松明 ~光明を指し示して~

暗闇を照らし赤々と燃える。が、自身が燃え上がっては長くはもたない。火を消すことなく新しい松明へと引き継がれねばならない。

子どもが難しいのでなく、教師が難しいのではないか

2013-11-14 19:46:35 | Weblog


「子どもが難しいのでなく、教師が難しいのではないか。」ときどきこんなことを思うときがある。
授業による教材が教師も子どもも手軽にできるものになってきている。例えば、国語でも文章を深く追求することなく、感じたこと、思ったことを語り合ったり、ノート書いたりして終えたりしている。音楽では二部合唱をしなかったり、図工では一つの物を時間をかけて描くことをしなかったり、体育では器械運動で柔軟運動をしなかったり、・・・。これは、教師が質の高い授業を敬遠しているのか、それとも指導法を知らないのか。いずれにしてもこれでは子どもは育たない。ほんとうの学びの喜びを感ずることはできない。ハウツーものの授業で教師も子どもも軽薄になっていくだけである。子どもは価値ある課題を与えれば喜んで学習してくれる。このことを教師は知らなければならない。