ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Bangkok Shocks, Saigon Shakes, Hanoi Rocks / Hanoi Rocks

2012年11月04日 | ハードロック・へヴィーメタル

Hanoi

Bangkok Shocks, Saigon Shakes, Hanoi Rocks / Hanoi Rocks (1981)

ハノイ・ロックス(Hanoi Rocks)のデビューアルバム。これは再発盤でジャケも黄色文字が加えられたりしてオリジナルではない。再発だけれど詳しいデータはなくリマスターもされているかどうかよく分からない。

内容と言えばもう「若い」としか言いようがない。いくつかの曲のクオリティーは正直デモ録音並。マイケル(Michael Monroe)のヴォーカルもひっくり返るところ多数で、よくこれを発売したなと別の意味で感心するくらいの出来。でもアンディ(Andy McCoy)の作る曲はキャッチーで完成度が高く、解散期に発売された名ライヴアルバム「All Those Wasted Years」においては曲の出来の良さが充分に発揮されていた。つまりこのクオリティーは制作側に難があったと言わざるを得ない部分が多々ある。ま、プロデュースはご当人達2人なんだけれど…。

発売当時は打込みのピコピコのサウンドが全盛で、こうしたいわゆるRock'n' Roll を下地とした音楽は正直メインストリームからは外れていたように思う。ルックスが良かったから認められた部分も確かにあっただろうが、後のガンズンローゼズ(Guns'n' Roses)がリスペクトを顕していたように女性だけでなく男性にもファンが多かった。メンバーの泥酔後の交通事故死などこのバンドもいわゆるロックンロール・ライフに巻き込まれ、これからという時に解散して残念だったが、上手い下手を気にさせない魅力が備わっていたいいバンドだった。

個人的には高校生の頃、ある友達から勧められたけれどそのルックスから大嫌いだった「ヘビメタ」じゃないかと決めつけてしっかり聴かなかった覚えがある。後に彼らの魅力を再確認したのはCCR(Creedence Clearwater Rivival)の「Up Around The Bent」のカヴァーを聴いて「おっ?」と思ってからだったから随分遅い。

ブックオフにて購入(¥250)

  • CD (1996/3/19)
  • Disc: 1
  • Format: Import, from US
  • Label: Geffen Gold Line Sp.
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