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「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

知事選に勝って、築地市場を現在地で守る。築地を守る朝食会開催。集合12/10午前7時築地四丁目交差点。

2012-12-03 23:00:00 | 築地を守る、築地市場現在地再整備

知事選に勝って、築地市場を現在地で守る。

「築地を守る朝食会」開催。

集合:12/10午前7時築地四丁目交差点、ジョナサン前。

ご参加される方は、お電話03-5547-1191ください。


発案:築地市場移転問題シンポジウムに参加されていた満岡しょうごさん
   開場との意見交換のときに、朝食会をすればと、提案されたので、そのまま実現の運びに。

皆さん、ぜひ、集ってください!

すでに、稲田さんというかたから、参加のご連絡いただいております。返信致しましたが、返信がパソコンメールから届かないため、届きましたことこちらでお伝えしておきます。


ジャーナリスト岩上安身さんもつぶやいてくださいました。もしかして、IWJ中継も入るかも。

岩上安身
@iwakamiyasumi先ほどの築地問題をめぐる集会で、「築地を守る朝食会」の提案があり、その後の懇親会で急遽、決定! 12月10日朝7時、築地四丁目交差点、ジョナサン前で集合。参加はどなたでも。連絡先は、0355471191。築地を守る市民会の議事務局あてに。

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12/2朝日新聞記事;築地市場移転「知事選争点に」

2012-12-02 23:00:00 | 築地を守る、築地市場現在地再整備

 築地市場移転問題のシンポジウムでは、各種マスコミのかたも来られていました。

 以下、朝日新聞での報道。

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大きな反響、12/1築地市場移転問題シンポ。違法な移転は、この都知事選挙で止めましょう。

2012-12-01 23:00:00 | 築地を守る、築地市場現在地再整備

 築地市場移転問題では、多くの参加者が来られ、シンポジウムでは、パネラーの発言とともに、会場では熱気あふれる意見交換が行われました。

 築地市場移転は、止めていかねばならない。
 この都知事選挙で止めていく。

 多くの意見が出されました。


 次回は、3月2日土曜日開催(場所未定)されます。


 
***以下は、アンケートでいただいた声の一部です。*****

【アンケート内容の一部、簡単なまとめ】

勉強会、質問が活発で良かった。

とても勉強になった。

情報の伝達、受取り方、日本は未成熟さ感じる。

SNS有効だ。

熱が伝わった。

汚染がゼロになったらいいというのはあいまいな感じ。

全てが非常に役にたった。他県ですが応援します。

どんな問題でどの様な危険があるかわかりやすく理解できた。

未来の子へ築地の食を残さなければと強く思った。

市場で働く人の話をもっと聞きたいと思った。

3.11の時に豊洲が液状化したことを周知してほしい。

毒物汚染の現状をもっと知らしめて欲しい。

とても良い集会だった。

食の安全、命を守る市場関係者に感想。応援する。

なぐもさんの話に感動、涙でた。絶対、築地守ってください。一緒に行動します。

ネット配信、事前に知らせてほしい。

まだ遅くない。がんばりましょう。

など。

 

 

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築地を守るシンポジウム 明日12月1日土13時半開場14時開演 四谷の弘済会館

2012-11-30 18:20:27 | 築地を守る、築地市場現在地再整備

いよいよ明日、12月1日土曜日午後、都知事選挙の最大の争点のひとつ
「築地市場移転問題」についてのシンポジウムが開催されます。

 多くの皆様のご参加をお願い申し上げます。

*******転送大歓迎************************

どうなる食の安全?
~築地市場移転を考える~

石原都知事が辞職表明 再検証のとき

 東京の、日本の食文化の発信地である築地市場。
 この築地市場が、今、深刻な汚染地に移転されよう
としています。豊洲にある移転予定地は、巨大な都市ガ
ス製造工場の跡地です。ここからは、環境基準を大きく
超える有害物質が次々と見つかり、なかには基準の数
万倍を超える深刻な汚染も明らかになっています。
 市場を汚染地に移転して、私たちの食卓の安全を守
ることができるのか。市場の移転が決まっていない今、
 一人ひとりで考えたいと思います。


日 時 2012年12月1日(土)14:00~16:30
(13:30~開場)

場 所
弘済会館 4F 『萩』の間
〒102-0083 東京都千代田区麹町5 -1
TEL: 03-5276-0333

アクセス
JR四ッ谷駅、東京メトロ四ッ谷駅 徒歩5分
東京メトロ有楽町線麹町駅 徒歩5分
参加費


500円 ※事前申込不要、直接会場にお越しください。

定 員
238名

<パネルディスカッション>
〇岩上 安身さん
ジャーナリスト・IWJ代表
(Independent Web Journal)
〇水野 かほるさん
プランナー
〇野末 誠さん
築地市場仲卸
〇佐藤 克春さん
一橋大学経済学研究科特任講師



主催者:築地市場移転問題勉強会実行委員会

賛同者:
岩上 安身 ( ジャーナリスト・IWJ代表)
海渡 雄一 (日本弁護士連合会前事務総長・弁護士)
小坂 和輝 (小児科医)
齋藤 貴男 (ジャーナリスト)
坂巻 幸雄 (日本環境学会 土壌汚染問題ワーキンググループ長)
白石  草 (Our Planet - TV代表)
寺西 俊一 (一橋大学教授 環境経済学環境政策論・日本環境会議事務局長)
畑  明郎 (日本環境学会顧問/前会長・元大阪市立大学大学院教授)
三國 英美 (広島大学名誉教授)
水谷 和子 (一級建築士)
山下 英俊 (一橋大学准教授 資源経済廃棄物政策論)
梓澤 和幸 (市民メディアNPJ代表・弁護士)

お問い合わせ:
築地移転問題勉強会実行委員会 〒104?0052 東京都中央区月島3?30?4 飯島ビル1F
 TEL:03-5547-1191 FAX:03-5547-1166


