アル中(歩中)オジさんのフォト日記

 散歩中の出来事などを中心に写真とともに日記風に綴ったものです。

明日は小寒…でももうウメほころぶ

2015-01-05 15:58:01 | Weblog
 仕事始めの5日、年末から年始にかけて続いている寒波もいく分緩み、東京も久しぶりに最高気温が10度を上回り穏やかな一日でした。明日は雨が予想されていますが気温はそれほど下がらないそうですが、二十四節気の小寒にあたり厳しい寒さはこれからが正念場。まだまだ寒い日が続きますが、今日の散歩で訪れた公園ではウメの花がほころび始めていました。どこの公園にも一本や二本、早咲きのウメの木がありますが、こんな寒さでは今年はまだだろうと思っていたのに、しっかり咲き出した花には正直びっくり。自然の力強さというか、プログラムされた通りに狂いもなくことが進むのに改めて驚嘆します。

 まだ咲き始めですからほんのわずか開いているだけですので、あの独特の馥郁とした香り辺りに漂ってというわけにはいきませんが、枯れ木だらけの中に可憐な花をつける木があるとそこだけ季節を先取りしているようで、ひとしきり寒さを忘れますね。現代では花見といえばサクラを指すのが普通ですが、奈良時代は花見と言えばウメだったといいます。平安時代の碩学者菅原道真がこよなく愛でたのがウメで、道真およびその神格化である学問の神天神さまではウメの花がシンボルになっています。

 寒いこの時期に歩いていていつも浮かぶのが吉永小百合さんの歌った「寒い朝」です。北風吹きぬく 寒い朝も 心ひとつで暖かくなる 清らかに咲いた可憐な花を みどりの髪にかざして今日も…いまでも好きな歌ですが、ずいぶん昔の1962年にリリースされた吉永さんのデビュー曲だったのを知る人も少なくなったことでしょう。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする