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草花好きのひとりごと

植物の栽培記録や鉄道・路線バスなどの趣味について記しています。

4号鉢に3芽植えのさくらそう

2011-03-06 | さくらそう栽培記録〜2011年
寒い日もありますが、さくらそう(日本桜草)の芽出しが進んでいます。
我が家では今のところ平年並みかちょっと遅いかという感じがします。

以前からこのブログにも記している通り、私は4号鉢に3芽植えたものも栽培しています。
駄温鉢で比較した場合、4号鉢では5号鉢の半分より少し多い程度の量しか用土が入りません。
そうすると、5号鉢に4芽植えるのならば4号鉢には2芽が適当と考えられます。

しかし私の場合は庭の面積の都合もあって、4号鉢は芽の数が少ないものや予備として栽培する鉢だけではなく観賞用として栽培するものも多いという状況です。
2芽ではどうも開花したときの見た目が寂しい気がするので、翌年の芽がいくらか小さくなりやすいのを承知の上で3芽植えています。

3芽植えると鉢の上から見た時の芽の配置は、芽(開花時の花茎)の位置を頂点とした正三角形になります。
開花鑑賞時に、その正三角形の頂点(下図A)と辺(下図B)のどちらを正面にすれば良いのかが私には分からず、両方植えていました。


(やや望遠寄りの焦点距離で撮影した写真のため、遠近感が薄れて見えています。
また、私が植え付ける位置をよく考えなかったため、鉢の高台の水切り部分が正面に見える裏に近い向きになってしまっています。)

5~6号鉢に4芽植える様式は、鉢植えでも群生して咲いているかのような広がりや奥行きを感じられるようにするために考え出されたのではないか、という説があります。
それを踏まえて3芽植えについて自分なりに考えてみると、前に1芽後ろに2芽(上図A)が良いように思えます。
そうすると前から後ろへの広がりが感じられますし、見た目に安定感があるような気もします。

一方で前に2芽後ろに1芽の場合は、手前の花数が多くなるので、より豪華に見え、一見した印象では4芽植えよりも1芽少ないことを感じさせにくいようにも思います。

最終的には個人の好みで判断すべき問題かもしれませんが、私はもうしばらく2種類植えて見比べてみようと思っています。
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桜草鉢

2011-03-05 | さくらそう栽培記録〜2011年
これは今年購入した鉢で、大きさは4号、5号、6号です。

この鉢が通信販売で購入可能なことは4、5年前から知っていましたが、桜草鉢の中でも高価なことと、私には鉢と釣り合いがとれるほど美しく咲かせることができないし、と思って買うことはありませんでした。

依然として私の栽培技術は拙いままですが、苗を以前ほど買わなくなったこともあって、少しずつ手に入れても良いかなと昨年から考えていて、今年になって購入しました。

このタイプの鉢に4芽植えるのには6号の方が良いと仰る方もおられるので、今回は5号と6号を一つずつ。
自分でも試してみてどちらかにするか、あるいは品種や芽の状態によって大きさを変えるか決めようかと思っています。
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実生

2011-03-03 | さくらそう栽培記録〜2011年
画像のポットは実生株を植えたもので、最初に開花したのが2008年ですから、もう4年経ちます。
昨年採種もしましたし、私は実生を初めたばかりなので年数の経過による花の変化の観察用に1つだけ残して処分するつもりでしたが、種子をジベレリン処理していないため、まだ発芽するかどうかわからない、と言うことで芽と根の成長が悪かったもの一つを除いて残りの4つは1~2芽ずつ植え付けました。

‘寿’に似た品種名不明の花に結実していた種子を採ったもので、20粒も無かった記憶がありますが、発芽したものが10程で育苗中にいくつか枯らして翌春6株を植え替え、後に花を見ることなく1株は枯れ、花を見る事ができたのは5株でした。
その花は全てが淡い桃色地に紅色絞りの花で、花型は大きく分ければ採種親に似たものと、ほとんど切れ込みの無い花弁のものの2種類でした。

採種親の根腐れしやすい栽培上の難点は実生株にそのまま現れ、2年3年と経っても変わりません。
栽培数が少ないのでこれを以って判断するのは早計かもしれませんが、今年は根腐れし難く芽の増殖が良い、育てやすいものを親に選んでみるつもりで、育苗スペースの関係から毎年ごく僅かずつとなりますが、実生を続けていきたいと考えています。

私のように狭い場所少ない数で実生を試みるのでは、そもそも多くを期待することはできませんが、年を追うごとに新品種が発表されていく訳ですから、超えなければならないハードルが高くなって、育種はどんどん難しくなっていくものなのかもしれません。

自分で実生して育成したものならば命名するのは自由であるとは思いますが、既存の品種に似たようなものがあるのなら新たに命名発表する必要は無いと私は考えています。
似たようなものがあるのならば、栽培され続けて後の世に残るとも思えず、意味のあることとは思えないからです。

