Grrr! (Deluxe Edition) / The Rolling Stones (2012)
そういえばこれも買っていた、ストーンズ(The Rolling Stones)の2012年度版ベスト。かなり思い切ったジャケット・アートワークは賛否両論あったみたいだが、自分は素直に面白いと思ったけどな。というか最古参バンドがこういうポップな事をやるというのがストーンズらしいというか。新しいもの好きなので(多分ミックが)何にでも飛びつくフットワークの軽さイコール長寿の秘訣でもあるような気がする。
最近よくある様々なフォーマットでの発売(これには飛びつかないで欲しいのだが…)で、購入したのは3枚組50曲。50周年で出されたベストなので切りが良くていい。うち新曲は2曲。これもなかなか出来がいい。発表されてすぐに出回った文字のみのPVも、後からでた女優に無茶させてるPVもどちらもカッコ良かった。時代順に並んだ50曲は昔と違ってレーベルもまたがって出せるようになったのでまとまりがいい。その分年月に比して60年代の曲が多くなってしまうのは仕方のない所か。微に入り細に入り調べ上げる方ではないが、今回も編集違い曲(フェードアウトが長かったり、編集カットされてたり)がいくつかあるらしい。
今回の選曲で面白い所は3-4「Emotional Rescure」、3-8「She Was Hot」、3-9「Streets of Love」といった曲が選ばれているところ。3-4は以前にも選ばれた事があったし、昔からのファンなら、まぁ分かるところだけれど、3-8は少しびっくり。自分はこの曲が大好きだったので嬉しいが曲数の限られたベストに選ばれるとなるとやや微妙か。前回(2005-2006)のツアーで目玉曲だったので選ばれた側面があるのかな。これは3-9も同様。ただ、セールス的には近年のアルバムは多分しょぼくなっているだろうから選曲は難しいだろうな。80曲入りのスーパー・デラックス・エディションの方でも選ばれていない当確ラインすれすれの曲というと、
Hot Stuff (Black And Blue)
Hang Fire (Tattoo You)
One Hit (Dirty Work)
Rock And A Hard Place (Steel Wheels)
Out of Control (Bridges To Babylon)
といったところだろうか。現役最長のスーパー・バンドだけに万人に受け入れられるものを作るのは不可能だが。
それよりも何よりもこの3枚組、ファンの方だったらひっかかるのは曲順だろう。時代順に並んでいると思いきやあちこち「えっ?」という並びがあって気持ちが悪い。何らかの意図があったのか、それともただのうっかりなのか…。2-8「She's A Rainbow」、2-13「Rocks Off」、3-9「Streets of Love」…あんた達はここじゃないでしょっ!
中古店にて購入(¥1480)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます