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日々の泡盛(フランス編)

フランス在住、40代サラリーマンのどうってことない日常。

さまざまな人生

2010-01-11 22:55:57 | 東京
海外で働くために先月会社を辞めた元同僚からメールが届いていた。
就職前の一休みの時期に自由旅行で、今、ラオスと中国の国境地帯に
いるらしい。8時間、砂利道をミニバンに揺られて走ったと書かれていた。
ラオスの国境なんて、想像できないな。一体どんな場所なんだろう。

大学院の新年会のためのメールで、出席できないメールが何通か来ていた。
そのうち一通は、脳梗塞のため身体障害者になってしまったゼミ生からのもので
新年会には出席できるけれど、食事にいろいろ制限がある、というものだった。
僕はそのゼミ生のことを知らないので、何歳で、どんな人なのかまったく
分からないのだが、ちょっと頭を殴られたような気分。

22時過ぎに西荻駅に戻ってくると、いつもワインを買っていた
駅構内のワインショップが今月中旬に閉店してしまうとの告知。
じゃあ、どこでスペインワイン買えばいいんだよ、と思いつつ家路をたどる。
ふと何年か前に夏に訪れたアビニョンの演劇フェスティバルのことを思い出す。
夏の夕暮れ、泊まっていたアビニョン郊外のホテルを抜け出すと、
国道沿いの芝生の広がったグランドとか、おじさんがベランダでじっと
外の様子を眺めているアパートとか、プロバンスの夏の夕暮れを思い出す。
あの頃はよかったなあ。

家に戻って、ユーミンの曲を聞いてみる。歌詞の中に「さまざまな人生」
というフレーズが出てきて、まさにそうだなあ、などと納得。
僕は僕の人生を生きるしかなく、他人の人生を生きることができないのだが、
これからどんな人生が待っているのか、まだそれは分からない。
でも僕と他人が同じではないのと同じように、僕の人生と他人の人生も
違うのだ。当たり前のことだが。

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