日々の泡盛(フランス編)

フランス在住、40代サラリーマンのどうってことない日常。

リアルライフ

2015-01-12 22:32:32 | パリ右岸
新年も始まって早々の先週の水曜から続いた、悪夢のような3日間で
目が覚めてしまった。水曜の午前終わりに起こった、シャルリ・エブドの
編集部襲撃事件。翌木曜の朝、パリ南郊の銃撃事件、そして金曜の
パリ北部と、バンセンヌで同時に起きた籠城事件。テロリストたちは殺され、
またその犠牲になった一般市民も14人命を落とした。

それでも日々の生活は続く。人生も続いていく。
改めて自分が人々や宗教や民族の間の緊張の中で暮らしていることを思う。

いつか好きだった、ウッディ・アレンの映画「カイロの紫のバラ」の中の
せりふを思い出す。夢見がちな、空想に世界に逃避するようなヒロインが
最後のほうで口走るせりふがある。「現実は汚いのよ」と。
ただそれは、現実に対して捨てばちになっているとか、そういうんじゃない。

現実の世界がきれいごとじゃないことを自覚して、それでも
やり過ごしていかないといけないことを悟ったセリフなのだ。

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