松明 ~光明を指し示して~

暗闇を照らし赤々と燃える。が、自身が燃え上がっては長くはもたない。火を消すことなく新しい松明へと引き継がれねばならない。

ああ!いい話だ~子どもたちの機転

2009-08-05 13:44:57 | Weblog

 これは、ある新聞の投書欄、日々の暮らしの中で見聞きした、「ちょっといい話や心温まるニュース」のコーナーから拾ったものです。

 七月七日の七夕の日、一緒に暮らしている小学3年生の孫が通う岐阜県関市の小学校で起きた出来事を、あとから学級通信で知りました。
 給食に「星形のコロッケ」が出ました。しかし、児童たちが配膳の準備中にトレーをひっくり返してしまいました。
 廊下にいた担任の先生が児童に呼ばれて教室に行くと、半分ほどが床にちらばっていました。先生は職員室に向かい、欠席者の余分がないかを聞くと、他の先生たちが「どうぞ」と差し出してくれたそうです。
 先生は安心して教室に戻ると、児童たちは無事だったコロッケをそれぞれ半分に切り分けて、全員に行き渡らせていました。
先生たちからもらったコロッケを「ぼくたちは半分でいいから」「うん、半分でいい」と、もう一度、職員室へ返しにいったとのこと。情景が目に浮かび、みんなの思いやりの気持ちが伝わりました。
 担任の先生に尋ねました。先生は、児童たちがどんな対応をするのか気掛かりでしたが、短時間で解決していたことに驚いていました。トレーをひっくり返した失敗を誰も責めず、半分に分けたアイデアに「えらいなあ」と率直に感動し、児童を大いに褒めたそうです。

  「ああ!ほんとうにいい話ですね。」でも、こういうことは私が勤めている学校でも時々あります。マスコミ等には、あまり取り上げられないので、一般の方や保護者の方には知られていません。学校では、このような子どもたちや教師のあたたかな思いやりが結構あるのですよ。