アル中(歩中)オジさんのフォト日記

 散歩中の出来事などを中心に写真とともに日記風に綴ったものです。

零戦設計の堀越二郎の生涯 第二章

2014-02-10 16:19:35 | Weblog
 宮崎駿監督のアニメ「風たちぬ」でも話題を呼んだ零戦の設計者として知られる堀越二郎さんの生涯を紹介する企画展の第二章が、所沢市・航空記念公園の航空発祥記念館で期間を延長して4月26日まで開催されています。堀越さんの生誕110年にあたる昨年、新たに発見された数々の資料を展示する生涯展が6月から9月まで同記念館で開催されました。現存する唯一の飛行可能な零戦の機体もアメリカの博物館から借り受けて展示され大きな話題を集めましたが、寄贈された資料が多く一度では展示しきれなかったため新しい資料も加えて延長することになったそうです。

 展示会では、東大、三菱重工と歩み理想の機体を製作すべく勢力を傾けた堀越さんの設計上の工夫の軌跡をたどり、あまり語られることの少なかった人間像に迫る資料がぎっしりで、航空発展期における航空技術者の実像が余すところなく描かれています。第二章の主な展示品としては零戦の機体図、当時の海軍の極秘資料、氏の愛用した手帳や計算尺、直筆の原稿、未来会の図面、幻の戦闘機・烈風のパーツ図、零戦などのプラモデルなど航空フアンには興味深いものばかり。

 烈風は零戦の後継機として試作機が8機作られたものの、生産型1号機の完成直前に終戦を迎えたため現存機はなく幻の戦闘機といわれます。今回はコンピューターを利用した拡張現実AR技術とコンピューターグラフィックをコラボして、実物大の烈風の機体を画面上に再現する試みも実施されており、幻の機体が仮想現実で蘇ります。同記念館は月曜休館で、入場料は大人500円です。
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