先に記したように私が最初に実生して生まれた花は絞り模様の花ですが、絞りの花を育種し命名するのは特に難しいと思います。
それは、絞りの花が栽培を続けるうちに紅色無地に変わってしまう場合があるとされているからです。
絞りが消えてしまったら、その品種が淘汰されれば良いと考えてもいいのでしょうが、既存の品種の例から紅色無地になる可能性があると分かっている以上、紅色無地に変わっても美しく見えて類似品種が無いものである必要があるのではないかと思います。
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さくらそうの芽の状態

2011-03-02 | さくらそう栽培記録〜2011年
三日続けて雨が降り、真冬のような寒さです。
真冬のようなと言っても南関東のことですから、出始めたさくらそうの葉が傷むほどではありません。
雨が続いた後に暖かくなれば、葉の成長も一段と進むのではないかと思っています。


この芽は、入手した苗が品種名違いだったもので、‘寿’に似た花が咲くものです。
栽培するうちに紅色無地の花が咲くものの他に絞りの花が咲くものも出ましたが、これは紅無地の方です。

入手してから8年くらい経ちますが毎年他の品種よりも根腐れがひどく、私は上手く育てる事ができていません。
また、咲いてくれても花茎が倒れやすく、綺麗に揃って咲かせる事ができません。

写真を撮るために水洗いするまで気付かなかったのですが、3芽は根が茶色くなっています。
早い時期に植え替えた際に見られる、まだ完全に枯れていない古い根茎に付いた根と色が似ているので、これから枯れてしまうのかもしれません。


こちらは苗を購入したときの名札によれば‘花車’です。
特に悪くはないけれど良くもないといった状態ですが、上のものと比べれば根の数は多く長さもいくらか長いです。

芽の先が開いたような形をしていたので分けておいたものですが、葉が伸び始めた今の時点で見ると他との違いがあまり無いようにも思います。
異常ではなく11月~12月の段階で既に芽が動き始めていただけだったのかな、という気もしてきました。
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植え付け一段落

2011-02-26 | さくらそう栽培記録〜2011年
始めるのが遅くなってしまった今年の私のさくらそう(日本桜草)の植え付け作業ですが、今回は5号駄温鉢の数を減らし、1品種あたりの鉢またはポットの数をいくつかの例外を除いて2つに限ったので、昨年や一昨年と比べるとずいぶん早く進み、あとは品種名不明のもの1鉢分と知人などに差し上げるポットを残すのみとなりました。

昨年は猛暑だったためか、我が家ではいわゆる1番芽が枯れてしまっているものが多かったです。
そうしたものが毎年いくつかはありましたが、今回は比べものにならない数でした。

さらにひどい状態で小さな芽まで枯れていて、生き残った根からごく小さな芽が発生しているものもありました。
僅かでも生き延びてくれているので、その品種を絶やしてしまうことは無いのですが、花が咲くのは何年か先のことになってしまいます。

今夏あるいは来年以降も含め、昨年のような暑さになるかどうかは分かりません。
しかし近い将来、昨年と同様かそれ以上暑い夏が来ても不思議はないのではないかとも思います。

我が家の庭では一日中日が当たる場所がほとんど無いので、夏越しにはあまり注意を払わずに今まで栽培してきましたが、昨年の状況と今回の植え替え時に見た芽や根の様子を考えると、特に午後に直射日光下となる場所では、日除けの設置など何らかの対策をとらなければと考えています。


今週の暖かさで先週植えつけた鉢からも葉が出てきています。
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植え付け開始

2011-02-20 | さくらそう栽培記録〜2011年
昨日から、さくらそう(日本桜草)の植えつけを始めました。
画像の鉢は上と中の列が5号、下は4号、ポットは10.5cmのものです。

芽の様子を見て判断した限りでは、10鉢ある5号鉢のうち昨年と同様かより良さそうなものが6鉢、昨年より少し小さく感じられるものが3鉢、残りの1鉢は予備の小さな芽を少し多めに植えたものです。

色が違う5号鉢は、頂き物の桜草鉢と山野草用(?)の鉢、その他に朝顔鉢でそれぞれ一つずつです。


これは4号鉢、3.5号鉢、9cmポットです。

先日用土を作った時にも記しましたが、我が家では根腐れすることが多いと感じられる5号鉢と4号桜草鉢の用土は、水はけが良くなるように軽石を増やしてみました。
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大きめな鉢に植えたさくらそう

2011-02-19 | さくらそう栽培記録〜2011年
さくらそう(日本桜草)の芽を植えつけた浅い形の7号プラ鉢です。
浅いと言っても4号鉢と同じくらいの深さがあるので、さくらそうを育てるのに不足はありません。

植えた桜草は、先日の記事のプランターに植えたものと同じ品種名不明のもので、小ぶりな芽もいくらか混ぜて12芽植えました。
そのうち3分の2くらい咲いてくれれば、それなりに華やかになりそうです(^^♪


芽を仮に埋めてある鉢から芽(葉)が出てきてしまいました。
葉が出てから植え替えることもできますが、葉柄を折らないように注意が必要になりますし、なるべく早めに植え付けを済ませたほうが良いのは間違いありません。

12月までの作業時に既に小さな葉が出ていたものを除けば、これが最初なので今年はやや遅いのかなという感じがします。
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育てるのが難しい?