深刻な土壌汚染がある市場移転予定地
●深刻な土壌汚染
 築地市場は、私たちの食生活を支える中央卸売市場で
す。日本最大の魚市場であり、「築地」は世界的なブランド
でもあります。
 いま、この築地市場が、深刻な汚染地に移転されようと
しています。豊洲にある移転予定地は、巨大な都市ガス製
造工場の跡地です。巨大ガス工場が操業していたこの土
地には、深刻な土壌汚染が残されています。環境基準を
大幅に上回るシアン化合物やヒ素、水銀やカドミウムなど
の有害物質がつぎつぎに判明し、ベンゼンについては環
境基準の4万3000倍の汚染が発見されています。

●汚染対策への疑問
市場移転問題を私たちの問題として
 東京都は、移転予定地であるガス工場跡地の汚染対策
を講じるから、安全であると言ってきました。しかし、汚染
調査や汚染対策はきわめて不十分なものであり、これで
は食の安全、安心を守ることはできないと土壌汚染の専
 それにもかかわらず、東京都は、このような声を無視し
門家や築地市場の関係者からきびしく批判されています。
て、自分たちの考えた汚染対策工事に着手しました。しか
し、その対策工事も、当初973億円をかける必要があると
言われていたものを、約半額の541億円分の対策で済ま
せる内容となっています。
 さらに、東京都は、汚染対策の検証に欠かせない汚染
土壌のコアサンプルを、捨て去ろうとしているのです。
 このような汚染対策で、本当に食の安全、安心を守るこ
とができるのか、私たち一人ひとりが、今こそ真剣に考え
なければなりません。

<市場移転問題を私たちの問題として>

1 市場の移転は誰の問題?
 これまで、市場移転の土壌汚染問題に疑問を呈して
きた人のほとんどは、築地市場内で働く人びとでした。
しかし、この築地市場移転問題は、汚染地で働くことを
余儀なくされる人たちだけの問題ではありません。市場
から運ばれる魚や肉、野菜、果物を口にすることになる、
私たち自身の問題でもあります。
 市場が移転して、日々の食の安全を守ることができる
のか、世界に誇るTsukijiの文化と伝統が消え去ってよ
いのか。そのことが問われています。

2移転は既に決まったこと?
 新聞やテレビの報道では、築地市場移転は、すでに後
戻りができないところまで進んでいるかのように伝えら
れることもあります。しかし、東京都が、築地市場を移転
させるためには農林水産大臣から認可を受ける必要が
ありますが、東京都は、農林水産大臣に対しこの認可の
申請を行っていません。築地市場の移転は、決まってい
ないのです。

3 今、皆で考えるとき
 今年10月、石原慎太郎都知事が辞職を表明しまし
た。築地市場移転計画は、都知事が強く推し進めてきま
した。石原都知事は適正な判断を行ったのか、あらため
て問題を再検証するときが来ています。
 この集いでは、築地市場移転問題を検証し、築地市場
の将来と食の安全、安心について皆さんと一緒に考えて
いきます。


〇汚染土壌コアサンプル廃棄差止裁判での仲卸業者の訴え
 「私達は、反対運動だって、デモだって人生で一度も経験したことない者たちばか
りです。魚屋として、ずっと築地で生きてきた、それだけです。そういう私たちが、
なぜ訴訟をしないといけないのか、考えていただきたい。
 自分達のためだけであれば、ここまでする必要はありません。でも、築地の魚や野
菜を食べる都民や未来ある子どもたちのこと、そして市場で働く若者たちのことを考
えれば、この問題を見過ごすことはできないのです。
 …移転して、汚染された食べ物を食べて、苦しむのは、一般の市民であり、未来を
担う今の子ども達です。そうして何かが起きたとき、移転に賛成している人も、反対
している人も、責任を取れないんです。…でも、もしも健康被害が出たら、もしも新
聞で「豊洲市場食品汚染事故」が報道されるようなことが起こったら、今の原発事故
のように「こんなはずではなかった」と、「想定外」との一言で簡単に済まされたと
したら、私は死んでも死にきれません。」(一部抜粋)








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明日からの都知事選挙、私は弁護士宇都宮けんじさんを全身全霊応援いたします。

2012-11-28 17:21:12 | 築地を守る、築地市場現在地再整備

 いよいよ、明日から都知事選挙が始まります。

 負けられない戦いです。

 サラ金ヤミ金と闘ってきた弁護士宇都宮けんじさんを全身全霊応援させていただきます。


 小児科医師として、子ども達の未来を託せる方は、まさに、宇都宮けんじさんです。

 いままでと変わらない東京を選ぶのか、ひとにやさしい東京を選ぶのか、私達ひとりひとりにかかっています。

 
 もちろん、宇都宮けんじさんであれば、東京都による築地市場の違法な土壌汚染地への移転は、止めてくださると信じています。


 中央区というまちがとても広く感じる一日の始まりです。
 中央区152箇所のポスター掲示場。
 極力、都知事選挙掲示板一番乗りを目指します。


 <宇都宮けんじさんを都知事にする中央区の勝手連事務所>

 東京都中央区月島3-30-4-飯島ビル1F
 �03-5547-1191
 fax03-5547-1166


********************************

1.「宇都宮けんじさん」ってこんな人なんだ とよく分かる客観的な一般サイト
(1)覚悟の瞬間   http://www.kakugo.tv/index.php?c=search&m=detail&kid=194
(2)絶望の淵から二度這い上がった 落ちこぼれ弁護士の逆襲 (インタビュー記事)
   http://www.jinzai-bank.net/careerlab/info.cfm/tm/032/


2. 「人にやさしい東京をつくる会」の公式サイトで更によく分かる
  http://utsunomiyakenji.com
(1)メールマガジンの配信が受けられます(サイト右上の欄に自分のアドレスを入れるだけ)。
(2)サイトの上部のタグ「プロフィール」で、電気もない開拓農民生活から出発した
 宇都宮さんの原点の物語が読めます。
(3)サイトの上部のタグ「応援メッセージ」で菅原文太さんらのメッセージが見られます。
(4)公式ツイッター https://twitter.com/utsunomiyakenji
     公式フェイスブック  http://www.facebook.com/utsunomiyakenji
 「宇都宮けんじさんと東京を変える100万人サポーターズ」
   http://www.facebook.com/utsuken.supporters
(5)ユーストリーム(動画)で宇都宮さんが、個別分野の政策を語っています
   http://www.ustream.tv/user/utsunomiya_kenjiTV


