What Me Worry? カーモデル製作記

気の向くままに、のんびりと

レッドクリフ (映画:2008,2009)

2013年04月20日 14時42分00秒 | 映画
「レッドクリフ PartI」と「PartII-未来への最終決戦-」です。以前、実家に帰省していたときにダイジェスト版をテレビ放映していたものをちょっとだけ観て気になっていたので、wowowの一挙放送であらためて観ることにしました。

内容は「三国志」の「赤壁の戦い」ですから、面白いですがちょっと大げさというかマンガっぽい感じがするのはしょうがない。監督もジョン・ウーですからね。

三国志は有名ですが、個人的な知識は中途半端。子供の頃に見たNHKの人形劇三国志は登場人物の記憶はあるけれどストーリーはうろ覚え。マンガの三国志は横山光輝の作品を読みましたが、長編だし、ひたすら殺し合いが続くのに飽きちゃって赤壁の戦いの直前まで読んだのに途中挫折。

関羽や張飛が人形三国志のイメージとほぼ同じなのは笑いそうになっちゃいましたが、それぞれのキャラクターはしっかりしていて、ドキドキもほどよく楽しめました。

ちょっと大げさですが、映像の美しさも作品のイメージに合っています。合戦シーンの戦略部分は大切ですが、流血シーンが多すぎるかな?この辺をまとめて、前後編合わせて一本・3時間くらいにまとめたらもっと良かったのに。

ただし飽きずに見ることはできたから、映画として面白かったです。

関羽や劉備など、登場人物名の中国語発音が日本語に近いのはちょっと驚きましたね。「全速前進」もほとんど日本語と同じに聞こえました。これも面白い。(字幕は「全速で前進せよ」みたいな文章でしたけど)

このレビューを書くために「関羽」で検索したら、2番目に出てくる「画像検索」の結果が露出の高いセーラー服だらけなんですが、三国志ファンは平気なのかな(^_^;)

(ジャンル:映画) 2013年:(33)(34)

マーズ・アタック! (映画:1996)

2013年04月20日 14時04分59秒 | 映画
テレビ放送されたものを何度か観ていたのですが、すべて途中から。なぜだろう?最初から観るのは初めてになります。

あちこちのレビューに書かれていますが、キャストの豪華さは半端じゃないです。
しかも内容は思い切りB級なので、このアンバランスさがすごい。

特にジャック・ニコルソンは大統領だけかと思っていたら、不動産王のアート・ランドとの一人二役。「どこかで見たことある顔だな。インパクトすごい。」と思っていましたが気付きませんでした。大げさなファッションと動きがピッタリとはまっていて異様に濃いキャラです。使い分け方がすごいね。

政府や軍人、リベラル派やマスコミなど、全部が宇宙人の前では何の力も発揮できない。そのまぬけ度合いも宇宙人の非情具合もサラッと表現しているので余計にリアルです。

この手の内容は余計な主張が入ると全然面白くなくなるんだよね。この作品は色々な映画のオマージュが入っているけれど、それを強烈なビジュアルのフィルターをかけてポンとまとめてしまってる。
宇宙人のセリフはほとんど意味不明だけれど、これは説明しちゃダメでしょうね。

ティム・バートンの映画は特に大好きというわけではないけれど、この強烈さは他にはない魅力。これだけのキャストを集められるのは、やはり監督しての魅力が俳優を惹きつけるんでしょうね。

個人的にはやっぱりナタリー・ポートマンが可愛い! 「レオン」のわずか2年後ですがずいぶん成長したなという感じ。ふてくされた態度の役ですが、それでも十分素敵です。

キャストの豪華さばかり注目されるけれど、ただ集めただけじゃなくその使い方が上手い。こんな作品は今後はなかなか現れないかもしれませんね。

(ジャンル:映画) 2013年:(32)