寒空に赤いカーテンのよう

　今日から１１月です。あっという間に今年も残すところ６０日余になりました。寒い日が続いています。澄みきった青い空に、ポカポカの陽気の秋はあまり感じないままに急に冬になったみたいですねえ。最低気温が１０度を切り、日中も気温が上がらず１２月のような天気がこの２，３日続いていた東京ですが、今日も寒い一日です。今日は「炉開き」だそうです。冬になって炉や炬燵など暖房器具を使い始めることで、炬燵開きともいいます。暖房が必要だなと思う時の目安は、気温が１０度を下回った時だそうですから、ストーブや炬燵を出したり、冷房に使っていたエアコンを暖房にしたりという人も多かったでしょう。

　今日は朝から冷たい雨が降ってましたが、こちらでは午前中に上がり、日中は日差しもあるといった天気でした。日は照っても気温は１６度ちょっとですから、秋とは思えないですね。近くの小さな公園には赤いカーテンのようなピラカンサがいっぱい。ピラカンサとは、バラ科のトキワサンザシ属の種類の総称で、トキワサンザシのほかにタチバナモドキ、カザンデマリが栽培されているそうですが、植え込みなどでよく目にするのは真っ赤な実がたわわに実るトキワサンザシですかね。葉の緑とのコントラストがきれいです。こんなにいっぱいあるのに、鳥が食べている姿を見ることはあまりありません。もっと寒くなって、よほど食べるものがなくなるとついばむそうですが、何故かと思ったら実には毒があるんだそうです。