「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

日本公衆衛生学会シンポ13:総合政策型「健幸まちづくり」健康政策と都市政策の連携で健康無関心層をカバーする。

2023-11-26 16:33:39 | 医療

 まさに、期待するところ。

 健康政策と都市政策の連携、連携に留まらず、融合であってほしいとさえ思っています。

 先日の日本公衆衛生学会のシンポジウム、立ち見が出るほどの大盛況。

 70分のシンポジウムでしたが、ぜひ、2時間半ぐらい取って大きな研究の場にしていってほしいと思います。

 様々な参考事例、出されていました。

 路地が、自殺予防に役立ちます。

 ウオーカブルシティが、健康寿命を伸ばします。

 体操指導で、さらに個別メニューの筋トレなども入れると一人当たりの医療費削減の効果まで出せます。

 勉強していきたいと思います。
 このようなシンポジウムがあること、私も昨年知りました。今年も、あるかなと思っていたら、期待通りの大盛況なシンポジウムでした。

 中央区も、ぜひ、まちづくりから、健康作っていきましょう。
 江戸バス無料化など、もちろん、やってくださっていますが。

 



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この冬の感染症対策について

2023-11-26 14:00:07 | 健康教育、ヘルスリテラシー

問い;インフルやアデノ、ノロウイルス等が流行っていますが、この冬の感染症対策を教えて

 

回答;感染症対策では、①病原体、②感染経路、③個体の免疫力の3要素を考慮します。

 ①冬場は、インフルやアデノ、ノロなどのウイルスや溶連菌などの細菌が流行ります。第八波以降大きな波はありませんが新型コロナも出ています。診断を付けて、抗ウイルス剤や細菌には抗生剤が投与されます。抗原キットでのインフル診断には発熱後12時間位は最低必要です。

 ②それら病原体には、特徴的な感染経路があり、インフルは飛沫感染、アデノやノロは経口感染と接触感染、そして新型コロナではエアロゾル感染など言われますが、手洗い・アルコール消毒(ノロには、次亜塩素酸)で経口・接触感染を防ぎ、マスク・うがいや咳エチケットで飛沫やエアロゾル感染を防ぎます。換気もエアロゾル感染に対し行います。

 ③個体の免疫力として、十分な栄養と休養が大事です。ストレスは、免疫力を低下させます。インフルや新型コロナなどは、予防接種で防ぐことも大事で、たとえ、罹患しても重症化を予防できます。

 早寝・早起き・朝ごはんで、規則正しい生活をして、この冬も乗り切りましょう。罹患したら、無理せず水分を十分取りながら療養して下さい。

以上

 

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