春が近づいて

空の一角から　暖かな風が吹いてくると
待ちかねていたどきどきが
わたしの胸に入り込んでくる
まだあちこちに汚れた雪が残っていても
目に見えないほどの新しい息吹が
街の街路樹に漂っている

そう
目をつぶると
あんなに恋しかった時が
すぐそこに来ていると感じるの

コートを一枚脱ぎ捨てて
少し肌寒いと思っても
なんだか前に進んでみたくなる
やっぱり春っていいな

目をつぶると
恋しかった時の訪れに
ふるふると　部屋の空気も震えているのが
わかるのよ

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パステル。ハガキ大。また描いてみたくなってきた。どこにしまったんだろ。

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