ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Frame by Frame : The Essential King Crimson / King Crimson

2024年08月07日 | プログレッシヴ・ロック

Frame by Frame : The Essential King Crimson / King Crimson(1991)

1991年に発表されたキング・クリムゾン(King Crimson)のボックス・セット4枚組。邦題は「紅伝説」(笑)。古い作品なのでヴォリュームの割りに値付けが安く、いつも利用しているネット通販会社の送料を無料にするには打ってつけ。自分は後追いなのでこの盤は当時の雑誌広告しか覚えが無いが、Discipline期がひと段落してキャリアをまとめ上げた感じだったろうか。ライナー・ノーツ狙いで日本盤を購入してみた。

最初の3枚は時期(1969-1971、1972-1974,1981-1984)を分けたスタジオ録音曲の総括、最後の1枚はその間のライヴ演奏がまとめてある。すでに様々な過去音源を大量に発表しているクリムゾンなので、当時はともかく現在の視点では貴重なライヴ音源は無い模様。

フリップ翁(Robert Fripp)は1970年にバンドに参加していたゴードン・ハスケル(Gordon Haskell)が余程お嫌いだったのか、1-9ではヴォーカルをエイドリアン・ブリュー(Adrian Belew)に差し替えたヴァージョンを、1-12ではベースをトニー・レヴィン(Tony Levin)に差し替えたヴァージョンを収録するという”いけず”を発動している(笑)。自分はこの時期の音楽からクリムゾンを聴くようになったので馴染み深い曲が多く、充分楽しめた。

現在エイドリアンはトニー・レヴィン、スティーヴ・ヴァイ(Steve Vai)、ダニ―・ケアリー(Danny Carey、元Tool)と「BEAT」(フリップが命名)というバンドを組んで、80年代クリムゾン、つまりDiscipline期の楽曲を演奏するツアーを発表している。エイドリアンのヴォーカルがちょっと心配ではあるが、日本にも来るようだし楽しみにしていよう。

ネット・ショップにて購入(¥1,164)

  • Label ‏ : ‎ ヴァージン・ジャパン
  • ASIN ‏ : ‎ B006QT4A5A
  • Disc ‏ : ‎ 4

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