3.勝手連情報ブログ  http://utsukatte.blog.fc2.com/
(1)各地の勝手連の連絡先、様子が分かります
(2)各種の動画、フリー素材等が用意されています。 
 




 

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築地を守るシンポジウム 12月1日土13時半開場14時開演 四谷の弘済会館

2012-11-28 14:28:11 | 築地を守る、築地市場現在地再整備

都知事選挙の真っ最中の12月1日土曜日午後、都知事選挙の最大の争点のひとつ
「築地市場移転問題」についてのシンポジウムが開催されます。

 多くの皆様のご参加をお願い申し上げます。

*******転送大歓迎************************

どうなる食の安全?
~築地市場移転を考える~

石原都知事が辞職表明 再検証のとき

 東京の、日本の食文化の発信地である築地市場。
 この築地市場が、今、深刻な汚染地に移転されよう
としています。豊洲にある移転予定地は、巨大な都市ガ
ス製造工場の跡地です。ここからは、環境基準を大きく
超える有害物質が次々と見つかり、なかには基準の数
万倍を超える深刻な汚染も明らかになっています。
 市場を汚染地に移転して、私たちの食卓の安全を守
ることができるのか。市場の移転が決まっていない今、
 一人ひとりで考えたいと思います。


日 時 2012年12月1日(土)14:00~16:30
(13:30~開場)

場 所
弘済会館 4F 『萩』の間
〒102-0083 東京都千代田区麹町5 -1
TEL: 03-5276-0333

アクセス
JR四ッ谷駅、東京メトロ四ッ谷駅 徒歩5分
東京メトロ有楽町線麹町駅 徒歩5分
参加費


500円 ※事前申込不要、直接会場にお越しください。

定 員
238名

<パネルディスカッション>
〇岩上 安身さん
ジャーナリスト・IWJ代表
(Independent Web Journal)
〇水野 かほるさん
プランナー
〇野末 誠さん
築地市場仲卸
〇佐藤 克春さん
一橋大学経済学研究科特任講師



主催者:築地市場移転問題勉強会実行委員会

賛同者:
岩上 安身 ( ジャーナリスト・IWJ代表)
海渡 雄一 (日本弁護士連合会前事務総長・弁護士)
小坂 和輝 (小児科医)
齋藤 貴男 (ジャーナリスト)
坂巻 幸雄 (日本環境学会 土壌汚染問題ワーキンググループ長)
白石  草 (Our Planet - TV代表)
寺西 俊一 (一橋大学教授 環境経済学環境政策論・日本環境会議事務局長)
畑  明郎 (日本環境学会顧問/前会長・元大阪市立大学大学院教授)
三國 英美 (広島大学名誉教授)
水谷 和子 (一級建築士)
山下 英俊 (一橋大学准教授 資源経済廃棄物政策論)
梓澤 和幸 (市民メディアNPJ代表・弁護士)

お問い合わせ:
築地移転問題勉強会実行委員会 〒104?0052 東京都中央区月島3?30?4 飯島ビル1F
 TEL:03-5547-1191 FAX:03-5547-1166


深刻な土壌汚染がある市場移転予定地
●深刻な土壌汚染
 築地市場は、私たちの食生活を支える中央卸売市場で
す。日本最大の魚市場であり、「築地」は世界的なブランド
でもあります。
 いま、この築地市場が、深刻な汚染地に移転されようと
しています。豊洲にある移転予定地は、巨大な都市ガス製
造工場の跡地です。巨大ガス工場が操業していたこの土
地には、深刻な土壌汚染が残されています。環境基準を
大幅に上回るシアン化合物やヒ素、水銀やカドミウムなど
の有害物質がつぎつぎに判明し、ベンゼンについては環
境基準の4万3000倍の汚染が発見されています。

●汚染対策への疑問
市場移転問題を私たちの問題として
 東京都は、移転予定地であるガス工場跡地の汚染対策
を講じるから、安全であると言ってきました。しかし、汚染
調査や汚染対策はきわめて不十分なものであり、これで
は食の安全、安心を守ることはできないと土壌汚染の専
 それにもかかわらず、東京都は、このような声を無視し
門家や築地市場の関係者からきびしく批判されています。
て、自分たちの考えた汚染対策工事に着手しました。しか
し、その対策工事も、当初973億円をかける必要があると
言われていたものを、約半額の541億円分の対策で済ま
せる内容となっています。
 さらに、東京都は、汚染対策の検証に欠かせない汚染
土壌のコアサンプルを、捨て去ろうとしているのです。
 このような汚染対策で、本当に食の安全、安心を守るこ
とができるのか、私たち一人ひとりが、今こそ真剣に考え
なければなりません。

<市場移転問題を私たちの問題として>

1 市場の移転は誰の問題?
 これまで、市場移転の土壌汚染問題に疑問を呈して
きた人のほとんどは、築地市場内で働く人びとでした。
しかし、この築地市場移転問題は、汚染地で働くことを
余儀なくされる人たちだけの問題ではありません。市場
から運ばれる魚や肉、野菜、果物を口にすることになる、
私たち自身の問題でもあります。
 市場が移転して、日々の食の安全を守ることができる
のか、世界に誇るTsukijiの文化と伝統が消え去ってよ
いのか。そのことが問われています。

2移転は既に決まったこと?
 新聞やテレビの報道では、築地市場移転は、すでに後
戻りができないところまで進んでいるかのように伝えら
れることもあります。しかし、東京都が、築地市場を移転
させるためには農林水産大臣から認可を受ける必要が
ありますが、東京都は、農林水産大臣に対しこの認可の
申請を行っていません。築地市場の移転は、決まってい
ないのです。

