「模倣」というと何だかいけないように感じるのでしょうが、そんなことはありません。人間が物事を知ったり、覚えたり、できるようになるには、模倣からは始まることがほとんどであると言えるでしょう。一人の人間がすべてをつくり出すことはできないからです。
初任者の指導を見ていて思うことは、もっと、先輩教師の指導の模倣をどんどん取り入れてほしいことです。そのほうが、ずっとはやく学級づくり、授業づくり、子どもづくりができるからです。
確かに初任者にとって模倣することすら難しいでしょう。しかし、忠実に真似ることにより、そのよさに気づくことが多いと思います。
先輩教師の指導を受けるときも同じです。一番大切なことは、まずは、その教えをしっかり受け入れ、実践をしてみることだと思います。