←27日に、広島で撮ってきた写真と、当時の記録写真とを比較させると、その悲惨さがよく分かります。
昨日、「広島・昭和20年8月6日」(TBS)にずーっと食い入るように観てましたよ、つい3日前に歩いたところの60年前の風景が再現されているわけですから、なんというか、ぞくっとしました。
前回の「さとうきび畑の唄」と同じスタッフで作っているということですが、それと同じくやはり深いテーマを持ち込んできましたね。朝鮮人差別問題。博物館でも、「連れ去られてきた多くの中国人・朝鮮人も犠牲になった」とやや強調するように書かれていました。
今も、日本に住んでいない被爆者に対しては十分な補償が受けられないでいる、という問題が大きく横たわっているのに、世間ではあまり大きく報じられてはいないです(私は長崎人ですから、地元では頻繁に聞いていたのですけどね)。もっとも、日本に住んでいる人でも十分に補償を受けられていないのが実態(中心地から10km離れたらダメだ、とか)でもありますが。
原爆を落とした張本人はアメリカでも、本来爆撃を受けなくて済んだ人たちが多数死傷した、という事実も、考えないといけないのかもしれませんね。
でも一番泣けたのは、最後に老人が涙ながらに話したの言葉ですよ、「犠牲になった人たちに対して、今は平和ですと本当に胸を張って言えますか?」