3 今、皆で考えるとき
 今年10月、石原慎太郎都知事が辞職を表明しまし
た。築地市場移転計画は、都知事が強く推し進めてきま
した。石原都知事は適正な判断を行ったのか、あらため
て問題を再検証するときが来ています。
 この集いでは、築地市場移転問題を検証し、築地市場
の将来と食の安全、安心について皆さんと一緒に考えて
いきます。


〇汚染土壌コアサンプル廃棄差止裁判での仲卸業者の訴え
 「私達は、反対運動だって、デモだって人生で一度も経験したことない者たちばか
りです。魚屋として、ずっと築地で生きてきた、それだけです。そういう私たちが、
なぜ訴訟をしないといけないのか、考えていただきたい。
 自分達のためだけであれば、ここまでする必要はありません。でも、築地の魚や野
菜を食べる都民や未来ある子どもたちのこと、そして市場で働く若者たちのことを考
えれば、この問題を見過ごすことはできないのです。
 …移転して、汚染された食べ物を食べて、苦しむのは、一般の市民であり、未来を
担う今の子ども達です。そうして何かが起きたとき、移転に賛成している人も、反対
している人も、責任を取れないんです。…でも、もしも健康被害が出たら、もしも新
聞で「豊洲市場食品汚染事故」が報道されるようなことが起こったら、今の原発事故
のように「こんなはずではなかった」と、「想定外」との一言で簡単に済まされたと
したら、私は死んでも死にきれません。」(一部抜粋)





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築地市場移転問題は、都知事選挙の重大争点のひとつ、移転を許すわけにはいきません。

2012-11-27 09:51:43 | 築地を守る、築地市場現在地再整備
 築地市場移転問題は、都知事選挙の大きな争点です。

 今、都議会だけでなく、築地市場移転の違法性に関して、公開の法廷の場で、都民、市場関係者は、東京都と争っています。

 都知事選挙候補者の築地市場移転に関する考え方も、選ぶひとつの重要なポイントです。

 弁護士であられた、それも日本の3万2千人の弁護士会のトップであられた宇都宮けんじ候補こそ、築地市場移転を中止し、中央区のそして都民の念願である現在地での再整備を成し遂げてくださると信じています。


******東京新聞(2012/11/27)*******
【社説】


東京都知事選 首都のかたち問うとき



2012年11月27日


 千三百万人を抱える首都の顔を選ぶ東京都知事選の告示が二十九日に迫った。衆院選と同じ十二月十六日に投開票が行われる。国政選挙の動向に振り回されないよう足元の自治を見つめ直したい。


 二〇一一年の春、東日本大震災と福島原発事故で日本中は大わらわだった。その最中に行われた統一地方選で、前都知事の石原慎太郎氏は四度目の東京のかじ取りを託されたはずだった。


 未曽有の複合災害からくみ取るべき教訓はまだまだ山積している。それなのに国政に転身するからと、その重責を任期途中で投げ出したのは身勝手極まりないと指摘しておく。


 降って湧いた都知事選だが、主な候補予定者がほぼ出そろったようだ。十三年八カ月ぶりに新人ばかりが争う選挙になる。


 作家で副知事の猪瀬直樹氏は石原氏から後継指名されている。対して前神奈川県知事の松沢成文氏、前日本弁護士連合会会長の宇都宮健児氏、元自民党総務会長の笹川尭氏らが都政刷新を訴える。


 東京新聞の都民世論調査によれば、石原都政を評価する人は「大いに」と「ある程度」を合わせて76%に達した。大半の人は変化を望んでいないように読み取れる。


 けれども、この結果がそのまま投票行動に反映されるかは甚だ疑わしい。候補者による論戦はこれからが本番だからだ。


 東京は世界最悪レベルの原発事故を引き起こした国の首都だ。電気の大消費地であり、東京電力の大株主でもある。原発に対する姿勢は間違いなく問われる。


 宇都宮、笹川の両氏ははっきりと脱原発を志向している。松沢氏は遠い将来にかけての脱原発依存を掲げ、猪瀬氏は原発の是非には触れず電力改革を主張する。


 都民世論調査では、選挙で重視する分野として「医療・福祉」や「教育・子育て」「雇用対策」が上位に並んだ。少子高齢化の進展や非正規雇用の増大、貧困などの問題が都民の暮らしを直撃している様子が浮かぶ。


 二〇二〇年夏季五輪の東京招致や千四百億円をつぎ込んだ新銀行東京の取り扱い、築地市場の移転、東京メトロと都営地下鉄の一元化といった大型事業をどう着地させるかも大事な論点だ。


 東京が目指すべきはグローバル時代の世界都市か、地域に目配りする生活都市か、それとも教育文化の都市か-など、候補者には自らが描く首都のかたちを示し、政策本位の論争をしてほしい。
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都知事候補 弁護士宇都宮けんじさんを応援、中央区の勝手連について

2012-11-26 00:00:01 | 築地を守る、築地市場現在地再整備

 今まで、何をやってきたか。
 
 これが、政治家を判断する重要なポイントだと思います。

 宇都宮さんは、サラ金、ヤミ金に対して多くの被害者を救済してきました。
 年越し派遣村名誉村長をされました。

 地下鉄サリン事件、自分はその発生時、聖路加国際病院の小児科医師でしたが、宇都宮さんは、被害者救済の先頭に立たれたということです。


 原発事故は、想定し得たのに、想定しなかった人災です。
 宇都宮さんは、二度と同じ過ちを繰り返さぬように、脱原発の政策をあげてくださっています。

 そして、築地市場移転問題、私たちは、その政策の違法性を裁判の公開の場で都と争っているわけですが、都知事としてそのおかしさを正して下さると信じています。

 
 一都民として、宇都宮さんを応援する勝手連を立ち上げたいと思います。
 もし、ご関心のあるかたは、ご連絡をお願い申し上げます。


 ご連絡:kosakakazuki@gmail.com

 宇都宮けんじさんを都知事にする中央区勝手連
 
 事務局住所:中央区月島3-30-4-1F
 ℡ 03-5547-1191
 fax 03-5547-1166


 負けられない選挙だと思います。
 宇都宮さんを都知事にし、都政を都民の手に取り戻したいと思います。

 もう一言いうと、小児科医師として、子ども達の未来を託したいと思う候補は、宇都宮けんじさんです。

 どうかよろしくお願い申し上げます。


 もちろん、東京のあちこちで、無数の勝手連がたちあがっています。
 中央区にもいくつも立ち上がっていると思います。

 そのうちのひとつの立ち上げです。 


*****宇都宮けんじさんのひととなり*****
http://blog.goo.ne.jp/kodomogenki/e/2b1084144b394506da231c8c9b73ec9e

弁護士 宇都宮けんじの『仕事の流儀』 大丈夫、人生はやり直せる。



 

