過している事も少なくないと思うので、来年はより注意深くさくらそうの様子や気候の変化などを観察し、日頃の栽培管理に生かしていきたいと考えています。

また、毎年良く育っていて、丈夫で栽培しやすいのだろうと思っていた品種に不作のものが目立ち、丈夫だと思った事で油断をしてしまっていたのではないかと反省しています。
この2、3年、栽培が上手くいっていたので、私も少しは上手く栽培できるようになったのかと勘違いしていたのかもしれません。
知人やブログやサイトを見て下さった方から教えて頂く事も多く、自分の未熟さを再認識した年だったと思っています。

そんな状況でも、栽培している約80品種(品種名が怪しいものも含めて)の中で芽を全て枯らして絶やしてしまったものが一つも無かったのが幸いでした。

さくらそう(日本桜草)を毎年順調に育てて良い状態の花が咲くように栽培し続けるのはとても難しい。という事を改めて感じさせられた一年でした。
いろいろと気付いた事を来年以降の栽培につなげていければ良いのですが・・・
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さくらそうの根腐れ・我が家での今年の傾向

2010-12-26 | さくらそう栽培記録〜2011年
今日もさくらそう(日本桜草)の植え替え作業を少し進めたのですが、
さくらそうやその他の草花の古土に堆肥を混ぜた用土で植えたプランターの状態が特に悪く、ひどいものでは全て腐っていました。
芽が残っていたものでも、根が腐っていて白い根が見当たらなかったり、あってもごく僅かというものが多く、ほぼ全てに芽の変形が見られました。

数が多い品種のポットも同じ用土で植えたのですが、こちらは全滅こそ無かったものの他と比べて根腐れが目立ちました。
昨年までもプランターも含めて同様に植えていましたが、新しい用土と比べて若干劣る感じはしていたものの、ここまで悪い事は初めてです。

例年に無い猛暑によって、水はけが悪い用土ほど根腐れが起こりやすかったという事ではないかと推測しています。
赤玉土、堆肥、軽石、くん炭を混ぜた用土でも例年よりも根腐れが多く、ぎりぎり許容範囲かなという印象でしたので、今年のような暑さを前提とすると軽石の割合を増やすなどさらに水はけに留意した用土にした方が良いのかなと考えています。

我が家のプランター植えの芽では、根腐れが著しいものはほぼ全て芽が開いたような形になっていましたので、根腐れなどで株を弱らせてしまうと芽が変形する場合が多いと考えられそうです。
改めて言うまでも無いことですが、失敗しないように育てる事が重要だと思い知らされました。
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芽の変形したさくらそう

2010-12-24 | さくらそう栽培記録〜2011年
先日も根茎に瘤状のものが見られるさくらそうの株について記しましたが、これは特にひどい状態で芽の形まで変わっているものです。
芽と根茎の間に瘤があり、根茎と芽の境目がよくわかりません。
芽の先は開いた形になっていて、根も太くなったり細くなったりしていびつな形状です。

この品種は‘宇宙’で、開花時期にポット植えの苗を購入した次の植え替え時から根腐れがひどく上手く育てられていなかったのですが、数年前からはどうやら見られる花が咲くようになったかと思っていたらこの有様です。
瘤が見当たらず芽の先が尖った形のものを選んで植えてはいるのですが、一年後にはこのような状態のものが現れます。
瘤が見られなくても発生する可能性が高いか、見落としてしまう程度の瘤があったのか、どちらかなのでしょう。
今年も異常が見当たらないものがいくつか確保できましたが、その数は年々少なくなっているのであと数年持つかどうか・・・といった印象です。

以前にも記したとおり、瘤状に変形した根茎に私が最初に気付いた品種は‘南京小桜’でしたが、今年は‘戦勝’‘梅が枝’にも見つかりました。
‘宇宙’や‘花車’にも見られているので、花色には関係なく偶然なのでしょうが、我が家では濃い紅色に爪白の花の品種に多いようです。

