立夏

　５日はこどもの日。また五節句のひとつ端午の節句です。ひな祭りの女の子の桃の節句に対して男児の健やかな成長を願う節句です。立身出世を願い鯉のぼりを掲げ、強くたくましく育つように武者人形を飾る風習がありますね。「こどもの日」は1948年（昭和23年）に制定された国民の祝日で、こどもの人格を重んじ、こどもの幸せを図るとともに、母に感謝する日と規定されています。

　そして暦の二十四節気の立夏でもあります。暦便覧に「夏が立つがゆへ也」とあるように、暦の上ではこの日から夏が始まります。まさに暦通りに各地で気温が上がっているようで、東京は昼過ぎに都心で２８度を超え今年一番の暑さになりました。新緑が目にまぶしく、カエルが鳴き始めるのもこの頃です。白子川の遊歩道ではアヤメの花が咲きだし、夏の訪れを告げています。いつもならこの頃がちょうど見ごろな藤の花は今年は早く咲いたのでもう終わりです。まだ本格的な暑さは先になりますが、梅雨の季節も近くなります。鬱陶しい梅雨は好きではありませんが、高温、多湿はコロナウィルスが苦手とするという説もあり、今年は早く来ないかと期待もあります。