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11月22日木午前7時半~(波除神社前)、築地市場でチラシ配布します。お手伝い願います。

2012-11-21 16:16:33 | 築地を守る、築地市場現在地再整備
 11月22日午前7時半~8時半、築地市場でチラシの配布します。
 手伝ってくださるかたがおられれば、よろしくお願います。

 築地市場の移転の問題は、都知事選挙の大事な争点の一つです。

 多くのかたと思いを共有し、なんとしても、現在地での再整備につなげていきたいと思います。

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11月20日築地を守る裁判 公金支出金返還訴訟東京地裁703号法廷10時半

2012-11-18 23:00:00 | 築地を守る、築地市場現在地再整備
 東京都は、違法な形で、築地市場を、土壌汚染の場所に移転させようとしています。

 その違法性のひとつが、土壌汚染がある土地を、汚染があることをと知りながら、土壌汚染がないものとした価格で購入し、その土壌汚染対策費用に巨額の税金を投入していることです。

 余計な公金支出金の返還を求めて、東京地方裁判所で、争っています。

 二度にわたって東京都は購入をしており、この件では、それぞれに対し、争っています。


1)豊洲移転公金支出金返還訴訟(2006年購入分・第11回口頭弁論期日)
2012年11月5日(月) 13時45分~ 東京地方裁判所 522号法廷



2)豊洲移転公金支出金返還訴訟(2011年購入分・第2回口頭弁論期日)
2012年11月20日(火) 10時30分~ 東京地方裁判所 703号法廷


 今回は、2)記載の裁判が行われます。


 お時間のございますかたは、ぜひ、傍聴のほどお願い申し上げます。

 法廷後、報告会が、弁護士会館で開催されます。
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築地を守る思い 11月17日土曜日 築地市場内水産仲卸約750店全店チラシ配布で感じたこと

2012-11-17 23:00:00 | 築地を守る、築地市場現在地再整備
 11月17日土曜日、「どうなる食の安全? 築地市場移転を考える 石原都知事が辞職表明 再検証のとき」と題した12/1開催シンポジウムのチラシを、築地市場内水産仲卸約750店全店に手渡して等で配布を致しました。

 築地市場移転であきらめムードになっているのではないかと心配をしていましたが、一軒一軒回って、感じたことは、以前と同じ築地市場を現在地で守るという思いがそこにはあるということでした。同様な全店配布は、平成19年から自分はやってきましたが、その時と、感じは同じでした。
 もちろん、景気の影響はあろうかと思います。

 ただ、大切なところの築地を守る思い、食の安心・安全を守る思いは、同じだったと思います。
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都知事選挙、違法な築地市場移転の政策をきちんと止めることができる候補者を選びましょう!

2012-11-06 23:55:22 | 築地を守る、築地市場現在地再整備
 東京都が行う違法な築地市場移転は、きちんと止める候補者を選びたいものです。

 以下、候補者選びで、希望が見えてきそうな気がします。

 違法な築地市場移転を、都民の手で止めていきましょう!

 記事にある宇都宮氏は、築地市場移転問題勉強会実行委員会http://www.facebook.com/tsukijiitenmondai.benkyoukai.jikkouiinkaiの賛同人となってくださっている方です。




****東京新聞(2012/11/06)*****
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012110602000230.html
【社会】

都知事選 宇都宮氏、出馬に含み 反貧困、脱原発求める声明

2012年11月6日 夕刊

 東京都の石原慎太郎前知事の辞職に伴う知事選で、評論家の佐高信氏や経済ジャーナリストの荻原博子氏らが六日、都庁で記者会見し、反貧困や脱原発を実現する都政を求める声明を発表した。声明に賛同した著名人約四十人を中心に「人にやさしい都政をつくる会」を発足し、統一候補を擁立する。
 会見に同席した前日本弁護士連合会会長で東京弁護士会所属の宇都宮健児氏(65)は、候補が見つからなかった場合について「(自身の立候補を)検討せざるを得ない」と出馬に含みを持たせた。
 声明では、憲法を大切にし、福祉や環境、貧困や格差問題を重視するとともに、脱原発政策を確実に進める知事を求めるとした。石原前知事が脱原発運動を罵倒したなどとして、批判した。声明に賛同したのは、元国立市長の上原公子氏、作家の大江健三郎氏、ジャーナリストの鎌田慧氏ら。
 宇都宮氏は、貧困問題に取り組む市民団体や労働組合、法律家、学者らがつくる「反貧困ネットワーク」の代表も務めている。オウム真理教の被害者支援や、多重債務者の救済に長年取り組んだ。
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産経新聞11/2 2012都知事選 石原流 継承か転換か 新銀行東京、築地移転…再び争点化も 

2012-11-06 16:17:46 | 築地を守る、築地市場現在地再整備
 築地市場移転問題は、都知事選の重要な争点と考えます。

 以下、産経新聞報道。



*****産経新聞(2012/11/02)*****
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121102-00000114-san-soci
産経新聞 11月2日(金)7時55分配信