2011-02-18 | さくらそう栽培記録〜2011年
我が家のさくらそう(日本桜草)の中には、毎年ほかのものと比べて根腐れがひどく、芽が大きく育っていないことが多いものがあります。

根腐れの程度が違う株あるいは鉢を比べても、前年夏に葉が枯れるまでの様子には私が気付くほどの違いは見られない事が多いので、葉が枯れてからの栽培に問題があって根腐れがひどくなったと考えて良いように思います。

また、前年花が咲いた株には小さな芽ばかりできていて、それを2、3年かけて開花させているようなものがあります。

どちらもその品種は育て難いもの、と言ってしまえばそれまでですが、一度栽培が上手くできずに悪い状態にしてしまったものを、なかなか回復させる事ができずにいる、と考えた方が良い場合も少なからずあるように思います。

回復させるのが容易ではないもの=育て難いもの。と解釈できなくもないのですが、良い状態を維持できているうちは育てるのが難しいわけではないこと、毎年順調に育っていて育てやすいと思えたものでも上手く育てられない年はあることから、ちょっと違うのかなと私は考えています。

私はこれまでブログやWebサイトに、育て難い、性質が弱い、などと記したことがありましたが、自分自身の栽培技術や栽培方法に原因があったのに、植物(さくらそう)の方に原因があるとすり替えていたような気がして、反省しています。
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さくらそうを栽培する鉢の大きさ

2011-02-09 | さくらそう栽培記録〜2011年
洗っていなくて汚れていますが、4号の桜草鉢です。
左下のものと残りの5つは違うもので、表面の質感と大きさが異なります。
見た目は良いのですが、一年間栽培した後の芽を見ると私の育て方ではビニールポットや駄温鉢の方が良い結果が出ます。

鉢のサイズに合わせて上部をカットしたビニールポットで栽培して、観賞時に桜草鉢に入れるのが一番良い方法なのかもしれません。
高価な鉢の数が少なくて済みますし(^_^)v

趣味としてのさくらそう(日本桜草)栽培では、芽の数が少なかったり大きさが揃わなかったりした場合を除けば5~6号鉢に4芽植えることが多いかと思います。
5号鉢なら直径15cm程度ですから、さほど大きなものではないものの、そう小さいとも言えず、庭が広くないと数多く栽培することはできません。

仮に1品種2鉢ずつ栽培すると、我が家で今年鉢を置く予定の場所では20~25品種が限界で、さくらそうに適した日当たりの場所に置いてある他の植物の鉢が一切無かったとしても50品種(100鉢)置けるかどうかという程度です。

それが小さな鉢やビニールポットも使うことで栽培品種数を増やすことが可能になり、品種名不明のものまで含めれば100近い数を栽培できています。
鉢の大きさとそれに植えられる芽の数による開花時の見た目の違いはありますが、それは栽培者の好みもあるので、一概にどちらが良い(悪い)と言えるものではありません。

私の場合はやみくもに品種数を増やし過ぎてしまったからそうせざるを得ないという訳ですから、もし今から栽培を始めるのならば5号鉢2鉢ずつで20品種、あるいはいっそのこと4鉢ずつにして10品種に限るのも悪くないなと思います。
でもさくらそうの花の色や形、咲き方の種類は多いもので、あれもこれもと欲しくなるものなんですよね・・・
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増し土と鉢の大きさ

2011-02-08 | さくらそう栽培記録〜2011年
さくらそう(日本桜草)は、概ね花が咲く頃から夏の間に成長した根茎や芽が土の上に出てきてしまうので、土を足してそれを覆う「増し土」が必要だということはよく知られていて、さくらそう栽培について触れられた書籍などにも必ずと言って良いほど記載されています。

一方で、増し土はほどんど必要ないというような意見もあります。

私も一昨年あたりから様子を見ていますが、以前から感じていた、根茎や芽が地上に出る程度には年によって違いがあるという事のほかに、鉢が小さい(土が少ない?)ほど増し土の必要があるのではないかという印象を受けました。

昨年の我が家の例では、3.5号鉢に2芽植え、4号鉢に3芽植え、9cmポットに1芽植え、10.5cmポットに2芽植えなど比較的小さな鉢では、ほぼ全て増し土が必要になりました。
5号鉢に4芽植えたものでは、50鉢余り栽培したうち増し土が必要なかったものが1割ほどあり、プランターに植えたものではほぼ全て必要ありませんでした。

4芽植える鉢を一回り大きな6号にすれば、増し土が不要となる鉢の割合はもっと高くなるのかもしれません。

用土の種類によっても違いが出るのかなと思ったのですが、私が試した数種類では目立った違いがありませんでした。
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