これが病気によるもので他にも広がるものだとしたら大変だと考えて植えつけずに処分してきましたが、年々少しずつ増えており、対策としての意味が無かったのではないかとも思えてきます。
そうすると、いずれ私が品種名のあるさくらそうの栽培ができなくなる時が来る事を覚悟しておかなければならないのかなとも考え始めています。
病気だったとしても、実生で更新していく栽培方法ならば続ける事ができると思いますが、それでは園芸品種の維持はできなくなります。
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2010-12-23 | さくらそう栽培記録〜2011年
画像は5号の駄温鉢です。
来年は夏の間も良く日の当たる場所にさくらそうの鉢を置かないようにするため、今度の植え付けでは使わない予定でいるものです。

31鉢ありますが、今年栽培が上手くできずに大きさの揃った芽が4つは無かったものと、花の色や形が私の好みとは少々違っていて4号鉢や3.5号鉢でも良いかなと考えたものが、ほぼ半分ずつです。

自分の好みとは違う花の品種を多く栽培しているということになりますが・・・実際に花を見てから苗を買えば良かったのでしょう。

今日までに品種名不明のもの以外の全ての芽の様子を見ましたが、幸いなことに絶やしてしまった品種は今年も一つもありませんでした。
大きく育てられなかったものが多いので、来年は芽を大きく育てられるような栽培ができればと考えています。
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さくらそう(日本桜草)とウイルス

2010-12-21 | さくらそう栽培記録〜2011年
先日の記事で、さくらそうの芽が変形しているものの画像を掲載しました。
その現象について知人から経験に基づくご意見を頂いたのですが、ウイルスについても教えて頂きました。
さくらそうを栽培しておられる方のお話には私の知らない事も多く、とても参考になりありがたい事です。

そこでいろいろ考えてみると、さくらそうにウイルスによる被害が出る事を知識として知ってはいても、これと言った対策をとっていなかったなと反省しています。

他の植物でも同じようなのですが、ウイルスに感染するとすぐに目に見える症状が現れるとは限らず、栽培が上手くできずに衰弱させてしまうなど、何らかの要因が引き金となって発症する場合が少なくないようです。

私のように趣味で栽培している程度では、その株がウイルスに感染しているのかどうか調べようもありませんので、見た目で推測するしかありません。

以前、葉が緑色の濃淡の細かいまだら模様になりウイルス感染が疑われる株が現れた事がありますが、しばらくして枯れてしまいました。
今回の芽が変形した株は植えつけて観察してみるつもりですが、念のため他の鉢とは離れた場所に置こうと思っています。

さくらそうの花の緑斑入りのものは、ウイルスによるものといわれていますが、本来は緑斑が入らない品種がウイルスに感染することで花に緑斑が入る場合があるそうです。

私には詳しい知識が無いのでこれは想像ですが、植物がウイルスに感染しているのならば、それを植えてあった土や鉢にもウイルスが存在している場合もあるのではないでしょうか。

私も緑斑入りの‘青葉の笛’と‘松の雪’を栽培しているのですが、今までは鉢を別の品種に使い回したり、古土も再利用したりしていたので、考えてみるとずいぶん危険なことをしていたように思います。
念のために今度の植え付けからは緑斑入りの品種を植えていた鉢を他の品種に使わないようにしようと考えています。

違う花色の品種に緑斑が入ったり花が変形したりしてウイルス感染が疑われる場合には、植えていた鉢は高温で処理するなど何らかの対策が必要だろうと思います。
そう考えると、安価なビニールポット(ポリポット)で栽培し、観賞時のみ見映えの良い鉢に入れて楽しみ、いざという時には捨ててしまった方が簡単そうです。
ポットを観賞用の鉢の深さに合わせてカットする手間はかかりますが、高価な鉢が少なくて済むというメリットも大きいと思います。
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さくらそうの根茎や芽の異常

