請願のご報告。
●請願第7号:中央区立図書館の地域資料の確かな保存と経験知に基づく活用を求める請願
●請願第8号:中央区立図書館の運営に関して、ステークホルダーである区民に向けた説明会を求める請願
本日3/16、中央区議会第1回定例会の最終日において、地域資料の監理に関する二つの請願が、上程されました。
内容が、地域資料を監理する会計年度任用職員の本年度の雇止めに関連したものであり、緊急性を要するものであったため、即、採決に入っていただきたい旨の動議を私はかけました。
その一方で、区民文教委員会付託を行うべき旨の動議が出されました。
結局、後者の区民文教委員会へ付託を行うべきことが賛成多数で決められました。
委員会付託ということで、本年度解雇の話が、本年度中には、決められることなく年度をまたぐこととなってしまいました。
さらにいうのであれば、改選期は、通常の場合、4月の委員会が開催されないこととなります。
結局、本請願は、一度も審議されることなく、流れることとなってしまうのが今までの例です。
(区民文教委員会委員長のほうで、付託をしたのだから、一度は、審議をしようと、改選期だけれど、委員会を開催すると判断すれば、委員会開催もありうると思います。)
大切な請願をお預かりしながら、まずは、第一回定例会の期間内に区民文教委員会へ付託をするよう最終日への上程ではなく、早い段階で上程をする「先議」のお願いしましたが、かないませんでした。
今回、せめて、「採決」だけでもと試みましたが、上述のように多数決に負けました。私だけではなく、採決をすることに賛成をして下さった会派はおられました。
たいへん申し訳ございませんでした。
地域資料の監理につきましては、引き続き、見守って参る所存です。
今後は、「図書館サポーター」の新設なり、「文化財サポーター」の機能拡大などして、区民の皆様も加わりながら図書館と一緒になって地域資料を監理していく仕組みができればよいと考えています。
以下に、請願の本文を掲載します。
区民の皆様が、危機感をもってやむにやまれぬ思いで提出されたことがお分かりになると思います。
中央区議会は、寄り添う判断をすべきであったと私は考えます。
付託をする判断をしたのであるから、付託をしたという責任のもと、その付託した委員会で一度は審議の機会を作るべきであると私は考えます。
時期を逸したことは否めないとしてもです。
(ただし、3/16本会議での「委員会付託」という多数決の結果を受け、流れることが確実な運命の請願となってしまったので、それならば、改選された新たな議会で再度提出をし直し、しっかりと議論をすることも、請願者がご希望されるのであれば、それもありだと考えます。)
●図書館の「地域資料」の監理のために、今回の予算特別委員会で、新規にご準備頂いた要求資料