2012都知事選 石原流 継承か転換か 新銀行東京、築地移転…再び争点化も


 石原慎太郎前知事の辞職に伴い12月16日に投開票される東京都知事選。最大の争点は13年半の石原都政の継承か、転換か。だが尖閣諸島(沖縄県石垣市)活用のため集まった寄付金の扱いといった「石原カラー」施策の扱いのほか、築地市場移転問題などカタがついたとみられた問題が争点化され、再燃する可能性もはらむ。

 辞職の10月31日、記者団に「やり残したことはない」と語った石原氏だが、自治体の枠を超えた政策も多かっただけに、後任次第で行方が左右されそうなものもある。

 今年9月の国有化で購入を断念した尖閣諸島問題。約15億円集まった寄付金について石原氏は、島々の利活用のため基金化し次期政権に託す考えを表明、事務方は都議会への基金化条例提出の準備を進めている。

 担当者は「寄付者の思いを受け止めるには基金にしなければならない」と話す一方で「新知事の判断も尊重せざるを得ない。ないとは思うがすべて返金するなどと言い出したらどうなるのか」と不安も口にする。

 来年9月の開催都市決定に向けて進む2020年五輪招致活動も、招致関係者は「既にオールジャパンで活動が進んでいるなか、『反対』の声が出ると機運に影響しかねない」と候補者のスタンスを危惧する。

 前任者への批判で、決着済みの問題の“寝た子を起こす”事態も想定される。

 都議会で関連予算が可決され事実上決定した築地市場(中央区)の移転だが、採決時に最大会派の民主党から11人の造反が出た。移転先の江東区豊洲で検出された有害物質に対する不安の声を背景としたものだが、都は無害化の土壌改良工事を行っている。

 都水産物卸売業者協会の伊藤裕康会長は「賛否はあったが移転は決めたこと。いかにいい新市場にするか行政と協議も進めており、変更はあり得ない」と否定するが、土壌工事の効果を疑問視し現地再整備を主張する声も消えてはいない。

 石原都政最大の失敗ともいわれる新銀行東京もやり玉に挙がる可能性がある。

 中小企業救済を目的に設立、出資したが累積赤字は最大1千億円超に。平成21年度から3期連続で黒字を計上しているものの再建途上だ。都庁OBは「利子補給などを行う都の融資制度でも補えるのではといった批判が出る可能性はある」と話す。

 ある都職員は「さまざまな政策を議論してほしいが、経緯や実現性も考慮してほしい」と話している。
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石原都知事辞任、築地市場移転問題の再検証を。築地市場移転問題勉強会実行委員会ホームページ

2012-11-04 20:16:18 | 築地を守る、築地市場現在地再整備
 石原都知事が匙を投げ出した築地市場の移転。

 今こそ、再検証し、現在地での再整備を実現していきたいものです。

 公開の場で、検証を行うシンポジウムが企画されています。

 以下、情報が入手できるサイトです。

 注目して行きたいと思います。

http://www.facebook.com/tsukijiitenmondai.benkyoukai.jikkouiinkai
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土壌汚染地購入のための違法な支出金の返還をもとめる裁判、都を違法とするゆえん。

2012-11-03 23:00:00 | 築地を守る、築地市場現在地再整備
 では、東京都のどこが違法か。

 以下は、11月5日13時45分開廷の法廷での焦点のひとつ、東京都が、土壌汚染地購入のための行った違法な支出金の返還をもとめる裁判における私たち都民のひとりからの陳述書です。


*****陳述書******

第1 朝日新聞のスクープ記事と東京都の事実に反する答弁

   私が、築地問題に関心を持ったのは平成19年の都知事選挙がきっかけでした。オリンピック招致を理由の公共事業優先、福祉の後退など、石原都政への批判が高まっていました。石原都知事任期中ではありませんでしたが、子育て中は、保育園での保育士の配置の削減など、美濃部都政の財産が切り崩されていくのが実感としてありましたので、家族の生活に責任を負う者として、都政を監視しなければならないと思ったのです。

選挙後は、継続的に都政を検証しようという、市民の会が自然発生的に立ち上がり、オリンピック招致を検証し始めました。その中に築地の移転問題があったのです。特に、土壌汚染の問題は深刻だと思っていました。

私は、平成22年1月5日の朝日新聞の記事によって、豊洲移転予定地の購入の全体像とその問題点を知りました。

この記事には、東京都が豊洲の土地について、土壌汚染の費用を負担し、汚染者である東京ガスに請求できない事実が書かれていました。私は、これを見て、移転そのものだけではなく、予定地の購入についても、都の財産の切り崩しのような重大な問題があるのではないかと考え、東京都に対し、住民監査請求をすることにしました。

この朝日新聞の記事は、朝刊一面に掲載されたスクープ記事でした。つまり、一般の人は、このような事実を知らず、かつ報道する価値があると考えたからこそ、報道機関である朝日新聞は朝刊一面に掲載したのです。被告が主張するように、一般の人が通常の注意を払えば知ることができる程度のことであれば、そもそも新聞記事にはならなかったと思います。

ところが、監査委員は、土地の売買から1年を経過していて、正当な理由がないとして、私たちの監査請求を却下しました。この監査委員の判断は間違っていると思います。

まず、監査委員は、豊洲の移転予定地を東京都が購入したこと自体は東京都が委員会に報告しているから、この報告がホームページ等で閲覧可能となった時点で、市民が監査請求することができたのだ、といいます。

確かに、東京都は平成18年3月17日の東京都議会経済・港湾委員会において豊洲の移転予定地を購入したことを報告しています。しかし、東京都は、この委員会を含めた各種委員会で、東京都が土壌汚染の処理の負担をしないという内容の虚偽の答弁をし続けていましたし、不動産鑑定依頼に際しても、東京ガスが土壌汚染を除去する義務を負担しているという前提で依頼をすることで、事実を隠ぺいしていました。この東京都による事実の隠ぺいについては第2で詳述しますが、そのような隠ぺいがあったからこそ、私は、土壌汚染があるということを考慮しない価格で東京都が土地を購入しても、特段の問題はないと思い、問題を見抜けなかったのです。

