What Me Worry? カーモデル製作記

気の向くままに、のんびりと

マーズ・アタック! (映画:1996)

2013年04月20日 14時04分59秒 | 映画
テレビ放送されたものを何度か観ていたのですが、すべて途中から。なぜだろう?最初から観るのは初めてになります。

あちこちのレビューに書かれていますが、キャストの豪華さは半端じゃないです。
しかも内容は思い切りB級なので、このアンバランスさがすごい。

特にジャック・ニコルソンは大統領だけかと思っていたら、不動産王のアート・ランドとの一人二役。「どこかで見たことある顔だな。インパクトすごい。」と思っていましたが気付きませんでした。大げさなファッションと動きがピッタリとはまっていて異様に濃いキャラです。使い分け方がすごいね。

政府や軍人、リベラル派やマスコミなど、全部が宇宙人の前では何の力も発揮できない。そのまぬけ度合いも宇宙人の非情具合もサラッと表現しているので余計にリアルです。

この手の内容は余計な主張が入ると全然面白くなくなるんだよね。この作品は色々な映画のオマージュが入っているけれど、それを強烈なビジュアルのフィルターをかけてポンとまとめてしまってる。
宇宙人のセリフはほとんど意味不明だけれど、これは説明しちゃダメでしょうね。

ティム・バートンの映画は特に大好きというわけではないけれど、この強烈さは他にはない魅力。これだけのキャストを集められるのは、やはり監督しての魅力が俳優を惹きつけるんでしょうね。

個人的にはやっぱりナタリー・ポートマンが可愛い! 「レオン」のわずか2年後ですがずいぶん成長したなという感じ。ふてくされた態度の役ですが、それでも十分素敵です。

キャストの豪華さばかり注目されるけれど、ただ集めただけじゃなくその使い方が上手い。こんな作品は今後はなかなか現れないかもしれませんね。

(ジャンル:映画) 2013年:(32)


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