2010-12-18 | さくらそう栽培記録〜2011年
今年は上手く栽培できず根腐れしている株が多いのですが、根茎や芽に異常が見られるものも昨年までと比べて多いと感じています。
そのどれもが多少なりとも根腐れが見られるので、栽培が上手くできなかったことが原因なのかもしれません。


これは芽の付け根部分の根茎が瘤状に膨らんでいて、芽は一部が窪んだようになっています。


これも根茎は上の画像のものと同様ですが、芽の先が開いて捩れたようになっていて、見るからに異常ありという感じがします。
画像中央付近に写っている小さな芽も先が開いた形をしています。


これも根茎が瘤状に膨らんでいるものです。
今まで私が見た限りでは、このような状態になるとその品種の性質としての芽の形状とは関係なく芽の先が少し開いたような形になりやすいように思います。
また、根茎が折れやすくなるようにも感じます。

私が栽培している中にこの状態の根茎があることに気付いたのは2年前なのですが、それ以前にはただ気付かなかっただけなのかもしれません。
最初の年には植えてみたのですが、芽が大きいのに花が咲かず葉も小さかったです。
同品種で見た目には異常が無い芽もあったことから、今年1~2月の植え付け時には全て植え付けずに処分しました。
ただ、程度の差こそあれ同じ鉢に植えてあった根茎は全て似たような状態になっていることが多いように思います。


この瘤状の部分は半透明で白っぽい色ですが、濃い茶色の普通の根茎と同じ色の場合も見かけます。

原因がはっきりせず、病気なのか虫害なのかそれとも何でもないのかということすら私にはわかっていないことなので、対処法もわかりません。
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今年良くなかった栽培場所

2010-12-08 | さくらそう栽培記録〜2011年
今年は夏の暑さが厳しかったためか、我が家では鉢を置いていた場所によってさくらそう(日本桜草)の芽の状態に違いが目につくように感じていますが、特に悪い様子なのが家の敷地の西側に置いていたものです。
特に根茎の先端の芽が枯れたか腐ったかしてついておらず、脇芽や根から芽が多く発生しているものが他の場所に置いていた鉢よりも多いように感じています。
ここは昼前から夕方まで直射日光下になるため、暑さで傷んでしまったのではないかと考えています。

鉢の数が増えてきて一昨年から鉢を置くようになった場所ですが、一昨年はそれほど暑くなかったので、違いが目立たなかったのでしょうか。
我が家の庭のなかでは最も日当たりの良い場所なので、春はここに置いて、夏は家の東側にでも移動できれば良いのかもしれません。

夏に日除けを設置する、ブロックなどで棚の高さを上げて風通しをよくするなど、対策も考えてはみたのですが、この場所でのさくらそう栽培を止めようかなと考え始めています。
道路に接した場所なので、栽培管理作業をする際の空気の悪さがつらいという理由もあるので・・・

予備のポットを家の北側に持って行ったりして場所を確保して他の場所に置けるだけ移動しても、今度の植え付けではある程度鉢の数を減らすこととなりそうです。
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さくらそうの品種による育てやすさの違いとセンチュウ

2010-12-07 | さくらそう栽培記録〜2011年
以前、さくらそうの品種による育てやすさの違いについて書いた事がありました。2009年1月26日の記事
ずいぶん間が空きましたが今回はその続きとして、センチュウによる被害を受けた場合について記してみます。

我が家では品種を集めるようになった頃からセンチュウによる被害が見られるようになり、中でもネグサレセンチュウによるものと思われる根腐れは、芽の成長に大きな影響を及ぼすように思われます。
ネコブセンチュウやネグサレセンチュウに対応する農薬もありますが、一定の効果は見られるものの、完全に退治できるほどでは無いように感じました。

そこで植え替え時に根腐れが著しいものは処分し、根腐れ症状が見られず元から先まで白い根が少しでも多い根茎を選び、根腐れ部分のある根を切り取って植えつけることにしました。
すると、ごく稀にですが、翌年には根腐れが全く見られず白い根が数多く生えた芽(根茎)になっていることがあります。
もっとも大抵はさほど変化が無いか、少しだけ改善しているように見える程度なのですが・・・
4、5年経ってから改善が見られたという経験もありますので、鉢の置き場所さえ確保できれば変化が無いようでも栽培を続けてみるのが良いのではないかと考えています。