ところが、平成22年1月5日の朝日新聞の報道では、東京都が汚染対策費用を負担するということになっていました。私は、この朝日新聞の報道で関係資料と全体像が分かって初めて、東京都が豊洲の移転予定地を、土壌汚染を考慮しない、違法な価格で買ったものだと分かったのです。



第2 東京都の事実の隠ぺいについて

 1 都議会各委員会のホームページで知り得た情報

経済港湾委員会や予算特別委員会の委員を務めた議員に聞いたところ、土地の購入に関する各委員会への報告は、ホームページ上では委員会の速記録でしか確認できないそうです。また、購入に関する資料、財産価格審議会の議案書や契約書は、委員や委員会が請求しなければ委員も見ることができませんし、資料がホームページに掲載されるわけでもないそうです。委員会で委員が資料を請求して質問しているかどうかまでは、速記録からは読みとれません。つまり、委員会において問題意識をもった委員が資料を請求して的確な質問をしない限り、一般の都民がホームページ上で速記録を見たとしても、購入に問題が発生しているかどうかを知ることはできないのです。

この度の移転予定地購入についても、委員会の速記録で内容を確認した限りでは、汚染が除去されるように読み取れますので、汚染無しの価格で土地を購入したことを問題視することには繋がらりません。

すなわち、平成18年12月12日経済港湾委員会において東京都は、「東京ガスは、環境確保条例に基づく土壌汚染対策に沿って、汚染土壌処理基準以下になるように処理をおこなっておりますが、測定できないごく微量な物質が残留する可能性はございます。」と発言しています。この議事録を見れば、測定できる汚染は除去されると受け取るのが当然です。土壌汚染対策法の環境基準を超えた汚染は全て測定できる汚染ですから、環境基準を超えた汚染は除去されていると解釈されます。

また、平成18年10月25日公営企業会計決算特別委員会の速記録は、「東京都が工事をした場合に東京ガスの操業に基づく汚染物質等が発見された場合につきましては、契約書の文言は今不確かではございますが、東京ガスが処理するという了解は得てございます。」と記述されています。つまり、仮に汚染が残置されていたとしても東京ガスが除去することになっていますから、基準以上の汚染を除去した上で、更に用心深く汚染処理対策を考えているのだと受けとめることになります。

   このように、ホームページ上で委員会の速記録を見る限り、汚染は問題無く処理されることになっています。各委員会における東京都の答弁のとおりに汚染が除去されるであれば、土地の購入価格が不当に高いとまでは言えません。以上を踏まえますと、各委員会の速記録をホームページで見た時点で、一般人である都民に対して、東京都の答弁を虚偽だとして監査請求するように求めることはあまりにも酷だと思います。



 2 財産価格審議会議案書等で知り得た情報

次に、仮に委員が財産価格審議会の議案書や不動産鑑定評価書などの土地購入資料を入手した場合、一般人である都民がどこまで情報を知り得たかを整理します。

各報告書等における土壌汚染の条件は次のようになっています。



不動産鑑定報告書(平成17年10月25日)
「土壌汚染の蓋然性がありますが、依頼者(東京都)によれば、東京ガス(株)が土壌汚染を除去する義務を負担しているとのことです。よって、依頼者のご指示により、本鑑定評価では汚染土壌除去後の対象地の価格を求めます。」



財産価格審議会議案書(平成18年1月20日)
「【土壌汚染の有無】土壌汚染調査の結果、土壌汚染対策法に定める汚染物質(シアン化合物)の存在が判明した。しかし、土壌汚染対策については、「豊洲地区開発事業に係る合意にあたっての確認」事項により、従前の所有者が処理対策を実施することとなっている。本件土地については従前の所有者である東京ガス(株)が、平成18年3月までに汚染物質を掘削除去することとなっているため、評価にあたって土壌汚染対策に係わる要因を考慮外とした。」



財産価格審議会議案書(平成18年11月10日)
「土壌汚染が発見された場合には、従前の所有者(仮換地前の所有者:東京ガス(株))が処理対策を実施することになっているため、土壌汚染は存しない更地として評価する。なお、土壌汚染調査の結果、土壌汚染対策法に定める汚染物質(シアン化合物、ベンゼンなど)の存在が判明したが、既に条例に基づく適切な処理対策が実施され、その作業は完了しており、現在汚染物質は存在しない。」



以上の3件の資料を読めば、「土壌汚染が発見された場合には、従前の所有者(仮換地前の所有者:東京ガス(株))が処理対策を実施する」、「東京ガス(株)が、平成18年3月までに汚染物質を掘削除去」し「現在汚染物質は存在しない。」と理解されます。仮に委員がこれらの資料を請求して事前に読んだとしても、汚染は処理され購入価格に問題があると気付くことはないと考えます。したがって、速記録に残る的確な質問は難しく、結果、一般都民も問題に気付くことはなかったと思います。また、もし一般人である都民が上記3件の資料を見たとしても、汚染が除去されるのであれば購入価格を不当とまでは考えないのが当然だと思います。

しかし、これら説明された事実関係は全く違っていました。東京都は土地購入以前に東京ガスとの間で、委員会速記録や不動産鑑定書、財産価格審議会議案書の汚染条件に記されていることとは異なる内容の約束を取り交わしていました。それが、平成17年5月31日の「豊洲地区用地の土壌処理に関する確認書」(以下、「平成17年確認書」といいます。)です。  

平成17年確認書は、汚染処理について、「都民の健康と安全を確保する環境に関する条例」に基づき「汚染拡散防止計画書」どおりで良いとする内容でした。拡散防止とは、覆土などで汚染の飛散を防止することも含みます。一部追加の対策(操業地盤面から2mまでは環境基準を超えた部分の対策を行う)を東京ガス側が行うとされたものの、環境基準を超える大量の汚染を同社が残置することを東京都が認めた内容でした。この平成17年確認書によると、残置汚染の除去責任を東京ガスが負っていないことは明らかです。これこそが隠ぺいされた事実です。そして、事実とは異なる汚染処理条件が各委員会に報告されてきたのです。

