都議選投票日の2日は、暦の雑節の半夏生にあたります。今では写真のドクダミ科の植物半夏生が知られていますが、本来はこの日は半夏生ず(はんげしょうず)といって「天地に毒気が満ち、毒草(半夏)が生える」として忌み嫌われた日です。そして天から毒気が降るため、この日は井戸には蓋をしなければならないとか、地が毒気を含むのでタケノコ、ワラビ、野菜を食べてはならない、作物の種を播いてはならないといった禁忌があるのです。ここでいう毒草とはカラスビシャクという田畑に生えるサトイモ科の小さな多年草のことで、半夏生とは全く見かけからなにまで違いますが、毒というより薬草です。でも頂に暗紫色の仏焔苞(ぶつえんほう)に包まれた肉穂花序をつける一見不気味な怪しげな姿が毒気に見えたのかもしれません。
暦はもともと中国から伝わったもので、一年を春夏秋冬の四季に分けそれをさらに6つに分けた24の期間を示すのが二十四節気ですが、日本の気候とは合わない時期もあるため、それを補足するため日本の旧暦では「雑節〕と呼ばれる季節の区分けを採りいれたのだそうです。雑節には土用、八十八夜、入梅、半夏生、二百十日などがあり、聞いたことのあるものばかりですね。半夏生は上にあげた意味のほかに、農家にとっては大事な節目の日だそうで、「この日までに畑仕事を終える」「水稲の田植えを終える」目安だといいます。今見ている半夏生の花はちょうどこのころ咲くことから名づけられたみたいで、葉の半分が白くなるので「半化粧」「片白草」などとも呼ばれています。
暦はもともと中国から伝わったもので、一年を春夏秋冬の四季に分けそれをさらに6つに分けた24の期間を示すのが二十四節気ですが、日本の気候とは合わない時期もあるため、それを補足するため日本の旧暦では「雑節〕と呼ばれる季節の区分けを採りいれたのだそうです。雑節には土用、八十八夜、入梅、半夏生、二百十日などがあり、聞いたことのあるものばかりですね。半夏生は上にあげた意味のほかに、農家にとっては大事な節目の日だそうで、「この日までに畑仕事を終える」「水稲の田植えを終える」目安だといいます。今見ている半夏生の花はちょうどこのころ咲くことから名づけられたみたいで、葉の半分が白くなるので「半化粧」「片白草」などとも呼ばれています。