このセンチュウによる根腐れは、品種による性質の強さ弱さとはあまり関係なく起こるような気がしています。
もちろん、弱い品種で根が衰弱しやすいためにセンチュウがつきやすいとか、センチュウに対して抵抗力のある品種があったりするのかもしれませんが、何年も続けて芽が大きく育ち数もよく増えていて丈夫なんだろうと思っていた品種にも根腐れが起こることがあります。
ただ、丈夫そうな品種の場合はその後の回復が早かったり、根腐れを起こしつつも大きな芽が育っていて春には綺麗に開花することも少なくありません。

ネグサレセンチュウやネコブセンチュウによる被害が発生した場合、被害株を全て処分して鉢も消毒して被害の無い苗を新たに入手すれば良いのではないか、と考える方もおられるかもしれませんが、さくらそう(日本桜草)では、どの品種でも再び入手できるとは限らない事と、販売されている苗にも被害株が見られる場合がある事を考えると、それは難しいのかもしれません。
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さくらそうの植え替え3

2010-12-04 | さくらそう栽培記録〜2011年
今日もさくらそうの植え替え作業をして、これで品種名不明を除いた栽培品種数の4分の3ほどの古い根茎や根、雑草の根などを取り除きました。
この分ならば来週末にはこの作業を終える事ができそうです。

今年の我が家のさくらそうはひどい状態ですが、ある程度予想できた通り、夏に日当たりの良い場所に置いていた鉢ほど状態が悪い様子で、今まで毎年良く育ってくれていた品種にも悪いものが目立ちます。

鉢やポットを入れた育苗箱を土の上に置いたものは、コンクリートなどの上に置いたものと比べてセンチュウによるものと思われる根腐れをしているものが多いようです。
根にコブができているものはどちらもあまり変わらないように見えましたが、ネグサレセンチュウやネコブセンチュウが地面の土から鉢の土に入ってきてしまう場合もあるのかもしれません。
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栽培失敗の原因

2010-12-01 | さくらそう栽培記録〜2011年
先週末にはさくらそうの植え替え作業を少ししか進める事ができなかったものの、これまでに土を落として古い根茎や根を取り除いたものは42品種となり、私が栽培している品種のおよそ半分となりました。

以前も記した通り、昨年、一昨年と比べて芽が小さく、数も2、3芽くらいにしか増えていないものが多いです。
花後に葉がいつもより小さいなと感じていたので、その影響が出てしまっているように思います。
来春それなりには花が咲いてくれそうですが、やはり栽培に失敗したと考えるべき状況です。

今年の植え付け時には、ほとんどの鉢に小粒の赤玉土、堆肥、くん炭を混ぜた用土を使いました。
昨年、一昨年は、草花用の培養土を主に使ったので、私としては赤玉土を主体とした用土を使うのは数年ぶりの事でした。

園芸店やホームセンターで販売されている培養土には、製品によって違いもあるでしょうが若干は肥料が含まれているものが多いようです。
自分で混ぜ合わせた用土の場合は、堆肥あるいは腐葉土に微量の肥料成分が含まれているとは言っても少ないので元肥を入れておくか、追肥のみの場合は施肥の量あるいは回数を増やす必要があったのに、例年通りにしてしまったことで肥料が不足して葉を大きく育てる事ができず、結果として芽にも影響が出てしまったのではないかと考えています。

出てきたばかりの葉が枯れたり葉の色に異常が見られたりといった事はなく、用土自体に問題は無さそうなので、今度の植え付けでも用土は変えず肥料を調整して栽培する予定です。
それと夏越しに少し気を遣うことで、いくらかでも良くなってくれればよいのですが・・・
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