日々の泡盛(フランス編)

フランス在住、40代サラリーマンのどうってことない日常。

こどもの未来

2013-04-12 22:31:04 | パリ右岸
今週は何度かメトロに乗る機会があったのだが、以前に比べて
メトロの浮浪者や乞食や物乞いの数が増えているような気がした。

仕事の関係でレピュブリック広場近くに行く。とぼとぼ歩いていると
街角に路上生活者のテントがあった。こんなところでテントで生活
しているんだ、と思いながら横を通ると、テントの中で一生懸命
シーツを畳んでいる少年の姿が目に入った。東欧のジプシー系の
まだ、10歳ぐらいの子供だ。
通り過ぎながらテントの中を見ると、小さなウサギのぬいぐるみが置かれてあった。
ああ、こんな路上でテントを張って親とくらしているけど、やっぱり
普通の子供のようにぬいぐるみで遊んだりするんだ。
こんな生活の記憶は彼が大人になったときどんな風に残るんだろうか?
とぼんやり考えた。

レピュブリック広場は相変わらずひっきりなしに
人が行きかっていてたくさんいる路上生活者の中の一つにしか過ぎない
テントなんて誰も気にしないようだ。

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