私はこの平成17年確認書の概要を平成22年1月5日の朝日新聞の記事で初めて知りました。その記事には「処理後に汚染が見つかった場合の処理や費用負担を同社に義務づける条項はなかった」と記されていました。

東京都は、平成17年確認書についても、事実とは異なる報告をしています。経済・港湾委員会(平成19年6月21日)において、後藤新市場建設調整担当部長は、「東京都は平成17年5月、東京ガス(株)との間で、処理基準を超える操業由来の汚染土壌について、同社が適切に処理を行うという内容の確認書を取り交わしております。」と発言しています。この発言から環境基準を大幅に超える汚染がそのまま残されるとは、一般人に想像もできません。ここまで堂々と事実と異なる汚染処理条件を提示されれば、一般都民としてはこれを見破り、情報開示に至ることはできません。私もこの平成17年確認書に問題があることまではわかりませんでした。東京都が事実を隠ぺいしたり、虚偽の議案書を作成したりすることまでは想定していませんでした。

このような隠ぺい工作を重ねておきながら、委員会の速記録がホームページ等で閲覧できるようになった平成18年5月から開示請求をすることができたことを理由に、正当な理由がないと東京都は主張しています。しかし、この主張は、東京都が都議会各委員会で報告したことをすべて虚偽だと疑って関係資料を全部情報開示請求することを求めているに等しいもので、信義に反し、不合理だと言わざるを得ません。

東京都を除く46道府県、14政令都市が2006年当時すでにA4用紙一枚あたりのコピー代を10円にしていましたが、東京都は、いまだに情報開示請求にかかるコピー代を、A4用紙一枚あたり20円請求します。築地市場移転問題に関する土壌汚染報告書のコピー代の概算金額は100万円程度であると告げられたこともあります。

各種委員会の速記録だけでは到底、土壌汚染のある土地の購入価格が不当であることはわからないのに、市民に膨大な出費及び労力を要求することを前提とする東京都の態度は、地方自治に民主主義を求める手段としての住民監査請求を否定するもので、到底受け入れがたいものです。



第3 相当な期間内に監査請求をしたことについて

東京都は、私たちのした監査請求が相当な期間内にされたものでないから不適法であると主張しています。しかし、私たちが平成22年1月5日に朝日新聞のスクープを見てから、監査請求をするまでの期間は、監査請求するか否かを判断するために必要最小限の時間でした。

まず、私たちは、この朝日新聞のスクープ記事が出た当日、即座に、①覚書(平成13年2月21日締結)、②築地市場の豊洲移転に関する東京都と東京ガスとの基本合意(平成13年7月6日締結)、③平成17年確認書を含む10件の情報開示請求を行いました。朝日新聞のスクープ記事に書かれていることをもっと詳細に調べるためです。記事の内容からして、住民監査請求すべきだと感じましたから、監査請求の審査に耐える資料や証拠資料を集め、精査するつもりでした。

この情報開示請求にかかる情報がすべて開示されたのは、平成22年2月12日です。新聞記事の報道から既に40日近く経っていました。この他、平成22年1月13日にも情報開示請求をし、その開示は平成22年2月25日でした。開示資料を精査する中で、市場用地取得と土地区画整理事業が一体のものであり、それに関する資料の収集が必要であることに気付き、同年2月11日に追加で開示請求したところ、開示されたのは3月24日で、これらが揃うまで約80日かかっています。

開示請求した資料は膨大な量になりました。私は、一級建築士として仕事をしておりますが、多少の専門的知識があっても、これらの資料を読み解くのには大変時間がかかりました。開示資料を読み解くばかりでは無く、朝日新聞で指摘されていた、ベンゼンの表層ガスが検知されながら、土壌の採取がおこなわれなかった地点のプロット図の作成や、13年指針の調査で行われた対策工事の範囲と、15年指針で調査した場合の汚染の範囲の比較図の作成なども行いました。また、社団法人日本不動産鑑定協会から「土壌汚染に関わる不動産鑑定評価上の運用指針」を入手し、本来土壌汚染がどう評価されるべきかについても調べました。さらに、東京都環境局、中央卸売市場を訪ね、都の見解も確認しました。それらを総合し、やっとの思いで、東京都による豊洲の市場移転予定地の売買が不当に高い金額で土地を買い受けたものであることを突き止め、同年4月1日に監査請求をしたのです。その間の所要は87日間でしたが、関係資料の分量の多さや内容の濃さから言って、これ以上短期間でまとめ上げるのは不可能でした。監査請求の対象となっている豊洲の移転予定地の売買は、金額が大きいですので、判断は慎重にしなければなりません。加えて、築地市場移転問題は、東京都の行政全体の中でも巨大なプロジェクトですので、そのプロジェクト全体を俯瞰して、売買の妥当性を考えなくてはならないという側面もあります。

東京都情報公開条例によれば、開示の決定期間は60日まで延長できます。60日延長は稀なことではなく、東京都以外のものの情報があった場合、意見を聞くなど、または個人情報をマスキングするのに時間がかかるなど、様々な理由で60日延長は行われます。今回のように資料が膨大になれば、それだけ時間がかかることも多いのです。被告は監査請求までの期間は60日が相当としていますが、それでは情報開示だけで、監査請求の期間を失してしまうという状況も生まれることになります。監査される側が開示期間を決定するのですから、監査請求が60日という期間が前例になれば、実質的に監査請求はできないことになります。これは著しく不合理ではないでしょうか。

東京都の情報開示制度や住民監査請求は、地方自治が住民の意思に基づいて行われるという地方自治の本旨を全うするために認められた住民の権利です。今回の監査請求が相当な期間内になされなかったというならば、この情報開示制度や住民監査請求は、どんな能力を持った市民を想定しているのでしょうか。

私たちは、可能な限り急いで住民監査請求をしました。住民監査請求をするまでにかかった時間は、監査請求するか否かを判断するための必要最小限のものです。

  

以 上

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