日々の泡盛(フランス編)

フランス在住、40代サラリーマンのどうってことない日常。

ポンピドーセンター界隈~ビッグ・バン

2005-09-21 11:20:48 | パリ右岸
最近、ポンピドーセンターの年会員になり
フリーパスを取得。早速、フリーパスの特典を利用すべく、
ポンピドーセンターで開催中のエクスポ
「BIG BANG」を見に行く。

それは企画展と常設展の中間のようなエクスポだ。
まあ企画展なんだろうけど。要は、
ポンピドーセンターが持つ膨大な数の
コレクションを倉庫から一斉に外に出し、
数々のテーマに沿って、再編成、再構築したもの。
通常だと、ポンピドーセンターの常設展は
作家別に、部屋ごとに分かれての展示だと思うが、
このエクスポでは、「破壊」「再構築」「透明性」
「戦争」「性」などおびただしい数のテーマが
設定され、そのテーマを共有する様々な作品群が
一緒くたに展示されているのだ。

最初は真剣に見ていたのだけれど、そのうち
なんか頭がくらくらしてきた。テーマ「セックス」
の部屋なんて、作品見ていたら、馬鹿馬鹿しくなってきて
思わず一人で笑ってしまった。「これがアートかよ!」って。
そうそう、現代アートって実は、「馬鹿馬鹿しいもの」なのだ。
芸術の崇高性とバカっぽさは紙一重。
とはあくまでも僕の定義だが。

会社でバンビが、ブルーというか水色の美しい
シャツを着ていたので、「あ~、ブルー(BLEU)
が今日の色なんだ」と声をかけると、
「違う、違う。ブルーじゃなくて、この色は
ターコイス(TURQUOISE)よ」とピシと言われた。
で、ハタと思ったんだが、日本語で言うところの
「みずいろ」のフランス語に相当する単語は
BLEUではなく、TURQUOISE
(ターコイス、トルコ石色)なんだろうか? 
ブルーはもっと濃い青色をさす言葉なんだろうか?